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キヤノン「RF70-300mm F4-7」「RF100-400mm F4.5-8.2」となりそうな特許出願

2021年4月30日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。低価格の「RF70-300mm F4-7」「RF100-400mm F4.5-8.2」となりそうな望遠ズームに関する実施例を含んでいます。

  • 【公開番号】特開2021-67760(P2021-67760A)
  • 【公開日】2021年4月30日
  • 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する光学機器
  • 【出願日】2019年10月21日
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】ショートバックに対応し、安価でズーム全域で光学性能が良好なズームレンズおよびそれを有する光学機器を提供すること。
  • 【0002】
    近年、固体撮像素子を用いた一眼レフカメラ等は仕様の多様化が進んでおり、アマチュア層向けに低価格なズームレンズの開発が必要となっている。
  • 【0003】
    また、カメラにおいてはクイックリターンミラーがない、いわゆるミラーレスカメラが増えている。このミラーレスカメラは、本体が薄く、小型かつ軽量であることが特徴であるため、ミラーレスカメラにマッチした小型かつ軽量の交換レンズの開発が求められている。
実施例1 実施例2
焦点距離 101.32-390.00 100.47-390.00
F値 4.60-8.20 4.60-8.20
半画角 12.05-3.18 12.15-3.18
像高 21.64 21.64
全長 206.13-294.63 191.64-279.64
BF 21.63-66.45 21.43-66.45
実施例4
焦点距離 72.00-290.00
F値 4.02-6.99
半画角 16.72-4.27
像高 21.64
全長 184.94-259.93
BF 21.05-66.44

70-300mmや100-400mmズームレンズに関する特許のように見えますが、従来の開放F値と比べて、望遠側が少し暗めとなっていますね。さらに文献内で「アマチュア層向けに低価格なズームレンズの開発が必要」と言及しており、この特許が低価格な非Lレンズを想定したものであることが推測できます。小型軽量なキット向けの望遠ズームレンズを開発中なのでしょうか?

現状、キヤノンには3種類の望遠RFズームレンズが存在しますが、どのレンズも高品質で高性能な「Lシリーズ」に属する高価なモデルです。最低でも20万円に近い出費が必要となるので、もう少し手頃な価格帯の望遠ズームの登場を期待している人も多いのではないでしょうか?

キヤノンは以前から70-300mm・100-400mmに関する特許出願をいくつも公開しており、実用化する廉価な望遠ズームを研究・開発しているのは間違いないと思います。「RF100-400mm F5.6-7.1 IS USM」が登場すると言った噂もあるので、今後の追加情報に期待したいところ。

参考:現行のRFレンズ一覧

RF ズームレンズ
RF 単焦点レンズ

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