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フローティング構造の「RF24mm F1.4」「RF50mm F1.4」と思われるキヤノンの特許出願

2021年2月15日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。フルサイズミラーレス向け「24mm F1.4」「50mm F1.4」「28mm F1.8」と言った実施例を含んでいます。インナーフォーカス・フローティング構造ですね。

RF50mm F1.4登場なるか?

  • 【公開番号】特開2021-18277(P2021-18277A)
  • 【公開日】2021年2月15日
  • 【発明の名称】光学系および光学機器
  • 【出願日】2019年7月18日
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】フォーカシングに際しての収差変動を抑える。
  • 【0002】
    上記のような光学系には、特許文献1にて開示されているように、複数のレンズ群を互いに異なる軌跡で移動させることでフォーカシングを行うフローティングフォーカス方式の採用したものがある。ただし、特許文献1に開示された光学系では、2つのフォーカス群のうち一方のレンズ群を構成するレンズの枚数が多いため、アクチュエータによりフォーカス群を駆動するために高出力なアクチュエータが必要である。一方、特許文献2には、軽量化された単レンズとしてのフォーカスレンズを移動させることでフォーカシングを行う光学系が開示されている。
  • 【0005】
    本発明は、フォーカス群を軽量化しつつ、フォーカシングに際しての収差変動を抑えることが可能な光学系を提供する。

50mm F1.4

実施例1 実施例2 実施例3
焦点距離 24.00 35.00 28.00
F値 1.4 1.80 1.80
半画角 42.03 31.72 37.69
像高 21.64 21.64 21.64
全長 120.00 100.00 100.00
BF 15.00 15.00 15.85
実施例4 実施例5 実施例6
焦点距離 24.00 24.00 50.00
F値 1.80 1.40 1.40
半画角 42.03 42.03 23.40
像高 21.64 21.64 21.64
全長 110.00 120.00 100.00
BF 15.06 15.79 15.00

バックフォーカスが短いミラーレス向けのフルサイズ対応レンズに関する特許出願ですね。既存レンズには無い焦点距離とF値の組み合わせとなっています。このようなレンズに関する特許出願は過去にあまり見たことが無いので、投入を検討しているレンズのたたき台となっているのかもしれません。

一眼レフシステムである「EFレンズ」にも50mm単焦点は「F1.8」「F1.4」「F1.2」の3本がラインアップされています。ひょっとしたら10?20万円台の「50mm F1.4」が登場するかもしれませんね。
50mm F1.4の特許は過去にも見たことがありますが、今回はフローティング構造を採用しているのが特徴と言えそうです。フローティング構造のインナーフォーカスレンズとなっているのでAF速度や近接時の収差変動抑制に期待。

個人的に「28mm F1.8」に期待。24mmもよく使う焦点距離なので、登場したら家族写真で愛用したいところ。とは言え、このまま登場するとレンズサイズが少し大きくなりそうですが…。(フローティング構造で、どちらかと言えばハイクオリティなレンズ向けの設計)

参考:RFレンズ一覧

RF ズームレンズ
RF 単焦点レンズ

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