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キヤノン 28-70mm F2.8 光学系の特許出願

2024年8月6日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「28-70mm F2.8」を想定したと思われる光学系の実施例を複数掲載しています。

概要

  • 【公開番号】P2024104916
  • 【公開日】2024-08-06
  • 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
  • 【出願日】2023-01-25
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【背景技術】
    【0002】
    近年、撮像装置に用いる撮像光学系には、高い光学性能を有し、高変倍比且つ小型なズームレンズが求められている。
  • 【0005】
    特許文献1のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正、負、正、正、負、正のレンズ群を有している。しかしながら、第2レンズ群の屈折力が強いため、広角端における倍率色収差が大きくなりやすく、また、ズーミングに際して発生する像面湾曲変動が大きくなりやすい。
  • 【0006】
    そこで本発明は、高い光学性能を有し、高変倍比且つ小型なズームレンズを提供することを目的とする。

実施例1

  • 焦点距離:28.80-67.90
  • F値:2.88-2.92
  • 半画角:34.93-17.67
  • 像高:21.64
  • 全長:132.38-158.83
  • バックフォーカス:15.39-34.87

キヤノンはしばしば「28-70mm F2.8」を想定したと思われる光学系の特許を出願しています。今回の光学系は今年の6月に公開されたものと似ていますが、光学手振れ補正については言及していません。

需要のあるレンズを自前で用意する傾向が強いキヤノンですが、次は手頃な価格の大口径ズームを検討しているのでしょうか?面白いことに、このクラスのレンズは歪曲収差をカメラ側で補正する前提の設計が多いですが、このレンズは比較的良好な補正状態を実現しているように見えます。

いずれにせよ、特許出願の段階であり、これら実施例が商品化されるレンズの光学系となるのかは不明。

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