2021年4月22日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。フローティング構造の「RF35mm F1.4」や「RF28mm F1.4」となりそうな実施例を含んでいますね。
- 【公開番号】特開2021-63966(P2021-63966A)
- 【公開日】2021年4月22日
- 【発明の名称】光学系およびそれを有する撮像装置、撮像システム
- 【出願日】2019年10月17日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】フォーカス群の小型化を達成しつつ、無限遠から至近までのフォーカシング時に全物体距離にわたり撮影時の収差を良好に補正可能な光学系およびそれを有する撮像装置、撮像システムを提供すること。
実施例1 実施例5 焦点距離 35.00 29.26 F値 1.42 1.42 半画角 31.72 36.48 像高 21.64 21.64 全長 112.71 118.08 BF 13.62 10.05 実施例6 焦点距離 28.00 F値 1.42 半画角 37.69 像高 21.64 全長 140.62 BF 21.99
過去にフルサイズミラーレス用と思われる35mm F1.4の特許出願は存在しますが、今回は2つのフォーカスレンズ群が独立して動作するフローティング方式を採用している模様。これにより撮影倍率を増大しつつ、良好な光学性能を実現しようとしています。
さらに珍しいことに、キヤノンは「28mm F1.4」の実施例を掲載。フローティング構造の「28mm F1.8」の実施例を含む特許出願はありましたが、28mm F1.4のフローティング構造は初めてかもしれません。個人的に28mm画角は好きなので、是非とも実用化して欲しいところ。(28mm F2くらいの小口径のほうが好みですが)
参考:RFレンズデータベース一覧
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF70-200mm F4 L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF100mm F2.8L MACRO IS USM
- RF400mm F2.8L IS USM
- RF600mm F4L IS USM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
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