このページでは一眼カメラ用交換レンズ「RF24-70mm F2.8L IS USM」の情報を収集しています。
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データベース
レビュー
- DC.World
・ハンズオン
・レビュー(訳) - Dustin Abbott
(抄訳記事) - Mobile01
(抄訳記事) - Mobie01 比較
(抄訳記事) - The Digital Picture
- The Phoblographer
- フジヤカメラブログ
- 価格コム
レビュー/口コミ
参考サイト
購入早見表
レンズデータ
参考動画
関連レンズ
EFマウント
- EF24-70mm F2.8L II USM
- 24-70mm F2.8 DG OS HSM
- SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD
- SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2
- SP AF 28-75mm F/2.8 XR
- AT-X 24-70 F2.8 PRO FX
更新履歴
- 2020-08-12:「RF24-70mm F2.8 L IS USM」ファームウエア Version 1.0.7が公開されています。
- 2019-12-18:Lesnumeriquesがレビューを掲載しています。
- 2019-10-01:作例リンクを複数追加しました。
- 2019-08-28:正式発表されました。
- 2019-08-24:今月末登場と噂され始めています。
- 2019-08-08:そろそろ登場するかも(1か月以内)と噂され始めました。8月末に一眼レフカメラ登場の噂もあるので期待したいところですね。
- 2019-02-14:キヤノンがレンズの開発を発表しました。2019年内を予定しているとのこと。
- 2019-02-05:そろそろ登場しそうな雰囲気となってきたので専用ページを作成しました。ひとまず関連レンズと購入早見表(検索リンク)を設置。
海外の評価
Dustin Abbott
Dustin Abbott:Canon RF 24-70mm F2.8L IS Review
- レンズの紹介:
・これまでキヤノンレンズでF2.8と手ぶれ補正を両立した標準ズームは存在しなかった。
・EOS R5やR6と組み合わせることで最大8段分の補正効果を得ることが出来る。
・RF15-35mm F2.8LとRF70-200mm F2.8Lと組み合わせることで、汎用性の高い焦点距離をプログレードのレンズでカバーすることが可能だ。
・RFレンズではよくあることだが、価格は安くない。そして小さくもない「シグマルート」を採用している。このレンズもクラスで最も重く、高価である。 - ビルドクオリティ:
・ビルドクオリティは期待を裏切らないものだ。
・古いLレンズは防塵防滴のシーリングが一つ二つだが、それでも新品のように機能する。このレンズはさらに数多くのシーリングを採用している。
・前面と背面のレンズにフッ素コーティングを使用している。
・プロユースの使用に耐えられるように、頑丈で洗練された構造だ。
・耐衝撃性能を備え、外装はスレなどに強い。
・花形レンズフードはロックスイッチを備えた一般的なものだ。 - 携帯性:
・第一印象はRF15-35mm F2.8Lと同じく「大きなレンズ」である。
・ソニーGMよりも少し短いが、重量は最も重い。・ニコンZやキヤノンEF用は比較してわずかに軽い。
・キヤノンRFは唯一光学手ぶれ補正を搭載している点に留意する必要がある。 - 操作性:
・ズームリングは滑らかに動作する。70mm時には内筒が4cm伸びるが、操作に違和感は無い。バランス良好だ。
・ズームリングのロックスイッチがあるものの、必要と感じたことは一度もない。
・フォーカスリングとコントロールリングの触感は異なる。
・コントロールリングは露出補正や絞りの操作に利用可能だ。有料でクリックストップを解除することも出来る。 - オートフォーカス:
・ナノUSM駆動のオートフォーカスは高速で静かに動作する。
・一般的なピント移動はほぼ瞬間的に完了する。
・EOS R5とR6の組み合わせで問題は何もない。一貫して優れた性能だ。これまで見てきた中では最高である。
・最短撮影距離と最大撮影倍率が改善している。しかし、ここ最近のミラーレス用レンズで見られるように、広角側での話となる。
・このレンズの最大撮影倍率0.30倍は32mmの焦点距離で達成される。分かりづらい焦点距離であり、期待していたものより厄介だ。
・70mmでは0.38mの最短撮影距離となる。最大倍率は0.23倍程度に見える。
・クローズアップ時の性能には感銘を受けた。ディテールとコントラストは良好で、ボケもかなり良い。 - マニュアルフォーカス:
・記載なし。 - 手ぶれ補正:
・EOS R5との組み合わせで、公称値ほど手ぶれ補正の効果は高くない。5段と1/3段分の補正効果に見える。
・私にとって、手ぶれ補正は動画で特に有効だ。電動ジンバルほど滑らかでは無いが、素早くカメラを操作する場合にはうまく機能する。 - 解像性能:
・光学的な欠点が無いわけでは無いが、EFレンズよりも改善している。
・24mmはF2.8からフレーム全体で優れたシャープネスだ。コントラストは良好で、隅々までディーテルのある描写だ。
・F4まで絞るとさらに良くなり、F5.6で等倍でも美しいディテールを得られる。四隅のピークはF8だが、違いは極僅かである。
・35mmはフレームの大部分がF2.8から並外れた性能だ。四隅の端のみわずかにソフトである。F5.6まで絞れば良好な水準だ。
・50mmも引き続き強力な性能である。絞った際のピークは35mmほどでは無いが、四隅は良好だ。
・70mmも非常に良好だが、このズームレンズで最も弱い焦点距離となる。色収差によりコントラストが低下している。とは言え、実写ではとても良好に見える。軸上色収差の影響はしぼるごとに改善し、シャープさが増す。 - 像面湾曲:
・記載なし。 - ボケ:
・ズームレンズとしては非常に良好だ。
・玉ボケには騒がしさがあるものの、描写はとても良好である。 - 色収差:
・70mmで軸上色収差の影響が残っている。 - 球面収差:
・記載なし。 - 歪曲収差:
・広角側では明らかな樽型歪曲が見られる。
・広角側の歪曲には陣笠状の歪みがあり、手動補正は難しい。
・望遠側では穏やかな糸巻き型歪曲となる。この収差は手動でも補正しやすい。 - 周辺減光:
・広角側で四隅に偏った減光が見られる。プロファイル補正で改善するが、非リニアな減光で不自然な処理を避けるためか完璧な補正結果ではない。
・減光はEFレンズよりも遥かに目立つ。
・望遠側で光量落ちは改善するものの、やはり非リニアな影響を受ける。 - コマ収差:
・記載なし。 - 逆光耐性:
・とても良好でコントラストを維持できる。 - 動画:
・EOS R5やR6では4K撮影時のクロップが無くなり、これまでよりも24-70mmの使い勝手が良くなっている。
・手ぶれ補正は電動ジンバルほど良好ではない。
・フォーカスブリージングが比較的少なく見える。
・レンズが大きく重いのが厄介である。 - 作例集
総評
プログレードの標準ズームレンズは光学手ぶれ補正の搭載により柔軟性が高まっている。さらに、様々な環境で使用できるビルドクオリティを備えたレンズだ。
しかし、完璧なレンズでは無く、2299ドルと非常に高価な値付けである。レンズサイズは珍しいものでは無いが、それでも少し重く、大きいレンズだ。24mmでは複雑な樽型歪曲が発生し、周辺減光もかなり目立つ。
フレーム全体の素晴らしい画質やオートフォーカス、手ぶれ補正は優れている。長期的に使う価値のあるレンズだ。
Mobie01 ミラーレス6社の24-70mm F2.8 徹底比較
無反 24-70mm f/2.8 大集評!Canon / Nikon / Panasonic / Sigma / Sony / Tamron 頂尖對決!
Mobie01:無反 24-70mm f/2.8 大集評!Canon / Nikon / Panasonic / Sigma / Sony / Tamron 頂尖對決!
レンズの紹介
- RF24-70mm F2.8L IS USM
・光学手ぶれ補正を搭載した唯一のレンズ
・コントロールリング搭載
・対応カメラの解像性能が最も低い(EOS R:3000万画素) - NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
・驚くべきシャープネス
・情報表示パネル
・コントロールリング搭載
・Fnボタン搭載 - FE 24-70mm F2.8 GM
・ミラーレス用24-70mm F2.8としては最古
・最も解像度の高い6100万画素のカメラと組み合わせ可能 - LUMIX S PRO 24-70mm F2.8
・側面にボタン無し
・クラッチ式のフォーカスリング
・最も大きなレンズ - 24-70mm F2.8 DG DN
・ソニーGMの半値 - 28-75mm F/2.8 Di III RXD
・軽量
・28mm始まり
C | N | P | Si | So | T | |
マウント | RF | Z | L | FE | ||
ボディ | R | Z 7 | S1R | α7R III | ||
画素数 | 30.3MP | 45.7MP | 47.3MP | 42.4MP | ||
焦点距離 | 24-70mm | 28-75mm | ||||
絞り値 | F2.8-F22 | |||||
レンズ構成 | 15群21枚 | 15群17枚 | 16群18枚 | 15群19枚 | 13群18枚 | 12群15枚 |
特殊レンズ | ASPHx3 UDx3 |
ASPHx2 EDx2 |
ASPHx3 UHRx1 EDx4 |
FLDx6 SLDx2 ASPHx3 |
XASPHx1 SEDx1 EDx1 |
MASPHx1 HASPHx2 LDx1 XLDx1 |
絞り羽根 | 9 | 9 | 11 | 11 | 9 | 9 |
倍率 | 0.3 | 0.22 | 0.25 | 0.34 | 0.24 | 0.34 |
最短 | 21cm | 38cm | 37cm | 18cm | 38cm | 19cm |
駆動 | NanoUSM | STM | LM+STM | STM | DDSSM | STM |
MF切替 | スイッチ | スイッチ | クラッチ | スイッチ | スイッチ | なし |
ズームロック | あり | なし | なし | あり | あり | なし |
絞り操作 | 可能 | 可能 | 非対応 | |||
手ぶれ補正 | 5段 | なし | ||||
フィルター | 82mm | 67mm | ||||
直径 | 8.9cm | 8.9cm | 9.1cm | 8.8cm | 8.8cm | 7.3cm |
全長 | 12.6cm | 12.6cm | 14cm | 12.3cm | 13.6cm | 11.7cm |
重量 | 900g | 805g | 935g | 835g | 886g | 550g |
カメラ+ | 1560g | 1480g | 1833g | 1492g | 1543g | 1207g |
オートフォーカス
- 広角側のフォーカス速度はキヤノン>ソニー>ニコン>シグマ>タムロンだ。パナソニックは近距離の被写体に全く反応しなかった。これを解決するにはピンポイントAFを使用する必要がある。
キヤノン | ニコン | パナソニック |
シグマ | ソニー | タムロン |
- 望遠側のフォーカス速度はキヤノン>パナソニック>ソニー>ニコン>シグマ>タムロンだ。基本的にキヤノンが最も高速で瞬間的な動作である。パナソニックもキヤノンに匹敵するくらい高速だが、コントラストAFの挙動が混じるはずだ。
- ソニーα7R IIIでテストした3本の中ではソニーGMが最も高速で違いはハッキリとしている。シグマは少し遅く、タムロンは明らかにフォーカスブリージングが混じっている。
- ニコンは近距離の被写体が苦手だが、フォーカス速度は中程度だ。
キヤノン | ニコン | パナソニック |
ソニー | シグマ | タムロン |
シャープネス
- 理想的にはカメラの解像性能を揃えたほうが良いのだが、それは難しい。フランジバックが最も短いNikon Zマウントに取り付けることが出来るかもしれないが、今のところマウントアダプターはとても少ない。
- 【広角端】F2.8四隅を見比べてみると、ソニーがとてもシャープで他社を明らかに上回っているように見える。さらにシグマのパフォーマンスはソニーと肉薄している。比較してパナソニックは少し甘い。
- 【広角端】キヤノンは3030万画素しかないので、今後登場する高画素機で伸びる可能性がある。今のところF2.8とF8の四隅に違いは見られない。
- 【広角端】パナソニックとタムロンはF2.8とF8の違いが大きい。
- 【広角端】シグマとニコンのF8はほぼ互角だ。
- 【望遠端】シグマの中央解像は強力だ。ソニーとタムロンの絞り開放はフレーム全域が僅かにぼやけている。しかしソニーは絞るとシグマと同等になる。
- 【望遠端】キヤノン・ニコン・パナソニックのパフォーマンスは拮抗している。
ポートレート
- 同じ照明条件・露出設定・仕上がり設定(標準)・色温度に設定したが、色には違いが発生している。レンズ透過率も異なるので露出に影響しているようだ。
- キヤノンは僅かに明るく、パナソニックは明らかに0.3-0.7EVほど暗く写る。
- 異なるボディとレンズで臨床的に検証するのは難しかった。
ボケ
70mm F2.8・撮影距離1.5mで撮り比べたが見分けるのはとても難しい。
パープルフリンジ(色収差)
どのレンズも良好な補正状態だ。ハイエンドらしい性能である。
逆光耐性
(同じ配置に光源を配置した場合)タムロンがとても優れており、シグマとニコンは中程度だ。フレアはキヤノンが最も目立つ。
口径食・玉ボケ
- 【広角 大ボケ】接写性能が大きく異なるのでレンズによってボケ量に違いが発生する。口径食の違いは見られない。
- 【広角 小ボケ】シグマが最も良好に見える。他のレンズはドッコイだ。この場合、キヤノンとタムロンは玉ねぎボケが目に付く。
- 【望遠 大ボケ】口径食の違いは目立たないが、最も影響が大きいのはニコンだ。逆に最も口径食の影響が少ないレンズはパナソニックである。
- 【望遠 小ボケ】やはりニコンは口径食の影響が強い。タムロンは玉ボケの縁取りが最も目立つ。
周辺減光
- 【広角 F2.8】で減光が目立つのはニコンとシグマ、キヤノンだ。ソニーとタムロンは軽微、そしてパナソニックはほとんど発生しない。
- 【望遠 F2.8】キヤノン・パナソニック・ソニーは周辺減光がほとんど発生しない。シグマとタムロンは僅かだが、ニコンは目立つ。
歪曲収差
- 【広角 補正済】パナソニックの24mmは歪曲補正時に大きくクロップされている。他社と比べると26mm程度の画角だ。歪曲補正そのものは各社良好だ。
- 【広角 未補正】パナソニックは未補正の状態にできないので空白だ。キヤノンが最も穏やかとなり、次いでソニーが続く。シグマとニコンはとても似ているが、ニコンはフレーム端での歪曲が強い。
- 【望遠 補正済】どのレンズも直線だ。
- 【望遠 未補正】引き続きキヤノンの補正状態が最も良好だ。次いでシグマ、ソニー、ニコンと続く。
光条
- キヤノンが最も均質的で美しい。ニコンは少し形状に違いが見られる。
- ソニーの光条が最も短い。
C | N | P | Si | So | T | |
絞り羽根 | 9 | 9 | 11 | 11 | 9 | 9 |
光条 | 18 | 18 | 不明瞭 | 22 | 不明瞭 | 18 |
形状 | 細 | 細 分散 |
細 | 分散 | 細 | 細 |
*訳注:シグマとソニーの形状が逆になっている可能性あり
フォーカスブリージング
- シグマが少し奇妙に見えるが、これはファームウェアアップデートで改善されている。
- 【広角】キヤノンのフォーカスブリージングは明らかだ。逆にパナソニックは極僅かである。ニコン・ソニー・シグマは同等、タムロンは僅かに目立つ。
- 【望遠】キヤノンは広角と打って変わって完璧だ。パナソニックも非常に良好である。次いでシグマとソニー、ニコンとタムロンが最も目立つ。
総評
- RF24-70mm F2.8L IS USM
・バランスが最もよく、大部分のパフォーマンスが中?高水準となっている。
・オートフォーカスは最も高速で正確だ。
・シャープネスの最終評価は高画素機の登場を待つ必要がある。しかし、F2.8とF8の違いは僅かでとても良好だと思われる。
・色収差の問題は無いが、逆光耐性は競合と比べて最も悪い。
・歪曲収差の補正状態は最も良好だが、広角側のフォーカスブリージングは目立つ。逆に望遠側のフォーカスブリージングは完璧である。
・大部分がトップクラスのパフォーマンスであり、これ以上のレンズを投入するのは難しいだろう。 - NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
・一眼レフ用のショッキングなレンズ重量と比べると軽量だ。ミラーレス用24-70mm F2.8の中でも最軽量である。
・正直なところフォーカス速度は特に速いと感じない。カメラ側の性能もあるだろうが…。
・シャープネスは絞り開放からとても良好だが、ライバルも似たようなパフォーマンスである。
・比較的口径食が強く、周辺減光も目立つ。さらに歪曲収差の影響もあるので自動補正はオンにしておきたい。
・コントロールリングやファンクションボタン、情報表示パネルの組み合わせは便利と感じるだろう。 - FE 24-70mm F2.8 GM
・フォーカス速度は高速だ。
・広角側のシャープネスは最も強力であり、絞り開放からF8とほぼ同じパフォーマンスである。ただし、望遠側の絞り開放は少し甘い。
・高度非球面レンズを使用しているが、実写では玉ねぎボケを確認することが出来る。これは好みの問題だろう。
・全体的に平均以上のパフォーマンスを備えているが、少し「退屈」な印象を受ける。とは言え、4年の間使われてきた実績のあるレンズに違いない。 - LUMIX S PRO 24-70mm F2.8
・フォーカス速度は非常に高速だ。コントラストAFながらキヤノンに次ぐ速さである。コントラストAFらしい挙動があるかもしれないが、速すぎて知覚できない。
・最も高画素機と言うこともあり、シャープネスの評価は厳しめとなる(24mm F2.8の四隅)。解像性能を合わせるととても優れた評価になると思う。
・口径食の影響が無い特殊なレンズだ。周辺減光もほとんど無い(ただし、補正をオフにする項目がない)。
・逆光耐性のパフォーマンスは抜群だ。
・フォーカスブリージングは広角・望遠どちらも優れている。動画撮影に適したレンズと言える。
・光透過率が低く、他のレンズと比べて少し暗く写る。
・このクラスとしては最も重く大きなレンズだ。ボディも加味すると1833gに達する。脱線するが、ボディサイズを許容できるのであれば本当に良いカメラである。
・全体的に私がとても気に入っているレンズだ。 - 24-70mm F2.8 DG DN
・コストパフォーマンスが非常に高い。Eマウントユーザー待望のレンズであり、きたいを裏切らない仕上がりである。
・フォーカス速度は比較的遅いが、中程度の速度は確保されている。
・シャープネスは本当に強力だ。特に望遠端は絞り開放から問題無い。
・広角側のシャープネスはライバルと同等のパフォーマンスが確保されている。この性能をライバルの半値で実現しているのは拍手喝采だ。
・最短撮影距離や撮影倍率がトップクラスの仕様だ。
・光学的な歪曲収差やフォーカスブリージングが目に付く。絞り開放時の周辺減光にも注意が必要だ。自動補正は積極的に活用しよう。
・光学的な補正状態を重視するのであれば追加投資でGMを買うべきだ。 - 28-75mm F/2.8 Di III RXD
・とにかく安い・軽い、そして安い。ただし、これにはいくらか妥協が必要だ。
・フォーカス速度はライバルと比べてとても遅く、フォーカスブリージングも目立つ。
・シャープネスや口径食、周辺減光のパフォーマンスは平均的だ。
・アマチュアフォトグラファーはこのくらいのレンズが丁度良い。私がビジネス抜きにレンズを買うとしたら第一候補となる。
Mobie01:無反 24-70mm f/2.8 大集評!Canon / Nikon / Panasonic / Sigma / Sony / Tamron 頂尖對決!
Optical Limits
Canon RF 24-70mm f/2.8 USM L IS - Review / Test Report
- 24-70mm F2.8は重要なパラメータのレンズであり、キヤノンはこの重要性を考慮して素早くRFマウント用を投入した。2300米ドルと非常に高価だが、EFマウントのレンズは全く異なる設計のレンズだ。そしてキヤノン24-70mm F2.8としては初めて光学手ぶれ補正を搭載したモデルである。
- 興味深いことにEFレンズよりも僅かに重い。おそらくレンズ構成枚数が増えているためだ。ただし、全長は1cmほど短くなっている。
- ビルドクオリティはプロ仕様のレンズに期待する要素を全て備えている。使われている素材は一級品でしっかりと組み立てられている。
- ズームリングとフォーカスリングは滑らかに動作する。
- ナノUSM駆動はUSMとSTMの特性を兼ね備えている。オートフォーカスはとても高速で、ノイズレスだ。
- 歪曲収差は24mmで補正が難しい樽型であり、極端な歪みでは無いが目に付く。35mmでは歪曲がほとんどなくなり、望遠側に向かって強い糸巻き型へと変化する。自動補正を適用することで歪曲の問題は解消可能だ。
- 前玉がとても大きいレンズとしては24mm F2.8の周辺減光が非常に目立つ。絞ると改善するが期待していたほどでは無い。F8まで絞っても目に付く。焦点距離が長くなると緩和されるが、それでも絞り開放では目立つ。歪曲収差と同じく自動補正が役に立つ。
- とてもシャープなレンズだが弱点もある。
・24mmは中央が絞り開放からとても良好となり、周辺部も良好だ。ただし、絞り開放の四隅は改善の余地を残しており、F4~F5.6で急速に向上する。
・35mmの中央や周辺は24mmと似ているが、四隅のパフォーマンスはいくらか低下する。
・50mmはこのレンズのスウィートスポットで弱点は存在しない。
・ズームレンズでよくあるように、70mmではパフォーマンスが低下する。中央や周辺は優れているが、フレーム端は良好どまり、そして四隅は少しソフトだ。しかし、この問題はF5.6まで絞ると解決する。 - 像面湾曲は小さく、偏心特性は良好だ。
- 倍率色収差は基本的に低く抑えられているが、じっくり観察すると少なくとも24mmで目に付く。
- 玉ボケには非球面レンズの影響があるので理想的な描写とは言えない。しかし、F2.8からF5.6まで円形を保っている。口径食の影響を受けるがF5.6でとても良好となる。
- 前後のボケはどちらも非常に滑らかだ。
- 軸上色収差はF2.8でハッキリと見えるが、F4まで絞ると減少し、F5.6で解消する。これを完璧に補正しようとすると非常に高価なAPO設計となるだろう。
これまでテストした中で最高の大口径標準ズームレンズだ。
しかし、これは「完璧」を意味しているわけでは無い。中央から周辺までの解像性能は良好だが、四隅は50mmを覗いて絞り開放で少しソフトだ。ただし、F5.6まで絞ると良好なパフォーマンスを発揮する。
歪曲収差や周辺減光は自動補正を適用できるが、素の状態だと24mm F2.8の周辺減光が目立つ(大きな前玉にも関わらず)。歪曲収差も目に付く。
色収差は完璧では無いが、とても穏やかだ。ボケはとても良好だが、玉ボケは理想的と言えない。
あまりパッとしないようにも見えるが、実写ではとても良好だ。例えばF2.8の浅い被写界深度で四隅の解像性能が重要だろうか?さらに周辺減光や歪曲収差は自動補正が役に立つ。
ただし、2300米ドルと非常に高価なレンズであることを忘れてはならない。
ビルドクオリティはケチのつけようが無い。素材とアセンブリはクラス最高、防塵防滴で非常に高速なオートフォーカスを備えている。一眼レフ用レンズには無かった光学手ぶれ補正も特筆すべき項目だ。信頼性が高く効果的である。
プロフォトグラファーに強くおススメ出来るレンズだが、価格は高すぎると思う。
Optical Limits:Canon RF 24-70mm f/2.8 USM L IS - Review / Test Report
Lesnumeriques
平均的なレンズサイズながら優れた性能
- 全長12.6cm、直径8.9cmであるこのレンズはソニーGMより僅かに小さく、ニコンZやシグマDG DNと同程度のサイズだ。コンパクトなレンズでは無い。
- 70mmまでズームすると内筒が数cm伸びる。
- 外観はRFレンズらしいデザインとなっている。ビルドクオリティに非の打ちどころはない。
- 優れたグリップ性のあるズームリングは1/4未満の回転量となる短いストロークで正確に操作可能だ。
- フォーカスリングはハードストップが無い。しかし、ファインダーでピント位置を確認可能だ。
- 搭載している光学手ぶれ補正はMODE1のみである。
- 玉ボケは四隅において穏やかな口径食の影響を受ける。これは絞るとすぐ解消する。ただし、非球面レンズの影響による玉ねぎボケも目立つようになるので注意が必要だ。
- 周辺減光はズームレンジ全域で発生するものの、絞るとすぐ目立たなくなる。さらにボディ側で適切に補正可能だ。
- 24mmの樽型歪曲や70mmの糸巻き型歪曲も周辺減光と同様である。
- 光学手ぶれ補正はキヤノンが主張する5段とまでは行かないが、この補正効果には感銘を受けた。
- オートフォーカスは完璧に静かな動作だ。
- シャープネスは優れており、ズームレンジ全域で一定だ。性能を最大限に引き出す場合は1?2段絞ると良いだろう。
- 24mmの四隅のみ、絞り開放のパフォーマンスが低下している。F8まで絞ると非常にシャープな結果を生み出すことが可能だ。他の焦点距離では全く問題無い。
- 実写テストでも全ての焦点距離・全ての絞り値で非常に高水準であることが分かる。
長所:効果的な手ぶれ補正・高速で静かなAF・コントロールリング・高解像・良好な均質性
短所:顕著な周辺減光・24mmの隅・手ぶれ補正のモード変更がない・フォーカスリングにハードストップ無し
見た目は平均的なサイズと重量だが光学性能は優れている。「RF70-200mm F2.8L IS USM」を補完する理想的な標準ズームレンズだ。これらを味わってしまったら「RF15-35mm F2.8L IS USM」にも手を出したくなると思う。
Mobile01
期待以上のAF速度
- EFレンズにはあったピント距離指標が無いので、初めてRFレンズを手にする人は慣れが必要だ。この点で言えば、ニコンはOLEDパネルで距離指標を表示している。
- レンズ構成は15群21枚、うち3枚の非球面レンズ・3枚のUDレンズを含んでいる。レンズ構成図にコーティングを施しているレンズ面を表示しているメーカーは珍しい。
- 900gと重いレンズであり、本体660gと組み合わせると計1560gとなる。全体的な重心はややレンズ寄りだ。バランスを重視するのであればEOS Rに追加グリップを装着するべきである。
- EOS Rを組み合わせた時の画質は非常にシャープだ。望遠端のF2.8とF4に僅かな違いを見つけることができる以外で大きな差は無い。絞り開放でもF8でも大差ないパフォーマンスだ。ただし、EOS Rの「3030万画素」はこの世代としては決して「超高画素」とは言えない。今後登場する超高画素機では評価が覆る可能性もある。
- 潜在性能は計り知れないものの、MTFチャートを見る限りでは非常に優れたレンズであることは間違いない。どのような状況にも対応でき、画質を向上させるために絞る必要は無い。
- フォーカス速度は電光石火だ。広角端でも望遠端でも非常に高速である。大口径ズームレンズでここまでフォーカス速度が速いとは予想していなかった。
- 色収差は実質的にゼロだ。ただし、望遠端のF2.8で僅かに色ずれを確認できる。
- 手ぶれ補正をオンにして、70mm時に1/5秒のシャッタースピードで30枚の撮影を行ったところ、成功率は13/30コマだった(43%)。
- フレアとゴーストは絞ると徐々に発生するが、コーティングのおかげで目立っていない。
- 周辺減光は絞り開放時にわずかな減光を確認できる。
- 歪曲収差は極僅かだ。
- 「RF15-35mm F2.8L IS USM」と外観が似ているので素早くレンズを取り出す時に間違いやすい。
少なくとも3030万画素のEOS Rと組み合わせた場合は絞り値全域で隅から隅まで実用的な画質だ。僅かに甘い部分があるとすれば望遠端の四隅におけるF2.8くらいだろう。フォーカス速度には期待していなかったが、広角側でも望遠側でも満足のいくパフォーマンスだ。フォーカス時の駆動音も聞こえない。
色収差・逆光耐性など諸々の光学特性が高水準だ。一般的なユーザーには「RF24-105mm F4L IS USM」がおススメだが、ハイエンドな光学性能を必要とするならばこのレンズがおススメ。決してがっかりしないすることは無いと思う。
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大きく高価なレンズだが価値はある
- RF24-70mm F2.8L IS USMは大きく重いレンズだ。EOS RPと組み合わせて使用したが、おそらくEOS Rと組み合わせたほうが遥かにバランスが良いはずだ。
- レンズサイズは大きいが、とてもしっかりとしたレンズだ。
- レンズ側面には手ぶれ補正とAF/MFを切り替えるスイッチがある。
- ズームリングはしっかりとした質感だ。24mm・35mm・50mm・70mmの焦点距離を表示している。
- ズームリング半分程度のサイズとなるフォーカスリングは触れた感触が少し異なってる。レンズを目で確認しなくても触覚で使い分けることが出来るはずだ。
- フォーカスリングは固すぎず、緩すぎず、微調整に適した操作性だ。
- カスタマイズに対応するコントロールリングはクリック感のある操作性だ。
- 色収差を発生させるのは難しいほど良好に補正している。
- 周辺減光は絞り開放の24mm・35mm・50mmでやや目に付く。普通の撮影では目立たないが、フラットな背景を撮影すると確認可能だ。70mmの焦点距離では影響が遥かに小さくなる。F4まで絞ると減光はほぼ解消する。
- ボケの評価には個人差があると思うが、我々の見解としては期待を裏切らない描写だ。
- シャープネス:
・24mm:F2.8から中央はとても良好だが、F4まで絞るとさらに少し改善する。F5.6?F8でもシャープさを維持し、F11まで絞ると少しソフトとなる。全体的にとても良好だ。四隅はF11~F16で最もシャープとなる。
・35mm:F2.8から中央はとても良好だが、F4まで絞るとさらに少し改善する。F5.6?F8でもシャープさを維持し、F11まで絞ると少しソフトとなる。全体的にとても良好だ。四隅はF8~F11で最もシャープとなる。
・50mm:F2.8から中央はとても良好だが、F4まで絞るとさらに少し改善する。F5.6?F8でもシャープさを維持し、F11まで絞ると少しソフトとなる。全体的にとても良好だ。四隅はF8~F11で最もシャープとなる。
・70mm:ズームレンジの中で最もソフトとなるが、それでもF2.8から非常に良好だ。F4で少し改善し、F5.6~F8でピークを迎える。全体的にとても良好で、四隅はF8~F11でピークとなる。
大きく重いレンズであり、現状でバランスの取れるカメラが存在しないのは問題だ。このレンズに加えて追加グリップの購入も検討しておくと良いだろう。
もう一つの問題は価格だ。2300ポンド以上とプロや熱心な写真愛好家向けとなっている。
高価なレンズではあるが、優れたパフォーマンスを発揮するレンズに違いない。シャープで心地よいボケ描写は価格に見合う効果を発揮してくれるだろう。
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効果的な手ぶれ補正とAF駆動
- 一眼レフ用「EF24-70mm F2.8L II USM」よりも全長が長いものの、レンズサイズは同程度だ。フィルター径も同じ82mmなので使い回すことができる。RF15-35mm F2.8も同様に82mmである。
- EF用と違い、5段分の補正効果となる持つ光学手ぶれ補正を搭載している。RF15-35mmと共に、手ぶれ補正を組み込んだ最初の大口径ズームレンズだ。
- 同時にナノUSM駆動を採用した最初の大口径ズームレンズでもある。ノイズレスのため動画撮影に適している。
- ズームリングは程よい抵抗量で滑らかに動作する。
- フォーカスブリージングが抑えられており、ピント位置の移動による画角変化が無い。手ぶれ補正と加えて動画撮影に適した特性である。
- 光学手ぶれ補正はボディ内手ぶれ補正ほどでは無いが堅実なパフォーマンスだ。望遠端でもスローシャッターを可能としている。
- 広角端では最短撮影距離0.21cmを実現しており、一眼レフ用レンズと比べて大きく改善している。
- 中央解像性能はズームレンジ全域で良好となり、欠点は無い。絞り開放付近では僅かに差があるものの、F4まで絞ればパフォーマンスの違いはほとんど無い。
- フレーム端のパフォーマンスは平凡だ。ポートレートに適しているが、価格設定を考慮すると物足りない。絞ると改善するが中央解像ほど良好とはならず、70mmでは絞ってもあまり改善しない。
- 色収差はズームレンジ全域で低く抑えられている。広角端で僅かに高い数値となるが、それほど大きなものではない。
- 歪曲収差は広角側で樽型、望遠側で糸巻き型となる。色収差と同様、収差の量は少なくレンズプロファイルで適切に補正される。
ミラーレス化による期待が高すぎたのか、我々が予想していたよりフレーム周辺部の解像性能が良く無かった。しかし、他の点では価格に見合うパフォーマンスを発揮している。光学手ぶれ補正・ブリージングの抑制、ナノUSM駆動はキヤノンユーザーにとってゲームチェンジャーと感じるはずだ。
長所:5軸手ぶれ補正・最短撮影距離・フォーカスブリージングが抑制されている
短所:涙がちょちょぎれる価格設定・平凡な周辺解像
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