キヤノン「10-20mm F2-2.8」「10-30mm F2-2.8」光学系に関する特許出願

2023年8月30日

2023年8月30日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「10-20mm F2-2.8」「10-30mm F2-2.8」のズームレンズに関する光学系の特許となっているようですね。

概要

【公開番号】P2023120768

【公開日】2023-08-30

【発明の名称】ズームレンズおよび撮像装置

【出願日】2022-02-18

【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社

【課題】広画角、小型、および高い光学性能等の点で有利なズームレンズを提供する。

【背景技術】
【0002】
監視カメラ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラおよび放送用カメラ等の撮像装置に用いられるズームレンズには、広画角化と小型化が望まれている。特許文献１、２には、広画角な小型のズームレンズとして、ネガティブリード型のズームレンズが開示されている。

【0004】
上記のようなズームレンズには、８Ｋ画質等の高画質に対応する高い光学性能も求められている。

【0005】
本発明は、例えば、広画角、小型、および高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することを目的とする。

実施例1

焦点距離：10.41-20.81

F値：2.05-2.84

半画角：59.1-29.7

実施例2

焦点距離：10.79-28.04

F値：2.00-3.17

半画角：58.9-22.3

APS-Cセンサー向けの大口径広角ズームレンズでしょうか。広角側がF2と大口径ながら、沈胴構造でレンズを格納することができそうな構成となっていますね。これが実現すると面白そうなレンズとなりそうですが、現在のRF-Sラインアップで、このようなスペックのレンズを投入するのかどうかは疑わしいところ。インナーズームであることを考慮するとスチルカメラ以外の光学系であるかもしれません。