2021年5月6日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。フルサイズミラーレス向けの広角単焦点レンズですね。「RF20mm F1.8」「RF24mm F1.8」と言ったところでしょうか?
- 【公開番号】特開2021-71624(P2021-71624A)
- 【公開日】2021年5月6日
- 【発明の名称】光学系およびそれを有する撮像装置
- 【出願日】2019年10月31日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】小型で高い光学性能を有する光学系およびそれを有する撮像装置を提供する。
- 20mm F1.8
- 24mm F1.8
実施例1 実施例3 焦点距離 23.40 20.60 F値 1.85 1.85 半画角 42.76 46.40 像高 21.64 21.64 全長 89.32 88.73 BF 11.72 11.72
過去にもフルサイズミラーレス向けの広角単焦点レンズに関するキヤノンの特許出願がいくつも公開されています。以前は手ぶれ補正搭載モデルやフローティングフォーカス構造が特徴的でしたが、比較して今回は小型化に焦点を当てた光学設計に見えます。センサー面までの長さが約90mmなので、実用化されたコンパクトな単焦点レンズとなりそう。
例えばソニー「FE 20mm F1.8 G」は全長(ここではレンズ全体の長さ)が84.7mmで、ニコン「NIKKOR Z 20mm f/1.8 S」は108.5mmです。比較してキヤノン「RF20mm F1.8」はさらに全長が短いレンズとなる可能性あり。どれほどの光学性能を発揮するのか気になるところですが、収差図を見る限りでは歪曲収差が電子補正前提のように見えます。
注意
いつものように、これは特許出願であり必ずしも実用化されるとは限りません。むしろ登場しない可能性のほうが高いです。
参考:RFマウント一覧
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF70-200mm F4 L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF100mm F2.8L MACRO IS USM
- RF400mm F2.8L IS USM
- RF600mm F4L IS USM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
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