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キヤノン「RF35mm F1.4」「RF24mm F1.4」「RF22mm F1.4」となりそうな特許出願

2021年8月5日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「RF35mm F1.4」「RF24mm F1.4」「RF22mm F1.4」となりそうな実施例を含む広角大口径レンズに関する特許出願のようですね。

概要

  • 【公開番号】特開2021-113905(P2021-113905A)
  • 【公開日】令和3年8月5日(2021.8.5)
  • 【発明の名称】光学系およびそれを有する撮像装置、撮像システム
  • 【出願日】令和2年1月20日(2020.1.20)
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】フォーカス群の小型化を達成しつつ、広い物体距離の範囲にわたって収差を良好に補正可能な光学系およびそれを有する撮像装置、撮像システムを提供すること。

実施例1

  • 焦点距離:35.00
  • F値:1.42
  • 半画角:31.73
  • 像高:21.64
  • 全長:126.05
  • バックフォーカス:11.06

実施例4

  • 焦点距離:24.17
  • F値:1.42
  • 半画角:41.83
  • 像高:21.64
  • 全長:124.64
  • バックフォーカス:11.06

実施例8

  • 焦点距離:22.00
  • F値:1.42
  • 半画角:44.52
  • 像高:21.64
  • 全長:125.60
  • バックフォーカス:11.06

キヤノンは既にいくつかフルサイズミラーレス向けの大口径広角レンズに関する特許を出願しています(参考:特開2020-181071/特開2021-18277)。今回はマルチフォーカス構造の新しい設計の広角F1.4レンズに関するもののようですね。既に「RF50mm F1.2L USM」「RF85mm F1.2L USM」とF1.2レンズをリリースしているキヤノンですが、広角レンズは従来通り「F1.4」となるのか気になるところ。
複雑な光学設計で気合の入ったレンズとなりそう。バックフォーカスは短めなので、レンズマウントから突き出る形状で後玉を配置するのかもしれませんね。

いつものように、特許が出願されたからと言って実用化までたどり着くのは稀であり、期待するのは時期尚早。とは言え「35mm F1.4」に関する実施例が多いところを見ると、狙いは「RF35mm F1.4 L USM」でしょうか?この焦点距離はまだ「RF35mm F1.8 Macro IS STM」しか存在しないので、プロ用レンズが欲しいと考えている人も多そう。d
ちなみに「35mm F1.2」の特許も複数存在します。(参考:特開2021-92694/特開2021-60475
24mm以上の広い画角を備えた超広角単焦点もニッチながら一定数の需要がありそうですね。

参考:RFレンズ一覧

RF ズームレンズ
RF 単焦点レンズ

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