このページでは開発発表されているEOS Rシリーズ最新モデル「EOS R5」に関する噂情報・最新情報を収集しています。
最新情報
- キヤノンがEOS RシリーズのLP-E6P制限解除を含めた最新ファームウェアを配信開始 2024年9月26日
- 「EOS R5 Mark II」と「EOS R5」の外観やスペックの違い 2024年7月18日
- キヤノンがEOS R3・R5・R6・1D X Mark III用の最新ファームウェアを公開 2024年3月26日
- キヤノンEOS R5 Mark IIはメカニカルシャッターレスで4月末までに登場する? 2024年3月6日
- キヤノン R5・R6・R6 Mark II 用バッテリーグリップ BG-R10 生産完了 2024年2月28日
- EOS R1は予想よりも解像度が低く EOS R5 Mark IIは2024年後半になる? 2024年1月10日
- キヤノン1億画素カメラは登場するとしてもまだ先の話? 2023年11月18日
- キヤノンCinemaEOS似ボディの冷却構造と手ぶれ補正に関する特許出願 2023年11月10日
- キヤノンは2024年2月にEOS R5 Mark IIを発表する可能性が高い? 2023年10月4日
- キヤノン「R3」「R5」「R6 II」「R8」「1DX III」用の最新ファームウェア公開 2023年9月26日
比較系・特集記事
- 「EOS R5」と「EOS R」の外観・スペックの違い
- 「EOS R5」と「EOS R6」の外観・スペックの違い
- 「EOS R5」と「Z 7」の外観・スペックの違い
- 「EOS R5」と「EOS 5D Mark IV」の外観・スペックの違い
- 「EOS R5」と「α7R IV」の外観・スペックの違い
- 「EOS R5」と「ILCE-7RM3」の外観・スペックの違い
- 「EOS R5」と「LUMIX S1R」の外観・スペックの違い
- 「α7S III」と「EOS R5」の外観やスペックの違い
- キヤノン「EOS R5」「EOS R6」について知っておくべきポイント・利用制限
レビュー
購入早見表
EOS R5 | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
ソフマップ | e-BEST | ノジマ | PayPay |
ビックカメラ | ヤマダ | PREMOA |
アクセサリー
ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-R10B | |||
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ビックカメラ | ヤマダ | PREMOA | |
バッテリーグリップ BG-R10 | |||
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バッテリーパック LP-E6NH | |||
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ビックカメラ | ヤマダ | PREMOA |
関連カメラ
更新履歴
- 2021-12-02:ファームウェアアップデート「Version 1.5.0」が公開されました。
- 2021-08-19:ファームウェアアップデート「Version 1.4.0」が公開されました。
- 2020-11-19:ファームウェアアップデート「Version 1.2.0」が公開されました。
- 2020-08-27:ファームウェアアップデート「Version 1.1.0」が公開されました。
- 2020-08-20:Adobe Camera RAWに対応しました。
- 2020-08-02:作例リンクを複数追加しました。
- 2020-07-15:キヤノンUSAが高ビットレートでの動画撮影におけるカメラの発熱についてタイムチャートを公開しました。
- 2020-07-10:キヤノンが「EOS R5」を正式発表しました。
- 2020-07-09:量販店価格は506,000円(税込)、7月下旬発売予定とのこと。
- 2020-07-09:噂情報・公式情報を1つのページにまとめました
- 2020-07-08:7月9日 午後9時より「EOS Presentation」が開始されます。現在このページを正式発表後の情報収集に適したレイアウトに変更しています
海外の評価
DXOMARK
DXOMARK:Canon EOS R5 Sensor review: A high water mark
解像度 MP |
総合 | 色深度 Bit |
DR EV |
低照度 ISO |
|
---|---|---|---|---|---|
S1R | 47.3 | 100 | 26.4 | 14.1 | 3525 |
D850 | 45.7 | 100 | 26.4 | 14.8 | 2660 |
α7R III | 42.4 | 100 | 26.0 | 14.7 | 3523 |
Z 7 | 45.7 | 99 | 26.3 | 14.6 | 2668 |
α7R IV | 61.2 | 99 | 26.0 | 14.8 | 3344 |
EOS R5 | 45.0 | 95 | 25.3 | 14.6 | 3042 |
EOS 5D4 | 30.4 | 91 | 24.8 | 13.6 | 2995 |
EOS R6 | 20.1 | 90 | 24.2 | 14.3 | 3394 |
EOS R | 30.3 | 89 | 24.5 | 13.5 | 2742 |
- EOS R6と共に発表された現行最上位モデルだ。第2世代のEOS Rとして機能性が大幅に向上している。
- DXOMARKのセンサースコアは95ポイントだ。フルサイズ・中判センサーのデータベース上で16位となる。フルサイズとしては14位、キヤノンセンサーとしては1位の結果だ。
- 個々の指標を見てみると、EOS R5センサーはポートレート(色の濃さ)カテゴリーでは、ISO100以下で25.3ビットと高い値を記録しており、レスポンス良好だ。さらに、最大ダイナミックレンジは、ISO 50/100で14.6EVと大幅に向上している。
- 色深度とダイナミックレンジを考慮すると、競争力のある低照度ISO性能を備えている。
- 高い解像性能と色再現性、ダイナミックレンジ、低ノイズを両立させたEOS R5は、静物や風景はもちろん、ポートレートやルポルタージュ、さらにはスポーツやアクションなどのジャンルにも対応できる、非常に魅力的な「オールラウンダー」だ。
- 低感度の場合、EOS R5はR6よりもダイナミックレンジが広く、色深度が深い。ただし、ISO 500を超えると、R6のほうが約0.5?1EVほど有利なダイナミックレンジとなる。
- ソニーα7R IIIとR IV、ニコンD850とZ 7(と新型Z 7 II)、パナソニックLUMIZ DC-S1Rに採用されている最新の裏面照射型CMOSセンサーは、ノイズレベルが低く、3000万?6000万画素の範囲でダイナミックレンジはトップクラスだ。
しかし、EOS R5に搭載しているこの4500万画素センサーは、ベースISO感度での最大ダイナミックレンジが優れており、ISO感度全体ではクラス最高クラスのセンサーに近い性能だ。 - 高感度での色深度はZ 7と非常に近いが、LUMIX S1Rのほうが優れている。ISO1600までは深い色深度 20Bit以上を維持し続ける。これは優れた性能だ。ISO3200では3台とも20Bitのしきい値を下回る。
- 最大ダイナミックレンジは14.6EVだ、裏面照射型CMOSセンサーでは無いモデルとしては際立った性能である。ISO感度が高くなると低下するが、ISO400で13.8EVのダイナミックレンジを実現しており、ISO800でも12.5段と実用性の高いダイナミックレンジである。
- Z 7のダイナミックレンジはR5に匹敵するが、ISO 400ではZ 7より0.6EV以上良好だ。さらにS1Rと比べると1.8EVも差がある。ハイコントラストなシーンではEOS R5にアドバンテージがあると言えるだろう。ISO800以降ではZ 7と差は無い。
- 高感度ISOのノイズは十分に抑えられている。Z 7と比べて0.5?1.0EVほどのアドバンテージがあり、S1Rとほぼ同等だ。非常に競争力のあるセンサーだ。
Canon EOS 5D Mark IVの真の後継機として、今年最も期待されていたミラーレスカメラのひとつである。高解像センサー、手ブレ補正内蔵、超高速連写、高性能デュアルピクセルCMOS AF II、およびいくつかの信じられないほどの動画機能は、すべての期待を超えていた。しかし、欠点がないわけではなかった。8K DCIやオーバーサンプリングされた4K動画の録画は、このようなコンパクトなボディにはちょっと無理があったかもしれない。しかし、キヤノンが可能性の限界に挑戦したことは否定できない。
センサー性能について、EOS R5のセンサーはキヤノンにとって高水準であることを示している。最大ダイナミックレンジはクラストップレベルの性能を誇り、ISO感度の重要な部分はライバルとの差別化を図ることができる。また、高ISOでの発色や低ノイズも優れており、この重要なカテゴリーの中では最も充実した性能を持った一台だ。ここまで来るまでに時間がかかったかもしれないが、Canon EOS R5は、このカテゴリーで最も優れた性能を持った一台になるだろう。
DPReview
好きなところ | 全体的に際立った画質 快適なエルゴノミクス 少しの設定で見事なAF性能 豊富な動画機能 優れた動画画質 高解像なEVFとバリアングルモニタ 高速読み出しの動画・ES静止画 優れたボディ内手ぶれ補正 高速連写 デュアルカードスロット ボディ内充電対応だが充電器付属 優れたHDR向け静止画・動画 |
---|---|
好きではないところ | 最高の動画設定で発熱する 電子シャッターでのDR低下 RAWに適用されるノイズリダクション AFで最高の結果を得るには設定を煮詰める カスタマイズ機能が限定的 |
- EOS R5を購入する資金があり、このクラスの画質と性能を望むなら市場で最高のカメラとなるだろう。高速かつ優れたAFシステムを備え、豊富な動画機能を持ち、洗練されたエルゴノミクスで操作できる。
- 懸念材料があるとすれば、静止画と動画を数多く撮影するプロユースの場合に、動画機能がオーバーヒートで制限される可能性がことだ。8KやHQ 4Kの場合は利用可能な時間が短い。
- まだ競争力のある非HQ 4KやFull HDの場合は過熱に関する心配はない。とは言え、その場合は他機種と比べてメリットが薄い。
- 電子シャッターの20コマ秒連写はこれまで見た中で最も高速なものだが、人工照明におけるバンディングやダイナミックレンジの低下には気を付ける必要がある。
- また、メカシャッター12コマ秒連写時は連写中の表示がレックビューとなる点を理解しなければならない。8コマ秒まで連写速度を落として、連写時の表示をライブビューにするのがおススメだ。
- 本当に不満と感じる部分は他にほとんど無い。スポーツ・アクション・スタジオポートレート・家族写真でのシャッターチャンスなどに有用だ。
- カメラの性能に文句はないが、開発発表時に8K動画を前面に推したのはまずかった。購入者は8K動画機能がオーバーヒートで制限されることは望んでいなかっただろう。
とは言え、8Kやオーバーサンプリング4K・RAW動画がおまけ機能であり、制限があることを十分に理解して使えば許容できる問題だ。 - デジタル一眼レフカメラ「5D」シリーズの正統な後継モデルであり、ハイエンドミラーレスを検討しているのであれば検討する価値は間違いなくある。
- α7R IVと比べて:
α7R IVはより低価格でR5より解像度が高く、カスタマイズも豊富、そしてバッテリーライフが良好で小型軽量だ。これは否定できない。
しかし、キヤノンは競争力のあるJPEG、高速連写、より高度な動画仕様、遥かに洗練されたタッチインターフェースとエルゴノミクスを備えており、より快適に扱うことが出来る。実際の撮影ではキヤノンのほうがボディ内手ぶれ補正の効果も優れている。AFも進化しており、ソニーの追従性との差を縮めている。 - Z 7と比べて:
エルゴノミクスの差は大きく開かないが、動画機能やAFはキヤノン有利だ。ただし、動画でオーバーヒートすることは無い。スポーツやアクションならキヤノンだが、不規則な動きの少ない被写体であればどちらも有用だ。 - S1Rと比べて:
S1Rは文句ナシに大きく重いカメラだが、グリップと操作性は気に入っている。高感度ISOの画質はR5がS1Rを凌駕しているが、どちらもJPEG画質はお気に入りだ。
S1Rのほうがカスタマイズが充実しており、チルト式モニタが好みな人もいるだろう。
AFや連写性能が必要なスポーツ・アクション撮影であればR5が総合的に優れている。
ポートレート・イベント・ウェディング・スポーツ・家族などあらゆるタイプのフォトグラファーに最適だ。動画機能の宣伝過剰でオーバーヒート問題にはがっかりしたが、大部分のユーザーにとってハイクオリティな動画を撮影できるカメラに違いはない。
常に最高の動画機能を必要とするパワーユーザーには適していないが、それ以外の点で高性能な高画素フルサイズミラーレスを探している人にとって素晴らしい選択肢となるだろう。
Dustin Abbott
Dustin Abbott:Canon EOS R5 Review
外観・操作性
- EOS R5のスペックシートは本当に印象的だ。
・4500万画素フルサイズCMOSセンサー
・DIGIC Xプロセッサ
・5940ポジションのDPCMOS AF II
・ISO100-51200(拡張:50-102400)
・5軸8段分のボディ内手ぶれ補正
・8K DCI/UHD ~30p
・4K DCI/UHD ~120p
・0.5型 OLEDファインダー
・CFexpress B+SDXC UHS-IIカードスロット
・3.15型 210万ドットバリアングルモニタ
・12コマ秒のメカニカルシャッター連写
・20コマ秒の電子シャッター連写
・5GHz Wi-FiおよびBluetooth 4.2・USB-C 3.1・HDMI - 競合から突出してクラスリーダーとなった分野は数多い。動画セクションのオーバーヒート問題を除けば、十分に実用化されたテクノロジーを搭載した成熟したミラーレスカメラである。
- バッテリーやメモリーカードを搭載した時点で重量は738gだ。競合する多くのミラーレスカメラより間違いなく重い。ただし、これは「5」シリーズのカメラであり、これは喜ばしいことだ。カメラ・グリップは多くのミラーレスより私の手にフィットする。
- ボディサイズはEOS Rよりも僅かに大きいが、その差はとても小さい。
- ボディサイズは大きく重いが、プログレードの大きく重いレンズとバランスを取る場合にはメリットとなる。
- オリジナルの「EOS R」は間違いなくエルゴノミクスに基づいた最高のデザインだったが、「タッチM-Fnバー」と呼ばれる革新的な操作性のファンにはなれなかった。
キヤノンはこの問題を避け、R5では通常のAFジョイスティックに切り替わっている。 - 背面にホイールダイヤルが加わり、3つのコマンドダイヤルとレンズ側のコントロールリングで多くの物理操作が可能となっている。
- ボディ上面のコントロールレイアウトはEOS Rのデザインを継承している。
- ボディ正面はいくらか改善されている。5シリーズでお馴染みのプレビューボタンが追加され、様々な機能にカスタマイズすることが出来る。さらにカメラ左下にはリモートレリーズ用のポートを搭載している。
- レリーズポートが正面に移動したことで、側面に余裕が生まれ、フラッシュ用のシンクロ接点用ポートを追加することが出来た。これはEOS Rに無かったものだ。
- EOS Rと同じく、USB経由での充電に対応している。ただし、やはりUSB-PD対応製品でなければならない。このため電源は選ぶ必要がある。
- メモリーカードスロットはCFexpress BとSDXC UHS-IIのデュアルカードスロットとなった。CFexpress Bは私にとって新しいフォーマットのメモリーカードであり、手元にカードリーダーが無かったため、カメラからUSB接続でファイルを転送する必要があった。ただ、この場合はサイズが大きい動画ファイルがパソコンで認識できなかった。
- 競合他社と比べて優れているポイントは、バリアングル式タッチパネルを搭載している点だ。優れた解像度と高い応答性を備え、優れたパフォーマンスを発揮する。
- ファインダーも素晴らしく、私のお気に入りポイントだ。高解像・高リフレッシュレートで動き物を追従するのに適している。ただし、リフレッシュレートを高く設定した場合、バッテリーライフが短くなる点には注意が必要である。
- ボディ内手ぶれ補正の導入は遅かったが、その補正効果は本当に印象的だ。実際に使ってみて、ソニー製ミラーレスより効果的だと直ぐに感じた。特に望遠レンズを使用した際にそう感じる。
- 150mm F2.8の望遠マクロレンズと組み合わせても約4段分の補正効果を得ることが出来た。難しい組み合わせにも関わらず、このような補正効果を得られるとは驚きだ。
- ボディ内手ぶれ補正は単焦点で動画撮影する時に恩恵が分かりやすい。
オートフォーカス・連写
- EOS R5の性能面で最も印象的だったのはオートフォーカスシステムだ。センサー全体をカバする5655ポジションのAF測距点を備え、特定のレンズで-6EVまでの素晴らしい低照度性能を発揮する。
- フォーカススピードは良いレンズと組み合わせると非常に高速だ。
- EOS-1D X Mark IIIにも搭載したEOS iTR AF Xを備え、さらに人間と動物の検出が可能となっている。いまやスキルがほとんど無くても簡単に被写体を追従することが可能だ。
- AF速度は最短0.05秒とフルサイズミラーレスの中ではトップクラスだ。-6EVに対応しているにも関わらず、ハイライト側も20EVまで測距可能だ。理論上、26段分の照明条件に対応していることになる。手持ちの9段分のNDフィルターを装着した状態でも瞬時にフォーカスが可能である。
- さらにこのカメラは開放F22でもAFを利用可能だ。
- 裏庭で飛び回る鳥を簡単に撮影することが出来る。おそらく手持ちのα9より優れている。
- 「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」を組み合わせたところ、過去最高の使い勝手となった。
- EOS Rが追従AF時の連写速度が非常に遅いことを指摘していたが、EOS R5で同様の問題は発生しない。メカシャッターで簡単に12コマ秒を実現している。
- 電子シャッターによる連写は非常に静かで、撮影していると気が付かないほどだ。
- 連写時のバッファはα9 IIと同程度確保されている。ただし、20コマ秒の電子シャッターを利用した場合、α9 IIのほうがより多く連写可能となる。ただし、EOS R5が4500万画素センサーを使用していることを忘れてはならない。
- アクション撮影には十分な連写速度とバッファ量だ。素早く、瞳を確認し辛く、暗めの犬は難しい被写体だ。最初のテストでは2/3あたりで検出が途切れてしまいがっかりした。しかし、それが「人間優先」の設定だったことに気が付き修正した。
その結果、追従結果は完璧となった。 - 追従連写時の精度はメカシャッターが100%、電子シャッターが95%程度と感じた。
- 瞳AFも良好に動作する。
- 世界最高のAFシステムの一つと言える。高速かつ正確、柔軟性があり、取れ高を最大化しやすい。さらに連写・バッファ。追従性も最高だ。
動画
- 最も物議を醸しているのが動画機能だ。
- これまでキヤノンの動画仕様と言えば、クロップされた4K、不十分なコーデック、解像度が物足りないなど批判が多かった。
- しかし、R5は全画素読出しやC-Log対応、8K 30や4K 120pにまで対応している。
- ただ、今回は「オーバーヒート」の問題で「キヤノン論争」が発生した。驚くべきことでは無く、高度な動画機能には発熱が付き物だからだ。特に防塵防滴性を高めたコンパクトボディで発生した熱を逃がすのは至難の業となる。
- 8K 30pは過熱警告まで20分、4K 120pの場合は15分しか撮影できない。4K 60pでは35分が限界だ。
- 私は4K 30pでショートクリップの撮影がメインとなるため問題に遭遇したことは無い。
- 人によっては制限の多い動画仕様と感じるかもしれないが、今のところ私は素晴らしい動画機能と感じている。
- 動画撮影時のオートフォーカスは静止画同様に優れている。
- フル画角の4K動画を撮影できるキヤノン製スチルカメラは少ない。
- 出力されるフッテージは素晴らしい見栄えだ。
- 動画を副次的な機能として使う大多数のフォトグラファーにとって、幅広い選択肢を備えたR5の動画機能は使って楽しいはずだ。動画がメインとなる人はα7S IIIなどを検討すべきだと思う。
センサー性能
- キヤノン初の高画素モデル「EOS 5Ds R」は最適な条件下で素晴らしいディテールを得られるカメラだと感じた。しかし、「最適な条件」から外れてしまうと厳しくなる。手ぶれやダイナミックレンジは特に注意が必要だった。
- ISO6400まではノイズ・彩度・コントラストの低下がほとんど見られない。等倍でチェックすると僅かにノイズが確認できる程度だ。
- ISO25600まで増感しても変色やバンディングノイズは見られない。ただし、シャドウのノイズは確実に多くなっている。
- ISO25600のイメージをEOS Rまでリサイズすると、コントラスト・色・ノイズの点で遥かに優れた結果となる。EOS Rのセンサーも過去最高だったことを考慮すると、高解像センサーでこの結果は実に見事である。
- 解像度が僅かに低いα7R IIIと見比べた場合、全体的な結果をとても似ている。ただし、ソニー機で同じ露出結果を得たい場合は1/3段ほど露出設定を上げる必要があった。
等倍でチェックすると、ソニーのコントラストや色の再現性は優れているが、ノイズパターンに一貫性が無い。この点でキヤノンはより均質な結果となる。 - ISO51200まで増感するとノイズがかなり強くなる。それでもEOS 5Ds RのISO6400より優れた画質に見える。これはEOS R5のISO性能が3段ほど優れていることを示唆している。本当に、本当に見事な結果だ。
- ダイナミックレンジはEOS Rと比べて約半段、EOS 5Ds Rと比べて4段分のアドバンテージがあると言われている。実際にテストしてみると、4段分の露出不足であれば完全に復元できることが分かった。等倍でチェックするとノイズが極僅かに発生している。
EOS Rで同じ条件で現像すると、シャドウがいくらか変色してしまう。 - ダイナミックレンジをソニーα7R IIIと見比べると、より良好な再現性を備えていることが分かる。ソニーはシャドウにノイズがほとんど発生していない点で優れている。
- ハイライトは2段分の露出オーバーまで対応できるが、3段分の場合は白飛びがいくらか発生する。
- ソニーの高解像センサーにはRAWの低解像オプションが存在せず、6100万画素のRAWデータが扱い辛いことを過去に指摘した。キヤノンはこれまでM-RAW・S-RAWと言った選択肢があったものの、EOS R5ではこれら選択肢が無くなってしまった。
- その代わりに圧縮RAWである「C-RAW」を利用可能だ。この方式では約40%ほどストレージを節約できる。ソニーの圧縮・非圧縮ほどの画質差は見られない。
- APS-Cクロップでも1700万画素の解像度を得ることが出来る。
- 広角レンズ使用時に露出不足となる傾向が悪化している。
動画のオーバーヒート問題はあるものの、多くのユーザーは幅広い動画機能に満足していることだろう。それ以外でこのカメラを批判するポイントはほとんど無い。AFシステムは非常に強力で簡単に動く被写体を撮影できる。さらに強力なダイナミックレンジと美しい色再現で補強されている。ボディ内手ぶれ補正はうまく機能し、エルゴノミクスは優れている。
3999ドルの価格設定は確かに安く無いが、許容範囲内だと思う。
キヤノンがこれまで投入してきたカメラで最も汎用性の高いカメラであり、多くの点で「5」シリーズのあるべき姿を体現している。パワフルで汎用性が高く、そして堅牢なカメラだ。これで素晴らしいRFレンズがもう少し安ければ……。
長所:キヤノン史上最高に多機能なカメラ・優れたエルゴノミクス・最高のボディ内手ぶれ補正・素晴らしいAFシステム・検出AF・素晴らしいファインダー体験・高解像で高応答性のバリアングルモニタ・良好なバッファ・多機能な動画仕様・優れたISO性能とDR
短所:一部動画モードでの発熱・ボディが重い・充電はUSB-PD対応・露出不足となる場合がある・RFレンズが大きく高価な傾向あり
IMAGING RESOURCE
IMAGING RESOURCE:Canon EOS R5 Field Test Part I
外観・操作性
- 長い間噂されていたEOS R5が今年の初めに開発発表された。新開発4500万画素センサーを搭載し、一眼レフ「EOS 5Ds」に近い解像度を持つカメラである。
- 個人的な見解として、印象的な動画仕様が誇大広告や話題となっているにも関わらず、動画はおまけで静止画重視のカメラと感じる。確かに8K RAWや4K 120pは信じられないような動画仕様だが、静止画もしっかりとしたハイブリッドなミラーレスカメラだ。
- 確かに動画のオーバーヒートや信頼性が論争の中心となっており、あなたが動画が主な用途であれば有用性には限界をかんじると思う。しかし、このコンパクトなカメラボディに詰め込んだ機能としては画期的で凄いテクノロジーだ。
- その一方、静止画は4500万画素の解像性能と優れたダイナミックレンジを備え、強力な8段分の手ぶれ補正で三脚不要の機動力を獲得した。風景写真家に有用なカメラであると同時に、カバーエリア100%の約6000ポジションのAFシステムを実装し、最速20コマ秒の連写速度や人・動物の検出機能を搭載し、アクションや野生動物の写真家にも理想的な選択肢のように見える。
- 第一回目のフィールドテストでは私自身がフォトグラファーでもあるので、静止画に重点を置いてレビューする。2回目は動画機能についても掘り下げる予定だ。
- R5の全体的なデザインは驚くほどEOS Rと似ている。デザインのみならず、ボディサイズや形状もだ。しかし、EOS Rほど一眼レフから操作性を変更せず、クラシカルな操作性を継承している。比較的小さなフォームファクタにも関わらず、多くのコントロールポイントを備え、使い慣れた場所に配置されている。
- 長年、一眼レフを使ってきた身としてはEOS R5のほうがしっくりとくるデザインだ。とは言え、一眼レフの軍艦部に鎮座したボタン群が恋しくなる。とは言え、操作ダイヤルが多く、露出設定はすべてダイヤル操作で完結することが可能だ。しかし、ISOを直接ダイヤル操作で変更するのには慣れが必要だった。慣れてしまえばかなり便利である。
- 4500万画素センサー・ボディ内手ぶれ補正・数多くの物理ボタン・ダイヤルを備えているにも関わらず、驚くほどコンパクトで軽量だ。
- エルゴノミクスに基づいた美しく深いグリップを備えている。
- 丸みを帯びたカメラデザインは個人的にソニーの角ばったデザインよりも好みだ。
- 戦車のように頑丈な印象があるものの、実際に手に取ってみるとあまり重くない。
- AFジョイスティックで素早くAFエリアを操作するにはボタンカスタマイズから「ダイレクトAFポイント選択」をオンにする必要がある。
- EOS Rから継承している目新しいポイントは、ボタン式のモード変更システムだ。個人的にはダイヤル式のほうが素早く操作できると思う。動画モードへ切り替えるにはMODEボタンを押してからINFOボタンを押す必要があるのは面倒に感じる。
- 背面モニタはEOS Rと同じ210万ドットの3.2型液晶を使用している。表示はシャープでタッチパネルのレスポンスは素晴らしい。明るい環境でもパネルの光沢が問題となることはなかった。バリアングルモニタも便利である。
- 電子ファインダーは従来の369万ドットから576万ドットまで高解像化している。明るいうえにとてもシャープで、非常にクリアだ。0.76倍のファインダー倍率はそれほどでもないが、私には十分な大きさだ。リフレッシュレートは120fpsまで利用することができ、動体を撮影する際に最適だ。アイセンサーは敏感すぎず、誤動作を防ぐ設定も利用可能となっている。
画質
- 4500万画素の解像度はEOS 5Dsに近い性能であり、キヤノンEOSシステムとしては最高クラスの解像度だ。モアレを防ぐローパスフィルタ搭載モデルながら、信じられないほど細かいディテールを再現可能だ。風景・ポートレート・野生動物など、大部分の用途で十分な解像性能を持っているように見える。
- 解像度が高く、クロップ耐性が高いのは有難い。望遠レンズでさらに画角を狭くしたい場合に有用だ。
- 色再現性、高ISO性能、ダイナミックレンジなど、その他の面でもR5は素晴らしい性能を発揮している。
- 他のキヤノンカメラで見てきたのと同じように、デフォルトのピクチャースタイルでも、豊かで生き生きとしているうえ、飽和しすぎていないのが素晴らしい。特に赤色はキヤノンらしい素晴らしい色調だ。赤の色調は非常に豊かだが飽和しすぎず、明るすぎない。
- 高ISO画質という点で、高解像度センサーにもかかわらず、ソニーα7R IVのような素晴らしい性能を発揮してくれる。センサー技術と画像処理はここ数年で確実に進歩してきており、高解像度カメラでも高ISO性能を実現できるようになってきた。
- ほとんどの場合、JPEG画像をR5のカメラ内ノイズ処理に頼るよりも、自分でRAWファイルを処理した方が、より高いISO感度でも細部のディテールを保つことができる。
- 私の目には、JPEG出力の初期設定ノイズリダクションでも、あまり悪くは見えない。ISO6400での撮影は余裕だが、ISO感度をさらに上げるにつれ、ディテールの損失が目立つようになる。しかし、NR処理が少し強すぎると感じ始めるのはISO 51200だが、高コントラストのディテールはまだシャープに見える。拡張ISO102400は可能であれば絶対に避けるべきだ。
- ダイナミックレンジはキヤノンの弱点だった。R5は新型4500万画素センサーで改善を図っており、RAWから得られるダイナミックレンジの諧調と柔軟性にはとても満足した。露出オーバーの写真もハイライトが再現でき、露出アンダーでもノイズを抑えた増感が可能だ。α7R IVと見比べてみると、シャドウの回復時にノイズが少なく、ディテールも良く再現できている。逆にハイライトの復元はα7R IVのほうが良好だった。
- カメラ出力のJPEGはハイライトとシャドウのバランスが良く、ダイナミックレンジも良好だ。スタンダードは状況によってコントラストが強めと感じるものの、ハイライトとシャドウのディテールには満足している。
- HDR PQと呼ばれているHEIF出力は従来の8ビット出力のJPEGと異なり、10ビットの情報量持つが圧縮効率が高く、JPEGと遜色ないファイルサイズを維持している。この結果、ダイナミックレンジや色再現性が向上する。対応機器はまだ限られているが、ワンショットHDRとしては面白い選択肢になると思う。
今のところ、EOS R5での撮影体験はとても肯定的だ。この新型フルサイズミラーレスのエルゴノミクスとクオリティは素晴らしい。私がキヤノン製ハイエンドカメラに期待するルックスとフィーリングである。持ちやすく、豊富な操作性を備え、お馴染みのキヤノンシステムとなっている。静止画の画質は期待を裏切らないものだった。優れたディテールとダイナミックレンジを備え、風景撮影に十分な解像性能を発揮し、野生度物の撮影で優れたトリミングの可能性をもたらしてくれた。
Lesnumeriques
Lesnumeriques:Test Canon EOS R5 : la nouvelle référence des appareils photo hybrides
- EOS Rの登場から2年後、キヤノンはEOS R6とR5を投入した。R5は4500万画素センサー・快適な電子ファインダー・動物検出・防塵防滴仕様で、さらに待望のボディ内手ぶれ補正を搭載している。そして民生用カメラとしては初めて8K動画に対応した。
- EIS RやRPも決して悪いカメラでは無かったが、評価を下げるポインtのがあった。EOS Rはエルゴノミクスの選択に疑問が残り、EOS RPはエントリーモデルにしても制限が多い。
キヤノンはこれら欠点を十分認識しており、2020年のカメラ市場のニーズに限りなく近づけたモデルを投入した。R5やR6のエルゴノミクスは全体的に模範的なデザインだ。 - α7R IVのようにマウント・グリップ間が狭すぎるということは無く、十分なスペースが保たれている。その上でグリップは握りやすい快適な形状だ。
- モード変更はボタン式だ。少し面倒だが、それほど困るものでもない。
- 全体的なエルゴノミクスはEOS Rを継承しているが、AFジョイスティックや背面ホイールが追加されているのが特徴的だ。
- カメラはUSB-Cポートを搭載しているが、給電や外部ストレージには対応していない。
(訳注:USB給電にはPD対応製品で利用可能です) - 残念なのがボディの仕上がりだ。一眼レフカメラと比べると質感が物足りない。
- 電子ファインダーは長い間、光学ファインダーより見劣りするものと言われてきた。まだまだ改善の余地は残されているが、R5のファインダーはある程度成熟したと思われる。あらゆる光環境で高レスポンスを得ることが可能だ。
光学ファインダーと異なり、カメラ設定やAFなどライブビューらしいメリットを享受することができる。高水準な電子ファインダーだ。 - 4500万画素センサーで高速性を実現できるのが疑問だったが、DIGIX Xプロセッサがそれを可能としているようだ。
- 起動時間は0.5秒未満と非常に良好だ。すべての動作が非常に高速である。
- 連写速度はメカニカルシャッターで12コマ秒に達し、電子シャッターを使うと20コマ秒まで利用可能だ。実測値でも確かにこの連写速度を実現している。EOS R6より高解像であるにも関わらず、同等の連写速度を実装したことは嬉しい驚きだ。
- オートフォーカス
ー動物検出はソニーのような瞳検出機能に加え、パナソニックのような身体・頭部も検出も可能となっている。検出精度はほぼ完璧だ。
ー20コマ秒の追従連写でも問題なく正確にピントを合わせている。
ー遠くの被写体でも被写体を簡単に検出する。
ーもちろん不規則な動きの被写体や低照度ではミスショットも増える。それでもR5の性能は素晴らしいものだと思う。
ーAFに不満を感じた場合はAF-Cをカスタマイズしてみるのがおススメだ。 - 4500万画素のEOS R5は超高感度領域には対応していない。ISO 3276800に対応するD6と違い、R5はISO 51200までである。
ーISO 800までの画質は完璧だ。
ー画質が低下し始めるのはISO 3200以降だ。
ーRAWとJPEGではノイズの描写が大きく異なる。
ーJPEGでは攻撃的なノイズリダクションで滑らかとなり、ISO6400まではノイズレスだ。
ーRAWはJPEGと比べて1段分ほどノイズ量に差があるため、現像時には注意が必要である。 - ダイナミックレンジはシャドウ側を3?4段分まで問題なく回復できる。ただし、ハイライト側は少し制限され、1.3?1.6段分程度の減感まで対応している。
- 手ぶれ補正は「RF24-70mm F2.8L IS USM」と組み合わせてテストしたところ非常に効果的な性能であることが判明した。
- 8K 30pはDCIアスペクト比でフル画角を得ることが出来る。すべてのAFモードと検出機能を利用可能だ。ファイルサイズの小さいIPBモードやすべてのフレームを記録するALL-Iモードが用意されている。CFexpressの内部記録やAtomos Ninja Vへの外部出力に対応。
(訳注:外部出力は4Kまでだったはず) - 動画モードにはもちろんゼブラやヒストグラム機能がある。さらにHDR動画やC-Logにも対応。
- 4K 60pに対応しているほか、音声入力無しの4K 120pも可能だ。
- 8K動画を扱えるデバイスは少ないが、これまでとは比較にならない画質だ。8Kから4K動画をクロップするのも効果的だ。
- 4K HQモードは8Kからのオーバーサンプリングで画質が大幅に向上している。
- 動画撮影中の瞳検出や追従機能は非常に便利で効果的だ。ローリングシャッターは良く抑えられているように見える。
- 動画の連続撮影で発熱が問題と言われているが、我々はこれと言った問題に遭遇していない。それよりも動画を収めるメモリーカードのほうが問題となる。ただし、長回しするような場面ではオーバーヒートに気を付けたほうが良いだろう。
重箱の隅を楊枝でほじくると欠点も見つかるが、全体的に見ればパフォーマンスは非常に良好だ。ネット上の批判はあまり真に受けないほうが良い。
長所:優れたエルゴノミクス・優れたレスポンスと感度耐性・顔/瞳検出AF・ボディ内手ぶれ補正・防塵防滴・8K・フル画角の8K/4K・4:2:2 10Bit 内部記録・デュアルメモリーカードスロット・AFジョイスティック・マイク/ヘッドホン端子
短所:やや残念な仕上がり・ハイライト側のダイナミックレンジ・電子シャッターの上限が1/8000秒・動画録画時間の制限
Lensrentals
Lensrentals:Taking Apart the Canon EOS R5 Mirrorless Camera
- 発熱問題の流れでこのページにたどり着いた人向けに結論からのベルト、このカメラは小さく、天候に左右されない防塵防滴仕様を備え、静止画用カメラのボディデザインで熱を逃がすには限界があるように見える。
- 2年前に分解したEOS Rにはボディ内手ぶれ補正を搭載することができるくらいの空きスペースがボディ内部に存在した。
それでも搭載しなかったのは、キヤノンがレンズの光学手ぶれ補正に拘っているのでは無いかと推測している。 - バッテリースロット周辺は他のキヤノン製カメラとよく似ている。付近にはワイヤレストランスミッター「WFT-R10」用の端子が存在するクールなデザインだ。
これはバッテリーグリップとして機能するだけでなく、イーサネットとワイヤレス接続に対応し、サーバーと最大10台のカメラを接続することが可能だ。
本格的なプロフェッショナルにとって、高価だがクールなオプションに思える。 - バッテリードアは通常、浸水箇所になり得るウィークポイントだ。EOS R5のバッテリードアは周囲を耐候性ガスケットで囲み、平面全体が柔らかいガスケット材となっている。
- ファインダーはクランプではなくネジで固定している。
- もちろん分解にはグリップのカバーを外す必要がある。グリップ表面の素材は従来モデルと比べて若干手触りが違うように感じる。厚みや柔軟性は同程度だ。
- リモコンセンサーのカバーはグリップのカバーで覆われているだけだった。
- カメラ底面プレートを外すと目新しい防塵防滴仕様を目にした。従来のようなゴムフェルトでは無く、遥かに大きいゴム製ガスケットを備えている。通常目にするよりも大きなシール領域だ。
他のパーツとの結合部にも同様の材料が使われている。 - 金属製の三脚ネジ穴+プレートは頑丈だ。交換可能となっているのは重要なポイントである。
- HDMI・デジタル出力ポートは両方ともメインPCBの一部である。つまり、カメラに接続したHDMIやUSBを強く引っ張り破損させると、高価なメインPCBの交換となるので気を付けよう。
- サイドドアにおけるシーリングの弱点は一か所しかなく、これまで見たことが無いしっかりとしたものだ。
- カードドアの下にはバッテリードアと同じく分厚い防塵防滴用の柔らかい素材が使われている。
- 毎年多くのカメラが水没して帰ってくるので、防塵防滴仕様はあまり信頼していない。このカメラの仕様は良いように見えるが、どこから浸水するかが問題だ。
- 背面モニタの配線はEOS Rと同じように見える。何故かフレキシブルパーツのみ新しくなっている。
- 回路基板はEOS Rよりも複雑に見える。
- トッププレートの防塵防滴処理は他の部分と比較して少し異なっている。底面や側面のようなゴム製シールでは無く、一般的な発泡素材が施されている。
水たまりにカメラを置いた際に浸水しやすい底部を強化するのは理に適っている。 - レンズマウント部分の上部にはあまりシール材が無い。耐候性に弱点があるとすればこれくらいか。(おそらく、上部のシーリングが弱めてあるのは放熱性を考慮したものだろう)
- 電磁シールドは薄くなりがちだが、R5のそれは厚さ0.98mmと男前だ。熱対策のためかもしれない。
このアルミ製シールドは上下の銅トレースに接続し、さらに2つのサーマルパッドの上に置かれているので、熱が伝わりやすいはずだ。(一端は三脚プレートに繋がっている) - サーマルパッドを剥がすとSKハイニックス製SDRAMチップが現れる。
- EOS Rとは違い、ボディ内に空間はあまり残されていない。
- バッテリードアの開閉を判断するスイッチはメインボードに直接はんだ付けされている。小さく脆弱なスイッチだ。わずかな力でこのスイッチを回路基板から外すのは簡単であり、そうなればメインボードを交換する必要があり、非常に高価な修理となるだろう。
(訳注:EOS HDなどで、熱問題のタイマーをリセットするため、このスイッチを小さなネジで押しっぱなしにする裏技が公開されています。そのような場合に破損する可能性が高いと示唆しているのでしょう) - メインPCBの裏側には大きなアルミ製ヒートシンクが備わっており、サーマルパッドはCPUに接続されている。
このことから、SDRAMチップ用・CPU用で別のヒートシンクに熱を送っているようだ。 - CFexpressカードスロットは古いCFカードスロットより遥かに頑丈に見える。
- センサ?の調整にEOS Rはスプリングテンションネジを使用していたが、ボディ内手ぶれ補正を搭載するR5で同じ方法を採用すると、手ぶれ補正の振動でネジが緩む可能性がある。そのためか、R5の調整ではシムを使っている。
- センサーを分解せずに正確なガラスの厚みを測定することは出来ない。ガラスは割れやすいため、EOS R5が壊れるのを待って、測定してみたいと思う。
- ソニーのボディ内手ぶれ補正はプラスチック製パーツの破損が見つかった。しかし、キヤノンの補正ユニットはソニーのような壊れやすいパーツは使っていないようだ。より頑丈に見える。
驚くべきことは無かった。ボディ内手ぶれ補正ユニットの搭載により、EOS Rより内部の密度が高まっている。防塵防滴はカメラ下部2/3が新しい方式のシーリングを採用し、本当に浸水しにくい仕様を実現している。
ボディ内手ぶれ補正は非常にコンパクトだが、巧みに設計され、弱点となるような接続はされていない。とは言え、発売直後なので、正確なことは言えない。
ヒートシンクは2つの回路があり、一つはメインPCBとセンサーアセンブリの間、もう一つは電圧ボードの下だ。それぞれサーマルパッドがあり、少なくとも一つのヒートシンクは三脚プレートと接続されている。
多くのスチルカメラより多くのヒートシンクを使っているが、動画機ほどでは無い。
分解で分からなかったのは、この熱がどのようにしてカメラの外に逃げるかだ。少なくとも空気の循環が無いことは確かである。
カメラが密閉されていることを考慮すると、熱がどのように外へ行くのか気になる。多くの人が熱問題に対して様々な対策を講じているが、単純に考えて、密閉性に優れたカメラが熱を外に逃がせるものだろうか?
Kolari Vision
Kolari Vision:EOS R5 AND R6 OVERHEATING TIMER CHIP
- 我々はR5/R6のリリースにとても興奮していて、いくつか冷却装置を追加して、適切なビデオカメラにオーバーホールする計画を立てていた。
- しかし、EOSHDの記事によると、キヤノンは実際の温度測定ではなくオーバーヒートタイマーを使用しているとのことで、少しがっかりした。
- Andrew Reid氏は、ネジを使ってバッテリードアの安全シャットオフスイッチを無効にし、録画中にハードシャットダウンすることで、このタイマーをバイパスすることを発見した。しかし、これはファイルを破損させてしまうようだ。
- Baiduの "Math Class "では先日、クロックバッテリーを取り外すことでもこのタイマーをバイパスすることができると紹介していた。
- キヤノンによるファームウェアアップデートは、ソフトウェアがシャットダウン時間に影響を与えることができることを示し、撮影時間を延長している。
- これらのことから、カメラは内部タイマーを保持し、カメラがオフのときにもタイマーを保持し、撮影を再開できるかどうかに影響を与える可能性があるようだ。
- ハードシャットダウンを行うと、書き込まれたデータの一部が破損し、制限時間を設定できなくなる。ボタン電池を外したことで、カメラがオフの時にタイマーを保持することが出来ず、カウントダウンタイマーを設定することも出来ない。
- この知識をもとに、ボタン電池なしでカメラがどのように機能するのか、ボード上の物理的なタイマーチップを特定できないか、日付や時刻の設定に影響を与えずにタイマーの通信を中断するためのより高度な改造はないかを調査したいと考えた。
- まず最初に確認したかったのは、バッテリーの欠落が一般的な性能にどのような影響を与えるのかということだ。時計はもちろんリセットされ、他の撮影設定やカスタム設定の保存も出来ない。
- そこで、いくつかのカスタムメニューを設定し、撮影設定値やメニュー設定を変更してから、ボタン電池を外した。30分ほど電池を入れずに完全に電源を切った状態で放置し、電池を入れずにカメラを組み立て直した。時刻/日付の表示は期待通りだったが、残りの設定がまだ残っていたのには驚いた。メインバッテリーがある限り、電源を切っていてもカメラは時間を保持することが分かった。
- 次に、バッテリーのリード線がどこにつながっているのかをトレースする。目視で確認すると、バッテリーからのリード線はすぐに基板の中層に降りていくため、目視ではトレースは不可能だ。
- リード線から導通チェックをしてみると、右のリード線はすぐにコモングランドまでトレースできた。左の正リード線は少し難しかったが、トレースはどこかで出てくるはずなので、両側の基板全体の部品をテストして回った。少し面倒だが、バッテリーが入っているチップを1つだけ特定することができた。
- チップを読み取るには顕微鏡が必要だが、59ページのドキュメントPDFが付いたRX8130リアルタイムクロックであることを確認した。ビンゴだ。これが時を刻んでいる。
- クロックバッテリーが470Ωの抵抗器を介して10番ピンに供給されていることが判明した。ピン7はまた、グランドに接続されている。興味深いことに、ピン6、2、3は何にも接続されていないか、ボードの下に直接何かに接続されている。より明確に確認するためにはチップを取り外す必要がある。
- 説明書にある4番ピンは周波数出力に使われていて、これはすぐ右側の6ピンチップに接続して、そのチップはpQだけを読み取るようになっている。うまくいけば誰かがこのチップについてもっと詳しいことが分かるはずだ。
- ピン5は、我々が識別することができないボード上の他の場所につながっている。
- ピン1は、グランドへの平滑コンデンサ接続のように見えるもので、遠くのBGA実装されたチップに接続している。
- ピン8と9もまた、まだトレースできない別の場所に接続しており、平滑化コンデンサを備えている。
今のところ、これが我々が行ったすべての進捗状況だ。このチップの説明書に基づいて、基本的には、このチップが最初にメインボードから電力を受け取り、そこに電力がない場合は、バックアップボタン電池から電力を引き出すということだ。このチップは時間を保持することができ、時間データを出力することができる。チップは割り込み信号やデータ信号を送り返すこともできるが、今のところそれらのピンは必ずしも使われていないようだ。キヤノンは内部の割り込みやタイマー機能を使わず、このチップをタイムキーパーとしてだけ使っているのかもしれない。
次の計画では、R5でチップを取り出し、実際のオーバーヒート中に信号を測定できるかどうかを確認する予定だ。
【重要】キヤノンがオーバーヒートでシャットダウンするためにタイマー回路を使用していることは確定的に見える。しかし、今のところ理由は推測することしかできない。それは単にカメラ性能を弱く見せている可能性もあるが、この防塵防滴ボディにはまだいくつかオーバーヒートの懸念素材があり、長寿命のため今のところタイマースケジュールに基づいてシャットダウンしている可能性が非常に高い。
我々が施す改造は、保証を無効にするだけでなく、おそらく潜在的にカメラの寿命を短くしている可能性がある。これらについて細心の注意を払ってアプローチしたいと思っている。
R5を切り開き、過熱しているチップとカードスロットにヒートシンクを追加し、このヒートシンクを放熱用のアルミケージに取り付け、アクティブファンも追加する予定だ。このように冷却すると、長時間の撮影でもR5を非常に涼しく保つことが期待でき、その際にはタイマーシャットダウンを改造で無効にする必要がある。
PhotographyBlog
PhotographyBlog:Canon EOS R5 Review
紹介・操作性・外観
- EOS R5は市場をリードする多機能フラッグシップミラーレスだ。プロフォトグラファー・プロビデオグラファーにアピールするようなデザインとなっており、4500万画素センサーに8K動画機能を備えている。
- 価格は4199.99ポンドとEOS R6よりもかなり高価だ。
- 主なライバルはα7R IV、LUMIX S1R、Z 7などが存在する。
- ボディはEOS R6のようなポリカーボネイト素材では無く、より頑丈なマグネシウム合金を採用している。どちらも同程度の耐候性を備えている。(訳注:実際には違いがあります)
- R5はR6より重いが、ボディサイズは同等だ。EOS RやEOS RPと比べると少し大きい。
- 4本の指で握ることが出来る深いグリップを備えている。
- カメラ前面にはカスタマイズ対応の絞りプレビューボタンとN3端子に対応したレリーズ用ポートが存在する。
- センサーは4500万画素であり、EOS最高画素数の5Dsほどでは無いが、それ以上のディテールとなるとキヤノンは述べている。
- 常用ISO感度は100-51200であり、EOS R6より1段低い。
- カメラ上部のデザインはEOS Rと似ている。個人的にはR6のようなダイヤル式のモード変更が良かった。動画モードへ移行したい場合はINFOボタンを押す必要がある。
- 小さいながらも反応の良いシャッターボタンがあり、その後ろには小さなM-Fnがある。これは、ISO、連写、AF、ホワイトバランス、露出補正など、カメラの主要なコントロールに素早くアクセスすることが可能だ。
- EOS RPに搭載されていたロックスイッチが、新型EOS R5ではロックボタンになった。その名の通り、カメラ上部の2つのコントロールダイヤルとリアコントロールホイールをロックし、誤ってカメラのキー設定を変更しないようにするものだ。
- 背面のボタンレイアウトは、EOS 5シリーズのデジタル一眼レフカメラを使ったことがある人なら馴染みのあるデザインだ。キヤノンの伝統的なコントロールホイールをはじめとしたコントロールが搭載されている。
- EOS Rでは物議を醸していたMfnバーの代わりに、ジョイスティックを搭載しているのも嬉しいところだ。
- ジョイスティックが搭載されたことは非常に歓迎すべきことだが、位置が高いことに改めて驚かされた。ファインダーの中心とほぼ一致しており、多くのカメラよりも高い位置である。少なくとも最初のうちは、使い慣れないはずだ。最終的に慣れることができたものの、もっと低い位置にあってもよかったのではないか。
- EOS R5の主な改良点は、前モデルのEOS RとRPにはなかったSETボタンを中心とした、キヤノンの伝統的なコントロールホイールが復活したことだ。
これは、EOS 5シリーズのデジタル一眼レフカメラを使ったことがある人なら、すぐにおなじみの機能だと思う。 - しかし、EOS R5に搭載されているものは、EOS 5シリーズに搭載されているものに比べて、実際にはあまり役に立つものでは無い。
このカメラにはタッチ操作にも対応しているので、より素早く直感的に操作することができる。なぜキヤノンはコントロールホイールを搭載することにしたのだろうか?懐かしさからか? - 左端のメニューボタン横には、再生中の画像に星の評価を割り当てることができる新しいレートボタンがある(オフ、1〜5つ星)。
- 0.5型576万ドットEVFは、動きの速い被写体を撮影する際、ラグを最小限に抑えるために最大120fpsで動作する。とても印象的な見栄えだ。
- 3.15型 210万ドットのバリアングル液晶画面を搭載している。裏返して液晶画面を保護できるほか、バリアングル展開時にアイセンサーを自動的にオフにすることが出来る。
- 前述したように、液晶画面はタッチ操作に対応しており、AFポイントの設定からシャッター、メニューシステムのナビゲート、再生中の画像の閲覧まで、すべての操作が可能である。レスポンスの良いシステムで、使っていて楽しい。
- マイクポート、ヘッドフォンジャック、リモコンポート、USB-Cポート、HDMI接続端子があり、接続性の観点から、アマチュアのカメラマンやビデオグラファーが必要とするすべてのものを備えている。
- 新型バッテリーを搭載してもバッテリーライフに大きな変化は見られない。幸いにも下位互換性があるので古いバッテリーも利用可能だ。
- Bluetoothと2.4Ghz Wi-Fiを内蔵しており、スマートフォンやネットワークに簡単に接続して、高速なファイル共有やFTP/FTPS転送が可能だ。さらに、EOS R6にはない高速な5Ghz Wi-fi規格にも対応している。
画質・性能
- 内部記録で8K 30p RAW動画に対応している初めてのフルサイズミラーレスだ。フル画角で最大30pの8K動画を撮影でき、デュアルピクセルCMOS AFも利用可能だ。従来のキヤノン製カメラと比べると歓迎すべきスペックである。
- また、4:2:2 10Bit Canon-LogやHDR PQでの撮影にも対応している。8K動画の静止画切り出しも可能だ。
- 8K動画は20分の連続撮影制限があるものの、大抵の場合は20分も持たずに冷却が必要となることが多い。
- 4K 120pや4K 60pでも同様の問題が発生する。これを回避するには4K 30pを使う必要がある。
- EOSシリーズで初めてボディ内手ぶれ補正を導入したカメラだ。信じられないほどの補正効果を獲得し、最大4秒の手持ち撮影でもシャープな結果を得ることが出来た。
RFマウントの直径が大きいため、レンズ側手ぶれ補正が無くても8段分の補正が可能となっている。
焦点距離を入力することで社外製レンズでも利用可能だ。 - ボディ内手ぶれ補正のためか、カメラが少し分厚くなっている。
- このカメラは12コマ秒のメカシャッター連写と20コマ秒の電子シャッター連写に対応している。20コマ秒での連写時にわずかなブラックアウトがあるものの、肉眼ではほとんど判別できない。
バッファが詰まるまでに12コマ秒なら1000枚以上のC-RAWが撮影可能だ。RAWの場合は180枚ほどだ。 - AF測距点はR6より僅かに少ないが、同じ最大100%のカバーエリアに対応している。
- F1.2レンズと組み合わせた際は-6EVと見事な低照度AF性能を発揮する。
- DIGIC Xプロセッサーにより、人間に加えて動物の検出追従モードを実装している。そして以前よりも遠くの被写体を検出出来るようになった。
- 瞳AF・動物検出どちらも、この分野のリーダーであるソニーと同等であると判断した。
- ISO 50からISO 6400までノイズレスのJPEG出力が可能だ。ISO 12800でノイズが目立ち始める。ISO 25600や51200ではかなり多くのノイズが発生するものの、十分に使える画質を維持している。小さなプリントであればISO 102400も使えるはずだ。
- HEIF出力は対応機器が少ないものの、将来性のあるファイル形式だ。
EOS R5は4500万画素センサーと8K動画撮影、そして最先端のミラーレス技術を搭載した、キヤノン製カメラで最も多機能なカメラである。より手頃な価格のEOS R6が賢明な選択であるのに対し、EOS R5は可能な限り多くの点でパワーアップしたカメラである。
ただし、最も注目を集める8K動画モードは、いくらか深刻なオーバーヒート問題に苦しんでいる。時々いくつか短い8K動画を撮影するだけであれば問題無いだろう。しかし、連続して複数の動画や20分間連続動画を撮影したい場合、十分な冷却期間がなければ、カメラはシャッドダウンまで追い込まれる。高フレームレートの4K動画でも同様に、オーバーヒートの問題が発生する。
EOS R5とR6は、多くの操作性を共有しているが、決定的に違うのがモード変更方法である。撮影モードを変更するには、EOS R6の方がはるかに速いので、個人的にはダイヤル式の方が好みだ。それ以外の点では、適切なユーザーインターフェースを実装しており、一眼レフのインターフェースとうまく融合している。3つのコントロールダイヤルとホイール、ジョイスティックとタッチパネル、そしてRFレンズに見られるコントロールリングは言うまでもない。
特にAF、ボディ内手ぶれ補正、連写の新機能は評価に値する。R6も全く同様の機能を備えている点には注意が必要だが、従来の5シリーズをさらに昇華させたものになっている。
総合的に見て、EOS R5はフォトグラファーにとっては最高のオールラウンドミラーレスカメラであるが、動画撮影の面ではオーバーヒートの問題がマイナス要素となってしまった。
DPReview オーバーヒート検証
EOS R5・R6の動画内部記録でオーバーヒートによる問題が発生していることは記憶に新しい。ネット上では特に極端部分が誇張して広がる傾向があり、「カメラが使えない」と言う印象を与えてしまっている。
両方のカメラを徹底的にテストした結果、内部記録に関する結論は以下の通りだ。
・どちらも期待通りに動作する
・信頼性の欠如はプロの映像製作において選択肢とはならない
様々な条件でテストしたところ、キヤノンが発売時に告知した過熱防止の動作時間に沿って一貫して機能することが分かった。ただし、実際には長時間の撮影で、カメラがオーバーヒートしやすく、撮影再開までにかかる冷却時間が長すぎる(撮影再開を待つスタッフやタレントが要る場合)。
どちらもプロ仕様の動画機材ではなく、そのように設計はされていない。
キヤノンが示した数値通りに動作するが、カメラをオンにして設定を変更している間にも熱は溜まってゆく。動画撮影中に最も熱が発生するものの、撮影待機中から既にウォームアップは始まっているのだ。この場合、録画時間は徐々に減ってゆく。
キヤノンが示した推定値はやや控えめに設定されており、主張通りの時間で撮影することが出来た。外部レコーダーを使うことでさらに録画時間を延ばすことができる。ただし、カメラ単体の撮影機材を探している人にとってはあまり適していないようだ。
EOS R5
・4K 30p ラインスキップなら大量の映像を撮影可能だ
・時折撮影するBカメラとして、8KまたはHQ 4Kを利用できる
・4K 120pと8Kが最もオーバーヒートまでの時間が短いモードだ
・カメラをセットアップする時間や複数の動画撮影時の蓄積量を把握しておくbき
EOS R6
・長時間の撮影は期待しない方が良い
・撮影の合間に長い冷却処理が必要
カメラのスペックは野心的であり、専門的な動画モデルを除いて大部分の4K動画対応モデルはブランドに関係なく熱を持つ傾向がある。一部のメーカーはオーバーヒートを無視して撮影できる設定も可能だ。
8Kはネイティブ4Kと比べて4倍のデータ量があり、FullHDの17倍だ。そしてこれは2400万画素のオーバーサンプリング4Kと比べて1.7倍もデータ量が多い。カメラが発熱するのも無理ないだろう。
4K 30p ラインスキップモードでは直射日光の下で2時間の撮影が可能という事実は、放熱がかなり優れていることを意味する。
EOS R6は5.1Kオーバーサンプリングの4Kを40分間撮影できる。これはかなり優れた性能だ。オーバーヒートの問題に頻繁に遭遇することは無いだろう。クールダウン後に半分ほどの稼働時間が回復したが、EOS R5はほぼ完全に回復することが可能だ。R5は金属製ボディによりR6より良好に熱をコントロールできているようだ。
どちらも非常にハイクオリティな動画を撮影できるが、プロ(有料の撮影で)の現場で使うには及ばない。
EOS R5
撮影前にメニューなどを操作していると、4K HQの録画時間が短くなっていることに気が付いた。撮影前のプレビューに時間を割くことができず、ストレスが溜まってしまった。最終的に全てのカットで4K HQが利用できず、クローズアップはラインスキップ4Kを使うことで落ち着いた。
4K HQとラインスキップ4Kのクオリティに劇的な差が無ければ気にならなかったが、ゴージャスな4K HQのフッテージを見たり編集したりすると、ラインスキップ4Kに戻るのは難しい。撮影現場で絶対にしたくない手段であり残念だ。
EOS R6について
テスト前に4K 24pを使い続けてもオーバーヒートが問題にならないのは快適だった。残念ながら、暖かい日のテストではラインスキップモードが無いため、オーバーヒート後はFullHDでの撮影を余儀なくされた。
オーバーヒート前の撮影時間はかなり長いが、一度警告が表示されるとR5よりはるかに長いクールダウン時間が必要だ。
EOSR6の動画クオリティはとても優れており、R5より満足しているだけに残念だ。クールダウン時間が長いのでR5のラインスキップ4Kを使うだろう。
Digital Camera World
Digital Camera World:Canon EOS R5 review
EOS R5はあらゆる面で強力なパフォーマンスを発揮するカメラとして登場した。8K動画は最高のシネマカメラを凌駕し、連写速度はスポーツカメラのハイエンドと同等、さらに4500万画素の解像度と8段分の手振れ補正を内蔵している。
もちろん中にはうますぎる話が紛れ込んでいる。EOS R5が正式発表されて直ぐに、動画機能に関する現実が露呈した。このカメラは発熱を防止するために録画時間が制限されている。
特徴
- EOS R5のスペックは全ての要素がキラーフィーチャーとなっている。特に注目を集めているのが驚くべき動画機能だ。
- R5は35mmフルサイズセンサーの全幅を読み出して、フル画角の8K RAW動画を撮影することが出来る。さらにUHD・DCIの両方で4:2:2 12Bit Canon Log、またはHDR PQで29.97fpsでの撮影が可能だ。
- 4K動画も同じくらい強烈なスペックとなっており、最大で119.88fps「4:2:2 Canon Log・HDR PQ・UHD or DCI」での撮影が可能だ。
- 8K DCI動画の解像度は8,192 x 4,320であり、カメラの静止画切り出し機能を使うと、3540万画素の高解像度静止画(JPEGまたはHEIFファイル)を出力することが可能だ。
- これらは全て新開発の「EOS史上最高解像度の4500万画素イメージセンサー」のおかげだ。おそらく5060万画素のEOS 5Ds/Rより解像するのだろう。
- 従来のローパスフィルターは2層4点式だが、4層16点式で5Ds/Rに匹敵するシャープネスを実現している。(ただし、EOS-1D X Mark IIIでこれを裏付ける結果は得られなかった)
- フラッグシップモデルである「EOS-1D X Mark III」から多くのテクノロジーを継承しており、ディープラーニング技術を使ったAFシステムもその一つだ。瞳・顔・頭部を不気味なほど正確に追従し、さらに鳥・猫・犬の瞳・顔・身体も検出する機能を備えている。
- オートフォーカスを支えているのは新開発の「デュアルピクセルCMOS AF II」システムだ。静止画では驚異の5940ポジション、動画では4500ポジションが利用できる。
- 連写速度もEOS-1D X Mark IIIと同等だ。電子シャッター使用時の最高速度は20コマ秒に達する。
- 超高速CFexpressカードに対応しているので、スポーツカメラ・ビデオカメラ・中判カメラと同じように使うことが出来る。
- 待望のボディ内手ぶれ補正を搭載しているのは非常にエキサイティングなことだ。レンズにもよるが、最大で8段分の補正効果を備えている。RFレンズと組み合わせることで最高の結果を得ることが出来るが、EF・EF-Sレンズ、さらには電子接点の無いMFレンズでも機能する。
操作性
- EOS Rと比べて知覚できない程度の厚み増と、70gの重量増が伴っている。重量はカメラ全体に分散され、バランスが取れている。
- カメラが重くなったことで、悪名だ高い大きく重いRFレンズとの相性が良くなっている。
- EOS Rと操作性はよく似ているが、M-Fnバーが無くなり、使い慣れたAFジョイスティックを搭載し、AF-ONボタンは元の位置に戻っている。
- 方向ボタンの代わりに、EOS 5D Mark IVのような背面ホイールを搭載している。
- 従来通りバリアングルモニタを搭載している。これは動画撮影で明らかに重要な機能だ。
- 5シリーズらしく同等の防塵防滴仕様を期待できる。ただし、EOS R5は一眼レフと異なり可動式液晶を搭載しているので5D Mar IVほど頑丈ではない。確かにいくらか耐えられるだろうが、一眼レフと比べると落としたり子供の手に触らせたくないと感じるはずだ。
- R5には新型バッテリー「LP-E6NH」が搭載されている。従来品と比べて14%容量が増え、下位互換性があるので他のカメラでも使用可能だ。
性能
- 4K 30pを超える動画機能を使用する場合、オーバーヒート防止のために録画時間の制限が必要だ。
- 4K 30pを使うとオーバーヒートの問題はまったく発生しない。好きなだけ撮影することが可能だ。(ただし、連続撮影時間は仕様上30分となる)
- 4K 60pだと約35分、8K 30pだと約20分でカメラが停止する。その後はカメラをクールダウンさせてから再開する必要がある。
- 4K 30pを超える動画を定期的に撮影するのであれば、これは間違いなく問題となる。どの製作でも20分以上の長回しは珍しいことだが、熱は内部に蓄積してゆく。短い動画をいくつも撮影したり、数多くの静止画を撮影したりすると、熱が蓄積し始めるため、実際に録画可能時間を正確に把握するのは難しい。
- 繰り返しとなるが、4K 30pではこの制限を受けない。そして、我々は8K 30pと4K 60pの動画を撮影しつつ、合間に静止画撮影もしながら問題は一回も発生しない幸せな時間を過ごした。
- 静止画が2の次で動画がメインとなるのであれば、EOS R5は適していないと思う。そして自身で判断するために、試用することを強くおススメする。
- オーバーヒートしない限り、驚くほど豊かなディテールを持つ8K動画を利用可能だ。さらに8Kからオーバーサンプリングされた4Kはこれまで見た中で最高の画質だ。
- スタンダード4Kモードは非常に平凡だが、実際にはR6より優れているように見える。
- 8Kやオーバーサンプリング4K、または4K 120pで撮影する場合、メモリーカードや記録ディスクはあっと言う間に一杯となってしまうだろう。最高の外付けハードディスクに投資する必要があると共に、8Kを処理する非常に強力なコンピューターも必要だ。動画すら再生できない人もいるだろう。グレーディング処理するなら猶更だ。
- そのほかに驚くべき事実はない。オーバーヒート以外は期待通りに動作する。4500万画素の静止画は見事で、ディテールは5Ds/Rほどでは無い場合ももあるが、並べてテストするとあらゆる点で見栄えが良い。
- 8K動画からの3500万画素の静止画切り出し機能も印象的だ。切り出しは以前から見られた技術だが、ここまでディテール豊富な切り出し機能を備えたカメラは存在しない。優れた3500万画素センサーカメラで撮影したような高解像な静止画だ。
- もちろん切り出し機能はJPEG・HEIFとなるので、再編集時の柔軟性は欠ける。白飛びしたハイライトを復元することは出来ない。それでも、露出が適切であれば、文字通り静止画用の動画撮影が可能だ。チート機能である。
- チート機能と言えば、新しい動物検出AFもその類だ。文字通り、野生動物の写真活動においてチート機能である。キヤノンのディープラーニングアルゴリズムは非常に優れており、カメラを被写体に向けるだけで認識・追従する。
AFジョイスティックでフォーカスエリアを操作する必要が無く、「被写体:動物」に設定してサーボAFで追いかけるだけだ。 - キヤノンは動物を犬・猫・鳥と限定しているが、ライオン・サル・カメ・イグアナ・魚・スカンク・ミーアキャット・アライグマ・リス・フェネック・キツネをテストしたところ検出に成功した。目と顔があればほぼ間違いなく検出するようだ。
- これは誇張では無く、本当に多くの野生動物フォトグラファーを廃業させそうな、本当に画期的なテクノロジーだ。子供でも簡単に動物にピントが合った写真を撮影することが出来るだろう。
- 人間の被写体認識はさらに優れている。魔法を使ったかのように顔や瞳にピントを合わせ続ける。今ならソニーユーザーの友人にも自信を持って「街中で使える最高のオートフォーカス」と言うことが出来るだろう。まさに黒魔術だ。
- これらオートフォーカス機能は動画撮影時でも100%利用可能だ。ウェディングの新郎新婦を追いかける、セレンゲティで追いかけっこする野生動物でもEOS R5なら被写体を見つけるだけでピントを合わせてくれる。不気味なほど良好なAFだ。
- ラボテスト
・現在テスト中だ。ダイナミックレンジ・感度ノイズをチェック中である。
EOS R5は本物のジギルとハイドだ。写真撮影用のカメラとしては絶対的な存在だ。α7R IVはより高解像センサーを搭載しているが、実写で解像性能差ほどシャープネスに差は見られない。そしてキヤノンのようなAFテクノロジーを備えていない。
オートフォーカスはどれだけ誇張してもし過ぎることは無い。人物や動物の写真であれば、EOS R5の強みを享受することが出来るだろう。本格的な野生動物の撮影にも検討できるものだ。
手ぶれ補正は我々が使って来たフルサイズシステムの中で最高のものだ。オリンパスやパナソニックのマイクロフォーサーズに優るとも劣らない性能を発揮する。低照度や長秒シャッター、そして望遠レンズや動画撮影時に大きない違いをもたらしてくれるだろう。
もしあなたが純粋に動画撮影を重視するユーザーならば、我々はEOS R5をおススメできないのは本当だ。
しかし誤解しないで欲しい。動画そのものは信じられないほど良いものだ。カメラがオーバーヒートの問題があるのでAカメラとしては使えない。4K 30pであれば問題を回避できるが、その場合はこのカメラにこだわる必要もないだろう。
しかし、スチルカメラとして使うと、EOS R5はキヤノン史上最高の製品である。EOS RのフォルムとEOS 5Dの機能、そしてEOS-1D X Mark IIIに匹敵するプロ仕様のオートフォーカスが完璧に融合したカメラである。
静止画と動画を使い分けるハイブリッドユーザーであれば、EOS R5は使う喜びを感じることが出来る最高のカメラとなるはずだ。
長所:RAW画質・市場最高のAF・フルサイズ最高のボディ内手ぶれ補正・驚異的な8K動画・電光石火の連写速度
短所:動画の制限・4Kで十分
Mobile01
Mobile01:Canon EOS R5 評測報告|動靜之間無懈可擊 ? RF-Mount 顛峰之作!
紹介
- キヤノンEOS R5は、公開された瞬間から写真家や3Cメディアの注目の的となっている。 8K 30fpsのRAWや4K 120fps(4:2:2 10bit)まで搭載しており、フラッグシップカメラと遜色ない性能だ。
- R5では20fpsの電子連写撮影や12fpsのメカニカル連写撮影に加え、人や動物の認識機能も強化されている。理想的な写真が撮りやすく、暗いところでも-6EVでピントを合わせることが可能だ。
- 5軸5段のボディ内手ぶれ補正を搭載しており、手持ち撮影で手ぶれを最小限に抑えることが出来る。
- マグネシウム合金ボディはEOS Rよりもしっかりとしており、握りやすく、防塵防滴性で優れている。EOS 5Dシリーズの乗り換えに適している。
- EOS R5とR6をテストする期間は1週間しかなかったが、土日を含めてフルスケジュールで臨んだ。
外観
- お馴染みのEOS Rシルエットで、軍艦部のデザインや外装のカバーも似ている。サイズは138.5×97.5×88.0mmでEOS Rと比べて少し広く、全体的に厚みがある。
- どちらも電源オフ時のシャッター閉幕機能に対応している。これにより、レンズ交換時にセンサーへゴミが付着する可能性を抑えている。
- 本体前面には滑り止めのコーティングが施されている。マウント右下には絞りプレビューボタンがあり、カスタマイズ可能だ。割当可能な機能は50種類ほど存在する。
- カメラ左下にはリモートレリーズ用の端子を備えている。5Dシリーズでは一般的なN3端子を利用する。
- EOS 5Ds/Ds Rの5060万画素に次ぐ高解像センサーを搭載している。従来通りローパスフィルターを搭載している。
- 最新DIGIC Xプロセッサーを搭載し4500万画素の20コマ秒連写を実現している。このような高画素機としては世界初となる高速連写だ。
- EOS R5はキヤノン初となるボディ内手ぶれ補正を搭載している。最高の補正効果を得るにはレンズ側のファームウェアアップデートが必要となる。
- R5は0.5型576万ドットの有機EL電子ビューファインダーを搭載しており、EOS Rよりもスペックは突出している。しかし、肉眼で見ると、大きな差が無いように見える。
- ジョイスティックを追加ったフレーム移動も官益だが、タッチパッドAFで素早やく、安定感のある操作性を実現している。
- AFジョイスティックがファインダーに近すぎる。
- EOS R5の左側面は3.5mmのマイク端子やヘッドホンモニター端子など、EOS Rとほぼ同じ構成となっている。しかし、HDMI出力ポートはのMini HDMIからMicro HDMIに変更されている。Micro HDMIは本当に壊れやすいが、専用ブラケットが付属している。
- SD UHS-II対応・CFexpress Type B対応の異なるメディアカードスロットを搭載している。CFexpressは8K RAWや4K 120pの内部記録に必要なものだ。
- 新型バッテリー「LP-E6NH」は大容量化しているが、EOS R5の連続撮影枚数は少ない。
手ぶれ補正
- 5軸ボディ内手ぶれ補正はRF24-105mm F4Lとの組み合わせで最大8段の補正効果が得られるという。
- 実写では三脚時ほど安定しないが、4500万画素のR5でも6?7段分ほどの効果は期待できる。
高感度画質・ダイナミックレンジ
- 常用ISO感度は100-51200だ。
- 拡張ISO感度は50と102400である。
- EOS Rより1500万画素多いセンサーを使用しているが、高感度ノイズ耐性が良くなっている点は評価できる。
- EOS Rと比べて明らかにハイライトの諧調が豊かだ。
オートフォーカス
- EOS R5は最大でカバー率100%のオートフォーカス機能を備えている。フォーカスエリア選択時のカバー率は90×100%だ。
- 第2世代のデュアルピクセルCMOS AFを実装しており、人のみならず、動物を明確に識別して追従することが可能だ。
- 動物検出は全身のみならず、顔や瞳も検出可能だ。
- 上の動画では電子先幕シャッター状態での12コマ秒連写を使用した。
連写+追従AF
アイスホッケーの撮影は初めてだったが、サーボAF+20コマ秒連写の組み合わせで、捕捉するとほぼ確実にロックオンが可能だ。
スケートボードリンクでの撮影はサーボAF+20コマ秒連写で実施した。ホッケーとほぼ同じだが、フレームに入る人物が少なくなると成功率が高くなったように見える。
カートレースで20コマ秒と拡張領域AFを組み合わせて撮影した。この際の捕捉率は高く、成功率に反映している。
人物と動物が同時にフレームに写っても、どちらを優先すべきか設定を変更することが可能だ。AIサーボとの組み合わせでたちまち追従を開始する。
動画
- 過去のEOS Rで最も残念だったのは、4K動画のクロップ倍率が高く、広角レンズの使用が制限されてしまう。
- 8K RAWは間違いなくポストプロダクションの自由度が最も高く、最も余裕がある。ただし、ファイルサイズが超ビックだ。
- 4:2:2 10Bit+HDR PQやCanon Logの使用がおススメだ。
- ボディ内手ぶれ補正に加えて電子手ぶれ補正を利用可能だ。
- 能動的な冷却システムを持たず、熱を逃がすのに苦労しているようだ。
- 8K RAWでの連続撮影時に15分40秒で警告が表示され、18分38秒ごろにオーバーヒートでシャットダウンした。
- 録画待機中も発熱してしまうようだ。冷却時は電源オフで発熱を最小限に抑えることが出来る。
- 4Kハイクオリティモードは8Kからのオーバーサンプリングで高精細な4K動画の撮影が可能だ。
- 8K時の画像サイズは8192×4320、つまり3540万画素に相当する。
- 4K 120pでAIサーボに対応しているのはもう一つのポイントだ。
5日間で500GBのファイルが溜まってしまい、8K動画を再生するのにも苦労した。 パソコンをアップグレードしないと、かなりの作業時間となってしまうだろう。
EOS R5は、本物のイメージングモンスターだ。 20fpsの連写が可能なフルサイズカメラが世界に何台あるだろうか? そして、その中で4500万画素を超えるカメラは存在するだろうか?R5のスペックを本当に必要としている人にとって、間違いなくお買い得だと思う。
優れたシャッター減衰機構により、フルメカニカルシャッターでの撮影でもシャッター幕の振動は非常に軽く、静かに撮影することが可能だ。さらに電子シャッターを使用した静音撮影では、非常に静かだ。
キヤノンにとってオーバーヒートは喫緊の課題であり、短時間の録音であれば問題ないものの、周囲の温度が高いとオーバーヒートしやすくなる。
今回の集中テストの結果から、R5はEOS-1D X Mark IIIにも負けないほどの信頼感を与えてくれるカメラだと判明した。ローパスフィルターを外したわけではないが、思った以上にディテールの回復が良い。
長所:マグネシウム合金ボディ・防塵防滴・硬めのグリップ・豊富なダイヤル・AFジョイスティック・C-RAWとRAW・5軸8段分の手ぶれ補正・EOS Rより良好な高感度画質・低照度にも対応したAFシステム。動物検出機能・電子式20コマ秒連写・8K RAW・4K 120p・Canon Log
短所:バッテリー駆動時間・8K動画と待機中の発熱
DigitalTrends
DigitalTrends:Canon EOS R5 review: It holds nothing back
このカメラはスチルカメラである
- キヤノンEOS R5ほどの期待と刺激的な売り文句を持った新しいカメラを目にすることは滅多にない。
- キヤノンは初期のマーケティングでEOS R5の動画撮影に力を入れていた。静止画の機能を知る数ヶ月前から、8K RAW・4K/120pという驚きの機能を詳細に説明している。これはR5がどんなものになるのかという人々の期待をシフトさせたが、私はこれが間違った宣伝の仕方だったと感じずにはいられない。
- 大多数のハイブリッドミラーレスカメラと同様、R5は静止画撮影を第一に考えている。確かに、R5には壮大な動画モードが搭載されているものの、動画撮影よりも静止画撮影の方が好きな人は多いだろう。
R5は、おそらくキヤノンがこれまでに作ったカメラの中で最高のスチルカメラだと思う。 - R5の目標は、明らかにソニーα7R IV、ニコンZ 7、パナソニックLUMIX S1Rに追いつくことだ。これらはすべて高解像度、フルフレームのミラーレスカメラであり、それぞれに動画モードを搭載していますが、明らかに静止画撮影者をターゲットにしている。
- もしR5がもともとスチルカメラとして宣伝されていたら、動画モードでのオーバーヒートについての批判はそれほど大きくならなかったと思う。
しかし、キヤノンがリードアップで動画を強く強調したため、レビュアーは、現実と売り文句が一致しないことに少し失望している。 - 動画モードをテストした私の経験は後ほど紹介するが、今のところ、R5は最初に静止画カメラであり、動画に関しては他のハイブリッドカメラと同じような制限があることを知っておくべきだ。
多くの動画用途に使用することができるものの、シネマカメラの代替品として考え始めると、物事がうまくいかなくなる。
操作性
- R5は、キヤノンのデジタル一眼レフカメラを使っていた人なら誰にでも馴染むだろうし、5D Mark IVよりも若干持ちやすいと感じた。慣れ親しんだグリップ、同じシャッターボタンの配置、そしてほとんどのコントロールは期待通りのものだ。
- 主な変更点としては、ISO、シャッタースピード、絞りをダイレクトにコントロールできる3ダイヤル式への移行が挙げられる。
- フォーカス移動用のジョイスティックもある。これは私にとって必須の機能だが、私はR5のジョイスティックが好みでは無い。 また、被写体追尾AFの良さを考えれば、必要性が低いので、液晶画面を使ったタッチパッドAFの方が、ピントを合わせやすい場合もある。
- キヤノンのデジタル一眼レフカメラを撮影している人にとって不足と感じるのが、AF/ドライブボタンが無いことだ。
- オートフォーカスとドライブモードにアクセスするには、クイックメニューを立ち上げる必要がある。幸いにも、これらの機能のいずれかをレンズリングや他のボタンにカスタマイズすることが可能だ。ただし、ボタンの初期機能を犠牲にすることになる。
- 私はレンズリングにAFモードを設定し、被写界深度のプレビューボタンにドライブモードを設定した。
- R5は3,900ドルのカメラボディであり、物理ボタンに手を抜くのは少し残念だ。
- それ以外の部分で、デザイン面での不満はほとんどない。ボディは、ミラーレスカメラとしては比較的重いものの、防塵防滴仕様でしっかりとした作りである。
- 新しい電子ビューファインダー(EVF)は、パナソニックSシリーズやソニーA7R IVと同じ576万ドットだ。光学系のせいでフレーム端が外側にカーブするように歪んでいるが、美しいEVFである。大きな問題ではないが、たまに少し気が散ってしまうのは確かだ。
- SD UHS-IIとCFexpressタイプBカードスロットの両方に対応した。現代的なメディアフォーマットを採用しており、後者は8K動画(およびいくつかの4Kモード)のために必要とされる。
- ニコンZシリーズとは異なり、キヤノンはCFexpressスロットでXQDカードをサポートしていないので、古いXQDカードを持っている人は、R5に移行する前にXQDカードを処理する必要があることに気を付けて欲しい。
撮影体験
- レンズマウントを除けば、キヤノンEOS R5は、オリジナルのEOS Rと比較して基本的にすべてが新しくなっている。バッテリーも更新され、長年のLP-E6と同じフォームファクターでより大容量だ(ただし、バッテリー寿命は、わずか320枚であり強みとはならない)
- EOS R5は、キヤノンの最新の像面位相差検出技術「デュアルピクセルオートフォーカスII」を採用しており、フレーム全体に1,053点のフォーカスポイントを配置している。
さらに、人と動物の両方の顔と瞳の検出に対応しており、私の経験では、それは非常にうまく機能します。 - 実際にAFを使ってみると、フレームの中で被写体を素早く捕捉し、被写体に粘り強く追従してくれることに驚かされた。
- 人物撮影では、フォーカスポイントの選択を気にすることなく、フレーミングだけに集中できるようになった。ソニーα7R IVでポートレートを撮影したが、キヤノンの顔検出追従はソニーよりも優れていると言っても過言ではない。
- しかし、本当に感心したのは動物のAFだ。鳥が飛んでいるときには、鳥の頭にフォーカスボックスが瞬時にジャンプし、身体だけでなく、頭にもピントが合う。犬の撮影では、頭や肩が丸太の下に潜り込んでも、AFは体を追従し続ける。野うさぎが食事をしているときに、2?3フィートまで近寄っても、R5は目を見つけるのに苦労しなかった。
- 文句があるとすれば、フレーム内の被写体が比較的大きくならないと瞳検出が効かないことだ。しかし、遠くの被写体は顔検出だけで十分であり、大したことはないのかもしれない。
顔検出自体は、Canon EOS RPで見たときよりも距離が離れているときに検出できるようだが、ここはまだ改善の余地があると思う。 - 幸いなことに、カメラが顔を見失って標準AFに戻っても、基本的に正確に被写体を追従しているように見える。これはシーンの複雑さや、カメラの近くに混乱させるような他の物体があるかどうかによる。
- もう一つ問題がある。私の理解するところでは、デュアルピクセルCMOSセンサーのフォーカスポイントはクロスタイプではない。何度シャッターボタンを押してもピントが合わない場合がある。そこで、カメラを縦向きに回転させると、すぐにピントが合った。閉じた窓のブラインドのように、他の似たような被写体でも、同じような結果が得られた。
- 他のカメラでは位相差センサーが使えない場合、コントラスト検出AFが引き継ぐのが一般的だ。手持ちの富士フイルムX-T2で同じテストを行ったところ、ハンチングした後にピントが合うことがわかった。これは、EOS R5と同様、X-T2の位相差検出は水平線の検出に苦戦しているが、そのような状況では、R5ではできないコントラスト検出での動作に切り替わっているように見える。
- 実際のところ、これがどれだけ大きな問題になるかはわからないが、オフィス以外では特に問題はなかった。EOS R5でのDPAFの使用感は、全体的に非常に良かっが、縦線のない被写体だけでAFが完全に失敗してしまったのはちょっと気になる。キヤノンにコメントを求めたので、返事が来たらこのレビューを更新する予定だ。
- もうひとつの新機能は、5軸手ブレ補正(IBIS)だ。これはEOS RやRPでは採用されなかった、キヤノン初の試みとなる。
キヤノンによると、IBISは手ぶれ補正搭載レンズと非手ぶれ補正レンズの両方に対応し、最大8段分の手ぶれ補正が可能だという。 - 私のテストでは、RF 24-105mm F4を使用して、「1/60秒」で達成したものとほぼ同じレベルのシャープネスを「1/8秒」で撮影することができた。しかし、許容範囲を広げると、1/2秒に押し上げることができると感じた。
動画体験
- キヤノンEOS R5の動画モードについての最も明白な疑問は、「それは誰のためにあるのか?」と言うことだ。8K RAW動画は毎秒325MBを消費するため、一般的な顧客が必要とするものをはるかに超えている。とは言え、これは4500万画素センサーの導入とRAW動画出力を両立した結果である。
- R5を他の高解像度ミラーレスカメラと同列に並べるためには4500万画素センサーが必要だったが、同時に動画機能でもフラッグシップに立とうとした。
- そして、その際に発生するのがRAW動画の問題である。R5のセンサーの幅は8,192ピクセルで、DCI 8K(アスペクト比は17:9と通常よりもやや広め)の解像度と同じだ。このため「ドットバイドット」のピクセル出力で、R5は8Kでフル画角を利用できる。
しかし、他の解像度でRAWを行うことはできない。また、UHD(16:9)モードでは、ごくわずかなクロップが発生することを意味している。 - 私は以前「8Kカメラは全く必要ない」と書いたが、R5を使っても私の考えは変わっていない。私は8Kディスプレイはおろか、4Kディスプレイすら所有していないのだ。クロップやリフレーミングができるのはいいことだが、8Kのように極端な解像度は必要としたことがない。さらに、巨大なファイルの保存と編集の問題が発生する。
- だから、8K、特にRAWでは、普通の人が使うことがないと言ってもいいだろう。プロの映像製作者だけがそれを望むかもしれないし、キヤノンはハイエンドのシネマカメラと並ぶ「B」カメラとしてのR5の使用を提案している。
- まだCFexpressカードが届くのを待っているので、8Kモードのテストもしていないが、4Kモードの中にはオーバーヒートが問題になっているものもある。
- 60fps(SDカードで利用可能な最高フレームレート)で撮影した場合、カメラは29分59秒のソフト的な上限に到達した。
しかし、クリップが終了する前に熱警告インジケータが点滅し始めた。録画が止まった後も10分近く点灯したままだった。一旦電源を切っても、次のクリップはわずか4分で終了し、過熱のためにカメラがシャットダウンした。 - しかし、4K 30pまたは24pで撮影している場合は熱による制限がないように見える。4K 60pクリップの録画で熱警告が発生しても、30pに切り替えるとすぐに熱警告の表示が消え、29:59のクリップをフルに録画することができた。
- すべてのプロジェクトを4K/24pで撮影し、スローモーションのために短い間だけ高いフレームレートが必要な人にとって、EOS R5は素晴らしいカメラとなるだろう。
- 結局のところ、競合モデルのいくつかはR5が実現している4K 120pはおろか、同等の4K 60pを撮影することが出来ない。
- とは言え、8K RAWを大々的に宣伝した以上、映像制作者の期待は必要以上に高まってしまったのは確かだ。EOS R5はその期待には及ばない。しかし、それに応えられなかったことよりも、その期待を引き出してしまったカメラの売り方に問題がある。
画質
- キヤノンは過去にもEOS 5Dsシリーズで5000万画素センサーを搭載した高解像度センサーを作っていた。EOS R5の新型4500万画素センサーは、特にISO感度を上げていくと明らかに改善されている。
高感度ISO102400がどれほど実用的なのかは疑問が残るものの、ノイズ性能はこのクラスの中では非常に良好だ。 - しかし一つの問題があった。夜空を撮影しているときに、ISO3200以上で目に見えるバンディングが発生し始め、ISO12800で影響が大きくなっていることに気が付いた。屋内でのISO感度テストなどでは気が付かなったが、フラットな背景で目立つようだ。
- バンディングノイズは屋内でのISO感度テストなどでは気が付かなったが、フラットな背景で目立つようだ。
- デュアルピクセルCMOSAFのフォーカシングエラーと同様、これが実際の使用でどのくらいの頻度で写真に影響を与えるかはわからない。
- それ以外では、R5は美しい結果をもたらしてくれた。RAWファイルは非常に自由度が高く、露出アンダーのISO1600を3段ほど増感しても、目立ったノイズの増加は見られなかった。カメラを並べて比較してみないと何とも言えないが、これまでのキヤノンのセンサーの中では最高のものかもしれない。
- 動画の画質も非常に良い。繰り返しになるが、私は8Kやオーバーサンプリングされた4Kハイクオリティモードをテストしていないが、Canon Logの標準的な10ビット4Kは見事で、非常に良い結果である。
正直なところ、なぜハイクオリティモードが必要なのかよくわからない。470Mbpsで、オールイントラフレーム(ALL-I)圧縮には、素晴らしい色とディテールを提供するための十分なデータがある。
結論
- 今までキヤノンのファンでは無かったが、EOS R5のおかげで信者になった。
- 総合的に見て、EOS R5は画質の面ではキヤノン製ミラーレスで最高のカメラであり、高解像度の静止画と高品質の動画の組み合わせに匹敵するものは、今のところ市場に出回っていない。最高画質の動画モードは実用性に乏しいとしても、その水準は驚くべきものだ。
- 高感度ISOのバンディングや水平ラインにおけるAFの挙動、オーバーヒート問題は気になる人がいるかもしれないが、ほとんどのユーザーは大部分の状況で影響を受けることはないだろう。しかし、私は時間をかけて適応すると確信しているし、私は間違いなくカメラの使いやすさを高く評価している。
- 参入コストは高いが、予算に余裕のある人にとって、EOS R5は信じられないほどやりがいのある撮影体験を提供し、キヤノンをミラーレスカメラのリーダーとして確固たる地位に押し上げているものと感じるはずだ。待つだけの価値はあるカメラだ。
- ニコンZ 7は遥かに安価な選択肢だ。しかし、EOS R5は、より良いオートフォーカス、高品質の動画、高解像度EVF、およびデュアルメモリカードスロットを備えている。1,000ドル以上の違いを許容できない人は、Z 7を検討すると良いだろう。
- ソニーα7R IVは、直接的なライバルだ。オートフォーカスはR5と互角、同様の高解像度EVFを備え、デュアルSDカードスロット、および520ショットの優れたバッテリーライフを持っている。しかし、動画と連写速度はR5の方が優れている。
- どのくらい持つか?
このカメラは、プロの写真家の要求に耐えられるように作られたプロ用カメラであり、何年も使えるはずだ。フラッグシップモデルとして、少なくとも2年間はR5の完全な代替品は期待できないだろう。 - 買うべきか?
現在、写真撮影の分野で最高技術が詰まった機材が必要であり、そのためにお金を払うことを気にしないのであれば、購入すべきである。
長所:優れた4500万画素センサーの画質・見事な4K/8K動画・応答性の良い被写体追従AF・良好な5軸手ぶれ補正・優れたビルドクオリティ
短所:コントロールレイアウトには改善の余地あり・動画モードでオーバーヒートする・高感度ISOでバンディングノイズのリスクあり
DPReview R5とR6の違い
DPReview:Canon EOS R5 vs. R6: What's the difference?
センサー
- 2つのカメラの間で最も明白な違いは解像度だ。R5は新型4500万画素センサーを採用しており、大部分の撮影で十分以上の解像度を備えている。
- まだセンサーを完全にテストする機会は得ていないが、ディテールの面で優れていることは間違いない。
- ダイナミックレンジについては、RAWが完全対応した後に詳しく知ることになるだろう。しかし、キヤノン最新センサーはこの点ではうまくいっている。
- 一方、R6は1D X Mark IIIと密接に関連していると言われている2000万画素センサーをベースにしている。R5の連写性能に追いつくため、このチップを採用したのかもしれない。
- 2000万画素は幅広い撮影で十分な解像度だが、出版物や要求の厳しいクライアントの撮影する場合には、解像度が決め手になるかもしれない。
- どちらのカメラもローパスフィルターを搭載している。画素数が増えて必要性が薄れてきたこともあり、やや敬遠されてきている。しかし、それでもキヤノンはローパスフィルターが果たすべき重要な役割があると考えていることは確かだ。
- ローパスフィルター搭載は新設計RFレンズのシャープネスに自信を持っていることや、画像にモアレが発生するリスクを冒せないウェディングフォトグラファーに道具を提供してきた経験からかもしれない。
ボディ内手ぶれ補正
- 価格差があるにもかかわらず、どちらのカメラも同じ手ぶれ補正システムを搭載している。使用するレンズにもよるが、最大8段の補正効果だ。
- RFレンズのISシステムと協調して動作する5軸センサーシフトシステムだ。キヤノンによると、この前代未聞の高い補正能力はボディ内システムとレンズ内システムが常に相互通信することで実現しているそうだ。
- キヤノンはRFマウントの通信帯域幅を持たないEFレンズでISシステムがどの程度うまく動作するかについてはコメントしていない。
連写
- 2つのカメラに共通するもう一つの仕様は連写速度だ。どちらのカメラもメカニカルシャッターでは12コマ秒、電子シャッターモードでは20コマ秒での連写が可能だ。
- 高画素のR5では連写速度を維持するのが難しい。20コマ秒では、少なくとも84枚のRAW+JPEGファイルをCFexpressカードに書き込むことが可能だ。
- 12コマ秒モードでは90枚のRAW+HEIF、160枚のRAW+JPEG、180枚のRAWファイルの連続撮影が可能だ。
- C-RAWに移行すると、これら数値のほとんどが約50%向上する。
- HEIFとJPEGの数値はCFexpressとUHS-IIカードのどちらを使用しても同じようなものだが、RAW撮影ではより高速なカードフォーマットの恩恵を受けることができる。
- 高速UHS-IIカードを使用した場合、R6で最も制限のかかる連写枚数はRAW + HEIF出力の140コマだ。RAW+JPEGに移行すると160枚、RAWだけで撮影すると240枚になる。
- C-RAWに移行すると数値は2倍以上となり、C-RAW、HEIFまたはJPEGのみで撮影すると、一気に1000枚以上の撮影ができる。ベーシックモデルながら立派な性能だ。
ファインダー・モニター
- キヤノンが2機種の差別化を決めたポイントのひとつが、ディスプレイの解像度だ。
- R5は価格に見合った最新の576万ドットのOLEDファインダーと210万ドットの背面液晶モニタを搭載している。
- R6は368万ドットのEVFと、やや小さめの3.0型168万ドット液晶を搭載している。
- しかし、どちらも同じファインダー光学系を採用しており、倍率0.76倍、アイポイント23mmとしっかりとした画角を実現している。
- 両方のファインダーは、光学ファインダーのような撮影体験を実現するために120fpsのリフレッシュレートで動作させることが可能だ。
- この差別化に批判的な意見もあるが、R6の368万ドットパネルはやはり非常に良好だ。ニコンZ6に搭載されているものに匹敵し、ソニーa7 IIIのファインダーよりも解像度が高い。
- このクラスでは、パナソニックS1(R6の発売価格と同水準)だけが576万ドットのOLEDファインダーを搭載している。R6とS1のその他スペック差を考慮した場合、利用可能な最高のファインダーを見送ることが適切なトレードオフであるかどうか判断するのはあなた次第だ。
動画
- 動画機能は最も大きな違いの一つだ。R5のセンサーは最大30pで8K動画を撮影できるように設計されている(ただし、ワークフローに適したオーバーサンプリング4K映像として出力することも可能)。
- さらに内部記録でRAW動画を保存できる機能が含まれている。
- センサー全幅で4K/120pを撮影することが可能だが、これは全画素読出しでは無いのでディテールが低下する可能性がある。
- 一方、R6は最大60pで4K動画の撮影が可能だ。
- R6の4Kは実質的に全幅のDCIフレームから、効果的に16:9クロップした映像を使用する、(1.07倍のクロップ)。
- R5と同じく、見事なな手ぶれ補正機能の恩恵を受ける。
- キヤノンは両機で動画機能の差別化していない。どちらのカメラにもヘッドフォンとマイクソケットがあり、フォーカスピーキングとゼブラ表示に対応している。
- R5と同様、R6は4:2:2:2 10Bit H.265ファイルとしてC-LogまたはHDR PQ動画を撮影することができ、どちらもビューアシストモードを備えている。
- R5では、シャッター優先、絞り優先、カスタムモードを含むフルレンジの動画撮影モードが用意されている。
- それに対して、R6はプログラムモードかフルマニュアルモードでしか撮影できない。
- とはいえ、R6はマニュアルモードでオートISOを使用することができ、1/8ステップで絞りを調整することができる。必要に応じて、コントロールや適切な自動化をある程度得ることが可能だ。
- 解像度の違い、RAW動画、DCIアスペクト、ALL-Iエンコードをハイエンドの要素として差別化している。これらはR5でのみ利用可能だ。
- しかし、R5はそのような生産の準備ができていません。オーバーヒートに関しては、ウェブ上の他の人たちの苦情に反響することができます。すべての素晴らしい品質と機能を持つことができますが、セットでシャットダウンする可能性さえあるカメラは、プロの環境では受け入れられません。
- まだCFexpressカードを待っているので、8Kモードのテストもしていないが、4Kモードの中にはオーバーヒートが問題になっているものもある。60fps(SDカードで利用可能な最高フレームレート)で撮影した場合、カメラは29分59秒のソフトリミットに到達した。しかし、クリップが終了する前に熱警告インジケータが点滅し始めた。録画が止まった後も10分近く点灯したままだった。一旦電源を切っても、次のクリップはわずか4分で終了し、過熱のためにカメラがシャットダウンした。
- キヤノンは、少なくとも公式発表以来、この件についてはオープンにしている。カメラ自体にも、現在の熱量で何分録画できるかが表示され、カメラを冷やす時間が長くなるほどゆっくりと数字が上がっていく。
ボディ
- 一見すると似たようなボディだが、よく見ると違いが積み重なっている。
- 最も大きな違いは、R5が露出モードダイヤルを備えているのに対し、R6は露出モードダイヤルを備えていることだ。
- R5は前面にフルサイズ3ピンねじ込み式リモートレリーズソケット「N3」端子を搭載している。
- R6は左側面のポートにシンプルな3極2.5mmヘッドフォン式コネクタ「E3」を搭載している。R5はこの位置にフラッシュのシンクロ端子を搭載している。
- 2台のカメラの構造も異なる。R5は金属製の上にポリカーボネイトのリアプレートを採用しているが、R6は強化ポリカーボネートを多用している。
- R5のボディはやや角張っているところがあり、カメラ全体としてはR6よりも重い。
- キヤノンによると、R5はデジタル一眼レフカメラの5Dシリーズに匹敵する密閉性、R6は6Dに匹敵する耐候性を備えているという。
オートフォーカス
- オートフォーカスは、2つのカメラが本質的に一致しているもう一つのカテゴリだ。どちらも最新のキヤノンのデュアルピクセルAFシステムを搭載しており、フレームを縦横ともに100%カバーしている。
- どちらもディープラーニングによって学習したAFシステムを実装している。これにより、人物検出モードと動物検出モードを支える被写体認識機能を実現している。
- 「EOS iTR AF X」は、人間の目や顔や頭、猫や犬、鳥などの動物の目や顔や体を検出することが可能だ。
- 人間と動物のどちらに優先的にピントを合わせるか(優先しないか)をカメラで設定すると、人が目をそらしてもピントを維持し、動物が近づくと身体AFから瞳AFに切り替わる。
- R6のAFは、F1.2レンズ使用時で-6.5EV、動画モードでは-5EVという低照度下での動作する。R5はF1.2レンズを装着した場合、静止画では-6EV、動画では-4EVとなる。
バッテリー
- 内部の違いがカメラのそれぞれのバッテリーライフの数値に影響を与えている。どちらも最新LP-E6NHバッテリーを使用しているが、古いLP-E6タイプのバッテリーがあれば使用可能だ。
- R5は初期設定の場合に1回の充電でファインダー利用時に320枚の撮影が可能、背面モニタ使用時は490枚の撮影が可能となる。リフレッシュレートの高いモードへ移行すると、それぞれ220枚、320枚と約3割ほど低下する。
- R6の方が若干良い結果だ。標準モードでファインダーを使用した場合は1回の充電で380枚、背面モニタを使用した場合は510枚となる。リフレッシュレートを高速化した場合は約30%の減少となり、EVFとLCDでそれぞれ250枚、350枚の撮影が可能だ。
- どちらもUSB-C端子経由の大電流で充電可能だ。
メディアカード
- R5の8K動画と4500万画素の静止画はR6よりも大きな情報量となるので、UHS-IIのSDカードスロットに加えてCFexpressスロットを搭載している。
- これまで見てきたように、SDカードスロットでは連写撮影時にバッファクリアが遅く、IPBエンコードされた8K動画の記録しかできない。R5の性能をフルに活用したい場合は、CFexpressカードを購入する価値がある。
- 低画素のR6は、静止画と動画の両方に対応した高速UHS-IIカードで十分だということを意味している。
- SDカードスロットは互換性のあるメモリーカードを持っている可能性が高い。1種類のカードタイプで2つのスロットを埋めることができるのもメリットとなる。
WiFi
- どちらのカメラもWi-Fiを内蔵しており、スマートフォン、パソコン、またはFTPで動画や静止画を転送することが可能だ。
- R5は2.4GHzと5GHzの両方のWiFiを搭載しているが、R6は2.4GHzにのみ対応している。
- どちらのカメラも、RAW+JPEGとRAW+HEIFの撮影時に転送するファイルを個別に選択できる。
- R5は通信できる周波数帯の違いだけでなく、ワイヤレスグリップアクセサリー「WFT-R10A」を装着することも可能だ。これにより、WiFi通信性能が追加され、信頼性の高い高速ファイル転送が可能なイーサネット接続を備えています。
デュアルピクセルRAW
- R5だけの特筆すべき機能として、「デュアルピクセルRAW」がある。これは半画素ごとの情報が記録されており、撮影後もシーンの奥行き情報を再構築することが可能なRAW出力だ。
- これにより、カメラ内での処理はもちろんんこと、キヤノンのソフトウェア「Digital Photo Professional」を使用した場合にさまざまな処理の選択肢が広がる。
- DPPにはすでにフォーカスシフト機能が搭載されているものの、新しいカメラでは、奥行き情報と顔認識データに基づいて画像の一部を選択的に明るくする「ポートレートリライト」が内蔵機能として追加されている。さらに、背景明瞭度という機能もあるが、これはまだ使う機会を得ていない。
価格
- R5にはR6の希望小売価格「2499ドル」に対して「3899ドル」となっている。
- 解像度の違いを除けば、R6はより高価なR5と多くの共通点を持つ。どちらのカメラに興味を持つかは、どのような写真を撮るか、どのように動画を使用するかに大きく左右されそうだ。
- ここまでの違いを説明したことで、意外な違いや見落としがないかどうかを理解していただければ幸いだ。
- R5は7月下旬に発売されるが、R6は8月下旬まで待たなければならない。
Digital Camera World
Digital Camera World:Hands on: Canon EOS R5 review
- 「4500万画素」「8段分のボディ内手ぶれ補正」「8K動画」「連写性能」など、R5はこれまで見た中で最高のキヤノンカメラになるべく、すべての要素を備えている。
- 注目を集めているのは驚くべき動画機能だ。フルサイズセンサー全体を読み出し、フル画角の8K動画を撮影することが出来る。そしてUHD/DCIの両方に対応し、4:2:2 12Bit Canon-LogもしくはHDR PQで最大29.97fpsの内部記録が可能だ。
- 4K動画は119.88fpsまで対応し、最大で59.94fpsのHDMI出力が可能だ。
- 8K動画からは3540万画素の静止画を切り出すことが出来る。
- 新しい設計のローパスフィルターのおかげで、おそらくより高画素なEOS 5Ds Rよりも解像するセンサーとなっているだろう。
- ディープラーニング技術により、不気味なほど瞳・顔・頭部を追従するカメラだ。R5はさらに犬・猫・鳥の瞳や顔、身体の検出に対応している。
- オートフォーカスを支えるのは、キヤノンが誇る最新世代のAFシステム「デュアルピクセルCMOS AF II」だ。オートフォーカス技術は静止画のみならず、全ての動画撮影にも対応している。
- オートフォーカスは静止画撮影時に5,940ポジション、動画撮影時には4,500ポジションという驚異的なAFポイントを備えている。
- 電子シャッターを利用することでEOS-1D X Mark IIIと同じ20コマ秒の連写速度に対応している。さらにCFexpressに対応しているため立て続けに高速連写を利用することが可能だ。
- 何よりも嬉しいのは、キヤノンユーザーにとって待望の5軸ボディ内手ブレ補正を搭載していることだ。R5はレンズにもよるが、最大8段の補正効果を得ることが出来る。
- 手に持ってみると、EOS R5はEOS Rよりも少し肉厚な感じがする。しかし、カメラの重量はとても均等に配分され、ボディはバランスが取れていると感じる。
- R5を上から見ると、EOS Rと非常によく似ている。上部の有機ELスクリーンと背面のコントロールダイヤル内のモードボタンは全く同じだ。
- 愛すべき、人によっては憎むべき「M-Fn タッチバー」が廃止されている。
- EOS RやRPで見られる方向ボタンが無くなり、代わりに背面ホイールを備えている。EOS 5D Mark IVを使っているような感じだ。
- 5シリーズらしい堅牢な耐候性を期待できる。
- 新型バッテリーLP-E6NHは従来と比べて14%容量が増えている。
- EOS R5でサンプルショットを撮ることは出来なかったが、カメラのパフォーマンスにはとても感銘を受けた。
- EOS Rの操作性に慣れていれば、R5はすぐ手に馴染むはずだ。
- オートフォーカス性能の向上は顕著だ。より軽快でレスポンスと信頼性が高い。ディープラーニング技術による被写体検出機能も大きな違いを生み出すのに一役買っている。
- AF中に遮蔽物で被写体が隠れてしまったとしても、より粘り強くなり、より忠実な動作となっている。EOS-1D X Mark IIIのオートフォーカスも凄かったが、EOS R5はさらにその上を行くものだ。
- フル画角の4K動画は珍しいことでは無いが、4K 120fpsでAF機能を維持しているのはとても珍しく、画期的なことだ。
- 8Kの連続撮影で16~17分で警告表示でカメラが過熱し始めたことが示され、19分37秒にカメラがシャットダウンした。
非常に素晴らしいカメラだ。今のところラボテストはまだだが、とても感銘を受けている。ほとんどの人にとって機能過多と感じるかもしれないが、4500万画素の静止画はパンチが強いと感じると思う。そして動画機能に驚かされることだろう。時代は変わりつつある。
DPReview インプレ・ハンズオン
DPReview:Hands-on with the Canon EOS R5
- とてもしっかりとした作りのカメラだと感じる。
- 底面や前面は金属質で、他の部分はプラスチッキーだ。これは2.4GHz・5GHz WiFiを通しやすくするためだと思われる。それにポリカーボネイトは長期間の使用に耐えうる素材だ。
- キヤノンは5D Mark IVと同等の防塵防滴仕様と主張している。数値は示されていないが、水や粉塵が侵入しそうな箇所にガスケットが施されている。
- 全体的に見て、ハイエンド一眼レフと比べてかなり小さく軽量だが、しっかりとした質感のカメラだ。
- キヤノンの自社設計・製造の新しいイメージセンサーを使用している。キヤノン製ミラーレスでは最も高解像な4500万画素だ。
- キヤノンは読み出し速度の向上により電子シャッター使用時のローリングシャッターによる歪みが大きな問題にならないと主張している。
- さらに、キヤノンはEOS Rと比べてダイナミックレンジが約1段改善しているはずだと主張している。もちろん我々はプロダクションモデルでこれを確認するつもりだ。
- 電子シャッターに対応しており、最大20コマ秒の連写撮影に対応している。人工照明によりバンディングを引き起こす可能性がある場合は必要に応じてメカシャッターに切り替えることが可能だ。
- メカシャッター・電子先幕シャッター・電子シャッターの3種類から方式を選ぶことが出来る。
- メカシャッター・電子先幕シャッターでは連写速度が最大で12コマ秒となる。
- バッファは画質設定に関係なく、スローダウンまでに100コマ近い撮影が可能だ。
- ボディ内手ぶれ補正は驚異の8段分とキヤノンは主張している。RFレンズと組み合わせた際は最低でも6段分の補正効果だ。EOS R5の傑出した動画性能と組み合わせてどこまで良好に動作するのか気になる所だ。
- EOS R5は本格的な動画機能を備えたバリアングルモニタ搭載モデルだ。8K 30p RAWはこれまで見てきた中で最高のスペックである。
- 一眼レフではお馴染みのAFジョイスティックと背面ホイールを導入している。
- AF-ONボタンは我々の好みからすると少し小さいが良い配置だ。
- バリアングルモニタ展開時にアイセンサーを無効とする設定項目が追加されている。これで動画撮影時に誤作動する心配がなくなる。
- 電子ファインダーは576万ドットのOLEDパネルを使用し、0.76倍の接眼光学系を備えている。リフレッシュレートの初期値は60fpsだが、設定で120fpsに変更することが可能だ。これにより実写で素晴らしいファインダー体験が可能となる。
- サブディスプレイはEOS Rと全く同じOLEDパネルを搭載している。
- モード変更はボタン式だ。動画に切り替える場合はINFOボタンを押す必要がある。
- グリップは深く快適で、人差し指はシャッターボタンの上へ自然と落ち着く。持ちやすいカメラだ。
- カメラ側面のポート類は完備されている。動画撮影用のヘッドホン・マイク端子、HDMI出力を備えている。マイクロHDMI端子は大きな端子より壊れやすいが、R5には豊富な内部記録が用意されている。
- USB-C端子はUSB 3.1 Gen 2ポートで、PD-E1アダプタ経由で高速USB充電に対応している。
- その他にEOS R5はシンクロ接点やE3タイプのリモートケーブル用端子を備えている。
- 対応メディアはCFexpressとSD UHS-IIだ。CFexpressはRAW動画や8K ALL-I動画を撮影する場合に使用できる唯一のメディアである。SD UHS-IIでもパフォーマンスはとても良好だが、CFexpressを利用することでRAW+JPEGのバッファはより深くなる。
- EOS R5は新しいLP-E6NHバッテリーを使用するが、古いバッテリーにも対応している。ただし、古いモデルだとバッテリーライフが低下したり、USB充電を利用することが出来ない。
- 背面モニタとファインダーが初期設定の場合はCIPAの定格でそれぞれ490/320枚のバッテリーライフとなる。リフレッシュレートを高くすると見栄えは良いが、それぞれ320/220枚までバッテリーライフが急激に低下する。
- バッテリースロットに差し込むタイプのバッテリーグリップに対応している。
DPReview:Hands-on with the Canon EOS R5
DPReview:464Canon EOS R5 initial review
新機能・比較
- EOS R5のセンサーは全く新しいものだ。そしてEOS-1D X Mark IIIでも使用していたDIGIC Xプロセッサーと組み合わさっている。
- センサーは4500万画素と高解像だ。テストはまだだが、キヤノンはEOS Rと比べてダイナミックレンジを1段強化したと主張している。さらに読み出し速度が向上し、ローリングシャッターも最小限に抑えているそうだ。
- センサーとプロセッサーの組み合わせにより、メカシャッター時にAF/AE追従の12コマ秒連写を実現、さらに電子シャッターでは20コマ秒の連写に対応している。
- CFexpressでもSD UHS-IIでも深いバッファを利用可能だ。SD UHS-IIでも12コマ秒連写で87枚のRAWを撮影できると言われている。
- RAWは約35?42MBだが、C-RAWを使うとファイルサイズは半分となる。
- EOS 5D Mark IVで導入された「デュアルピクセルRAW」機能が向上している。背景の明瞭度やスマートフォンのようなリライティング機能を備えている。
- EOS R5はコンシューマーカメラとしては初めて8K動画(ALL-I・IPB・RAW)に対応したカメラである。連続撮影時間は29分59秒だ。カメラに冷却ファンが無いことを考えると特に印象的な仕様である。
- RAW動画は8K DCIにのみ対応している。他すべての解像度でALL-I・IPBを利用でき、4K 120pでの撮影も可能だ。
- オーバーサンプリングした4K動画も利用可能である。8K出力が元となっているのでディテールが豊富な結果を得ることができる。ただし、30pだ。
- ゼブラやフォーカスピーキング、フォーカスガイドなどを利用可能だ。
- キヤノン初となるボディ内手ぶれ補正を搭載している。最大8段と圧倒的な効果であり、IS非搭載のRFレンズが魅力的に見えてくる。
DIGIC Xプロセッサーがレンズのジャイロセンサーやプロセッサーと連携して補正効果を最大化しているようだ。 - オートフォーカスはキヤノン製カメラの中で最も進んだシステムとなっている。デュアルピクセルCMOS AF IIと呼ばれ、センサー全体をカバーしている(レンズによる)。
- さらにディープラーニング技術により、人間の目や頭部、犬・猫・鳥の目や身体を検出して追従することができる。眼鏡越しでも人の目をうまく追従しており、動物でも同様に信頼できるものであった。顔が完全に隠れている状態でも頭部を認識して追従し続ける。
- F1.2レンズと組み合わせることで、-6EVの低照度AFに対応している。
- F22と暗いレンズでも中央エリアでオートフォーカスが動作する。
- カメラには人物と動物の優先順序設定が備わっているが、設定しなくとも動物の目を追従していることが分かった。ただしこの場合は信頼性が少し低いように見える。
- 感度を調整できるAFジョイスティックと適切な配置のAF-ONボタンが存在する。1D X Mark IIIのようなスマートコントローラーは存在しないが、背面モニタでタッチパッドAFを利用可能である。これは初期設定で無効となっているため、利用する場合は設定を変更しなければならない。
- 1D X Mark IIIと同じく静止画・動画で10bit HDRファイル出力に対応している。これは最新のHDRモニターを使うことで、説得力のある表現を可能としている。従来よりハイライトとシャドウの諧調が良くなる。
パナソニックの「HLG写真」は同等の機能だが、キヤノンはより洗練されたPQを使用している。
この出力を利用する際はハイライト優先モードの使用がおススメだ。 - 残念ながらカメラのモニタはHDR非対応だ。しかしビューアシスト機能を利用することが出来る。
- EOS R5のエントリー価格が高いことを考えると、少なくともほぼすべての点で競争力があることは心強い(高解像度のショットモードがないことは最も明白な欠落だ)。
- しかし最も重要なのは、他のカメラを上回るスピード、高解像度の動画、将来性のあるHDR動画や静止画出力を提供していることだ。
ボディ・操作性
- 人間工学の観点から言えば、EOS R5はキヤノンのベテランユーザーにお馴染みのものだ。
他のシステムに慣れている人でも、合理的で快適なカスタマイズが可能なはずだ。 - EOS R5は、EOS Rとキヤノンのハイエンドデジタル一眼レフカメラのマッシュアップであり、その結果は非常にうまく機能している。
- おそらく一部のユーザーにとって最も重要なのは、AFジョイスティックが搭載され、AF-Onボタンが良好な配置となっていることだろう。
タッチパッドAFを有効にする必要性を全く感じないほど、十分かつ高速に機能することがわかった。 - キヤノンは、EOS R5がEOS 5D Mark IVと同じ程度に密閉されていると主張している。公式な数値は示されていないが、水滴やほこりが侵入する可能性のあるポイントには目に見えるガスケットが施されている。
- グリップの握り心地は快適で、一般的なハイエンドデジタル一眼レフカメラよりも小型軽量でありながら、多くのコントロールポイントを維持していることがわかる。
- EOS Rから引き継がれたのは、カメラ上部にあるモードボタンだ。カメラのすべての静止画撮影モードにアクセスでき、「INFO」を押すと、カメラのすべての動画撮影モードにアクセスすることができる。
- EOS R5は、競合他社に負けず劣らずの大型高解像度ディスプレイを搭載している。ファインダーは576万ドット、倍率0.76倍の有機ELパネルだ。
ファインダー倍率は他のオプションに比べてわずかに劣るが、それでも十分な大きさで、23mmのアイポイントで隅々まで見えないと感じた場合には、画像サイズを少し小さくするオプションも用意されている。 - 背面モニターは3.2インチのバリアングルモニタで、210万ドットの解像度だ。白昼間に使用する場合は輝度を上げる必要があるかもしれない。
- R5はバッテリーを節約するために低いリフレッシュレートでファインダー・モニターを利用する機能がある。
逆により高いリフレッシュレートで、ファインダーを60fpsから120fpsに向上させることができる。 - 我々の目には60fpsで良いように見えるが、デジタル一眼レフの光学ファインダーに慣れている人は120fpsの方が綺麗に見えると思う。
- EOS R5のメニューはキヤノンが何年も前から繰り返してきたものと同じ構成だ。複雑なカメラになればなるほど、必然的にメニューは複雑となるが、動画撮影中は動画設定のみ、静止画撮影中は静止画設定のみにアクセスできるようにすることで少し簡略化している。
- キヤノンのオートISOの動作は我々がモダンカメラで見たいと考えている機能そのものだ。
ISO値の上限と下限を備え、ISO値がブーストされる前に最低シャッター速度を指定することができる。 - または焦点距離に応じた「オート」'を選択することが可能だ(ズームの場合は特に便利)。デフォルトのオート値は1/焦点距離のシャッタースピードを使用するが、より速い、もしくはより遅いシャッタースピードを維持するために調整することができる。
- オートISOはマニュアル露出モードでも使用可能だ。
- R5とR6にはLP-E6NHという新しいバッテリーを採用している。旧型「LP-E6N」と同じフォームファクタだが、容量は14Whから16Whへ少し改善している。
カメラには付属の充電器があるものの、USB経由でボディ内充電が可能だ。
ファーストインプレッション
率直に言って、EOS R5はほぼ全てのタイプの写真撮影に適応することができる。当然、そのために支払う対価はこのセグメントで最も高い希望小売価格である。
しかしプリプロダクションモデルを使った経験から言うと、画質、応答性、オートフォーカス、動画のスペック、使い勝手など、この組み合わせを満たす競合カメラしないと確信している。
EOS R5とEOS R6両機種は、その性能の高さと「完成度の高さ」を感じさせるカメラであり、デジタル一眼レフにしがみついている一部のユーザーが本当に待ち望んでいたものだと思う。
ただ、ここにたどり着くまでには、予想以上に時間がかかってしまった。
過去情報履歴
キヤノンが7月9日 21時に「EOS R5」新製品発表会の開催を予告
7月9日に正式発表と噂されていたキヤノン「EOS R5」ですが、ついにキヤノンが一週間後の7月9日 21時から「Canon EOS Presentation」を開催すると予告。キャッチは「新時代、はじまる」
新時代、はじまる
2020年7月9日 木曜日 21:00スタート
「EOS Rでは新時代が始まっていなかったのか」と感じる発売日R購入組ですが、せめてR5のおこぼれだけでもファームウェアアップデートで対応して欲しいところ。それはそれとしてEOS R5は楽しみですねえ。キヤノン初のボディ内手ぶれ補正をはじめ、どのような新機能・改良したオートフォーカスシステムを実装しているのか注目したいと思います。
正式発表は噂通り7月9日に開催、日本ではやや遅めの21時スタート。海外でも同時配信されるらしいので世界的なイベントとなりそうですね。予約販売開始が翌日7月10日なのか、それとも少し時間が開くのかはまだ分かりません。
EOS R5・R6そして新RFレンズは7月9日発表が濃厚 発売は8-9月となる?
Canon Rumorsが「EOS R5」に関する噂情報を発信しています。7月9日発売とのこと。R6にダイヤルのようなものが付いていますね。600mm/800mmはDOレンズ使用、比較的コンパクトに見えます。
情報提供者からEOS R5・EOS R6・新レンズの発表日が判明した。
2020年7月9日 キヤノン新製品
- Canon EOS R5
- Canon EOS R6
- Canon RF 50mm f / 1.8 IS STM
- Canon RF 70-200mm f / 4L IS USM
- Canon RF 85mm f / 2 Macro IS STM
- Canon RF 100-500mm f / 4-7.1L IS USM
- Canon RF 600mm f / 11 DO IS STM
- Canon RF 800mm f / 11 DO IS STM
- Teleconverter RF 1.4x
- Teleconverter RF 2x
この画像には「RF 70-200mm f / 4L IS USM」「RF 50mm f / 1.8」が欠けている。おそらく2020年第4四半期まで発売しないのではないだろうか?
同じ情報提供者からEOS R6ボディは8月発売、EOS R5は9月まで発売されないと伝わっている。発売日は変動してしまったが、EOS R6がR5に先駆けて発売されると言うのは噂通りだ。
Canon Rumors:Here is the Canon EOS R5 and Canon EOS R6, along with the announcement date
とのこと。
発表・発売日はおおよそ噂通りとなったみたいですね。価格設定はまだ不明ですが、個人的にはR5に突撃したいところ。R5より先にR6が登場するのは悩ましいですね。上の画像を見る限りでは全体的なデザインこそR5に似ているものの、右肩にダイヤルのようなものが突出しています。部分的にハードウェアの違いがありそう。
レンズが右から3番目がRF85mm F2でしょうか?24-105mm STMと似たようなサイズ感となっています。600mm F11や800mm F11はやはり特許出願のような回折素子を使用した超望遠レンズとなっている模様。大きなレンズに違いはありませんが、他のレンズと見比べると超望遠レンズとしてはコンパクトサイズに見えます。
Adobe Premiere ProがキヤノンEOS R5に対応 いよいよ登場間近か?
Adobe Premiere Proの6月分アップデートが公開されました。各種最新カメラのファイル形式に対応していますが、その中に「EOS R5」が含まれているようですね。いよいよ正式発表間近という事でしょうか?
Feature summary | Premiere Pro (June 2020 release)
New file format support
Premiere Pro now supports the following file formats:
Enhanced bitrate controls for JPEG 2000 MXF export
Import of Canon EOS R5 footage
Import of Canon EOS-1D X Mark III footage
Import of RED Komodo footage
EOS-1D X Mark IIIと共にEOS R5のフッテージに対応したようですね。Adobe Camera RAWは音沙汰無いものの、この流れで7月にEOS R5の「.CR3」に対応するかもしれませんね。
噂では2週間後に正式発表と言われています。私はいつ発表・予約販売が開始されても良いように準備中。新型コロナウイルスの影響で生産台数が少ないとも噂されているので、すぐ欲しい場合は早めに注文しておいたほうが良さそうです。気になるのは価格設定ですが、今のところ「4000ドル未満」から情報は更新されていません。EOS 5D Mark IVのように初値40万円超えとなるか…それとも…。
キヤノン EOS R5・R6は1か月以内の発表濃厚か?7月初週の期待高まる【噂】
開発発表されている「EOS R5」に加えて噂されている「EOS R6」も一か月以内に正式発表の雰囲気となってきました。噂通り7月初週に発表なるか?あとは価格設定が気になる所ですねえ。
キヤノンの最新の製品リストに「EOS R5 ボディ」「EOS R5 24-105mm USMキット」「EOS R6 ボディ」「EOS R6 24-105mm STMキット」「EOS R6 24-105mm USMキット」が追加されました。おおよそ1か月以内には予約開始されるはず。 #噂
? 軒下デジカメ情報局 (@nokishita_c) June 10, 2020
Canon Rumorsが噂していたように、EOS R5とR6の正式発表が近づいているみたいですね。噂通りだとすれば7月頭に発表でしょうか?国内での製品リストに追加されたという事は、そのうち価格設定も明るみとなるかもしれません。4000ドル未満と言われていますが果たして…。
そして依然として謎のベールに包まれている「EOS R6」がどのようなスペックで登場するのか気になる所。噂では2000万画素の低解像センサーを搭載したモデルと言われています。EOS 6Dシリーズを踏襲するシリーズとなるか、別のコンセプトを引っ提げたシリーズとなるのか今後の追加情報に期待。
いよいよ一か月後に発表か?
Canon Rumorsが開発発表されている「EOS R5」関連の噂情報を発信。7月の第一週ごろに正式発表の可能性あるとのこと。具体的なスペックや価格設定はまだ不明。あと一か月ですねえ。
キヤノン「EOS R5」「EOS R6」は世界中で2020年7月2日前後に同時発表となるだろう。7月6日発表となる可能性についても聞いている。
どちらにせよ、正式発表まであと一か月だ。R5・R6はどちらも7月末までに限定的に入手可能になるだろうと言われている。
Canon Rumors:The Canon EOS R5 and EOS R6 will be announced in the first few days of July
とのこと。
以前から「7月登場」と言われていましたが、どうやら上旬に発表が期待できそうですね。EOS R5のスペシャルサイト更新は2020年4月で止まってしまっていますが、7月上旬までに更新が無いまま正式発表を迎えるのでしょうか?
気になる価格設定は今のところ「4000ドル未満」の可能性が高いというだけで具体的な数字は判明していません。また、EOS R6も噂の段階でスペックや価格帯は今のところ不明。もし7月頭に発表、下旬に発売が本当であれば、これから徐々に具体的な数字が出てくるかもしれませんね。
キヤノンEOS R5は7月登場?「f64」で4,338ユーロで掲載中
Canon RumorsとPhotorumorsが開発発表されているキヤノン製フルサイズミラーレス「EOS R5」に関する噂情報を発信。7月発表で4000ドル前後の価格設定と噂されています。
EOS R5がついに7月に正式発表される。そしてまだいくつかサプライズの可能性が残されている。
以下はEOS R5について噂されている既知の仕様だ。
- 4470万画素/4500万画素 フルサイズCMOSセンサー
- 5軸ボディ内手ぶれ補正
・ボディ単独 5段分の補正効果
・レンズ協調 7-8段分の補正効果- 12fps メカニカルシャッター連写
- 20fps 電子シャッター連写
- 4K 120fps
- 4K 60fps
- 5GHz WiFi内蔵
- 8K 29.97fps RAW 内部記録
- 8K 29.97fps 内部記録
・4:2:2 10bit Canon Log(H.265)
・4:2:2 10bit HDR PQ(H.265)- 4K 119.88fps 内部記録
・4:2:2 10bit Canon Log(H.265)
・4:2:2 10bit HDR PQ(H.265)- 4K 59.94fps 外部出力
- 8K・4K クロップ無しのフル画角
- 8K・4K デュアルピクセルCMOS AF対応
- キヤノン初のボディ内手ぶれ補正搭載モデル
・多くのRFレンズおよびEFレンズのISと連動- デュアルカードスロット
・CFexpress ×1
・SD UHS-II ×1- 2020年7月 ローンチ
Canon Rumors:This is just a Sunday reminder of the Canon EOS R5 specifications
とのこと。
新型コロナウイルスの影響で「早くても7月」と噂していた発表のタイミングを「7月」と言い切っていますね。(ただし噂の格付けは示していません)
噂の仕様上はこれまで登場してきた情報をリストアップしただけですが、公式・噂でさらにサプライズがあるかもしれません。ファインダーや背面モニタのスペックがどうなるのかも気になるところ。対応アクセサリも今のところ不明。
価格設定は「4000ドル未満」と噂されていますが、Photorumorsではルーマニアで最大のカメラストア「f64」が「4,338ユーロ」でEOS R5を掲載していると話題に取り上げています。VATを差し引いて考えるとおよそ4000ドルですね。これが最終的な価格設定となるのか分かりません。
キヤノンEOS R5は4000ドル未満の価格設定となる?【噂】
Canon Rumorsが「CR3」と高い格付けで、開発発表されているキヤノン製フルサイズミラーレス「EOS R5」に関する噂情報を発信。非常に高価になると思われたEOS R5ですが、どうも4000ドル未満となるらしい。
現在、キヤノン「EOS R5」について最も聞かれている質問は「どのくらいの費用がかかりますか?」だ。いくつかの小売店がウェブサイト上に掲載した価格表示で噂が煽られている。
私はキヤノン「EOS R5」ボディが4000ドル以下の米ドルで登場すると教えてもらった。ソースは匿名性を理由に正確な発売価格を明らかにしたくなかったが、どうやら価格は決まっているようだ。
キヤノンEOS R5の発表が7月ならば、今後数週間で価格とキットの詳細について耳にすることとなるだろう。
Canon Rumors:Canon EOS R5 launch price will be below $4000 USD [CR3]
とのこと。
現在のレートで日本円に換算すると43万円未満という事になりますね。ただし、あくまでもドルベースのざっくりとした噂であり、情報が本当であればもう少し安くなりそうです。
カメラのパフォーマンスを考慮すると安く感じますね(パナソニックLUMIX S1Hは50万円以上)。ニコン「Z 7」が初値39万円前後で登場したことを考えるとかなりまともな値付けに見えます。個人的に40万円前後であれば購入してしまうかも。それより安いのであれば猶更。(ちなみに5D Mark IVの初値は40万円を超えています。かなり批判があったようですが…)
キヤノンは6-7月に大きな発表を予定している?【噂】
Canon Rumorsが「CR3」と高い格付けで、開発発表されているキヤノン製フルサイズミラーレス「EOS R5」に関する噂情報を発信。6-7月にかけてキヤノンの大きな発表があるみたいですね。
12年ブログを続けているが、EOS R5ほど興奮する製品を見たことが無い。パンデミックが無ければ今頃すでに発表されているはずのカメラだ。
キヤノンが6月と7月に大きな発表をすると聞いている。おそらくそれはEOS R5とEOS R6、そして数多くの新しいレンズとなるだろう。
最初に発売される製品は早くて7月となる可能性がある。そして価格設定はまだ分からない。
Canon Rumors:Major Canon announcements coming in June & July [CR3]
とのこと。
CR3と期待度の高い情報ですね。以前から夏ごろに発表と噂されていましたが、大きな変更は無いようです(R5より先に発売と噂されていたR6は少し遅れているかも?)。
既に新型バッテリーを使用したカメラが2機種登録されているので、「R5」に加えて「R6」の登場は濃厚と言えそうです。どのような機種となるのか分かりませんが、期待したいところですね。EOS R5がスペック的にとても高価なカメラとなりそうなので、多くの人はR6が購入対象となるかもしれません。
レンズが開発発表されている「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」とテレコン二つに加え、さらに公開されていない多くのレンズが予告されています。個人的にはコンパクトな単焦点レンズを拡張して欲しいところ。
EOS R5がオーストラリアの小売店で10,499豪ドルで掲載される【噂】
Photo Rumorsが開発発表されている「EOS R5」について噂情報を発信しています。オーストラリアの小売店で「10,499豪ドル」と記載されているようですね。このくらいの価格設定でも驚きはしませんが…個人的には予算オーバーですねえ…。
オーストラリアの小売店は来るフルサイズミラーレス「EOS R5」がリストアップされ、価格が10,499豪ドル(6,750米ドル)と表示されている。
もちろんこれはざっくりとした価格設定の可能性もあるが、全体的にハイエンドな仕様と写真業界の現状を考えると、EOS R5がこの価格設定でも驚くことは無い。
とのこと。
オーストラリアのCAMERA WAREHOUSEが確かに「10499豪ドル」でEOS R5を掲載していますね。カメラの仕様などを確認する限り、既に公開されている既知の情報しか記載していません。おそらくPhoto Rumorsが指摘するように小売店側がざっくり設定した価格にも見えますが…。
とは言え、EOS R5の全体的な仕様を見る限り、このような価格設定だったとしても驚きはしません。もし50万円を切っていたら「安い」と感じる人もいることでしょう。しかし本当に「10,499豪ドル」だとすると、個人的には予算オーバーかなと。
キヤノンEOS R6は5月発表だがEOS-1D X Mark IIIと同じセンサーではない?
Canon RumorsがCR2と中程度の格付けで開発発表されている「EOS R5」及び噂段階の「EOS R6」について噂情報を発信しています。
キヤノンはまだ5月にEOS R6を発表する予定だと教えてもらった。そして我々はEOS R5も5月に正式発表されると予想している。
それぞれのカメラに関する情報はまだ漠然としている。
解像度が同じと言うだけで、EOS-1D X Mark IIIとR6が同じセンサーであるという見解も存在する。しかし、EOS-1D X Mark IIIと同センサーにはならないだろう。
EOS R6はR5より遥かに下位モデルだ。あまり期待し過ぎないほうが良い。それでも素晴らしいカメラだが、EOS-1D X Mark IIIと異なるユーザーをターゲットにしたカメラである。
EOS R6 スペック
- 2000万画素 フルサイズCMOSセンサー
- ボディ内手ぶれ補正
- 12コマ秒連写 メカシャッター
- 20コマ秒連写 電子シャッター
- 4K 60p
- FHD 120p
- デュアルカードスロット
- サブ液晶モニタ無し
- EOS R5よりも低解像なEVF
- EOS R5ほどでは無いビルドクオリティ
- 新型バッテリー(EOS R5と同じかどうか不明)
- 2020年6月発売
Canon Rumors:The Canon EOS R6 is still scheduled to be announced in May [CR2]
とのこと。
新型コロナウイルスの影響で各社影響が少なからず発生している中、EOS R5・R6は予定通り発表されるのでしょうか?(少なくともR6は噂の段階)
やはりR6は低画素モデルとなるらしく、1D X Mark IIIとは異なる2000万画素センサーとなる模様。特殊なローパスフィルタなどは期待しないほうが良いかもしれませんね。
とは言え、20コマ秒連写や4K 60p対応となると、それなりに処理能力の高いイメージセンサーでしょうか。EOS R5以下、EOS R以上と言ったポジションのカメラとなりそう。EOS R5はスペックを考慮すると非常に高くなりそうなので、EOS R6にバランスの良いパフォーマンスを期待したいところ。
キヤノンEOS R5は4500万画素 CFexpress+SD UHS-IIスロットで確定か?
Canon Newsが開発発表されているキヤノン「EOS R5」について追加情報を発信しています。
キヤノンUSAのプレスリリースがセンサー解像性能に関するヒントを提供してくれた。
EOS R5はDCI 8K 8192×4320に対応している。つまりセンサーの水平は最低でも8192ピクセル必要となる。フルサイズセンサーのアスペクト比は3:2なので、垂直は5461ピクセルとなる。
これはつまり4,470万画素だ。
ただし発表している内容が「8K RAWと4K DCI」の可能性もある。
とのこと。
どうやら海外先行でEOS R5の追加情報が公開されたみたいですね。
内容から察するに、確定とは言えないものの以前から噂されている通り4500万画素となる可能性が高い模様。
公開された内容は以下の通り。
- 最大29.97fpsの8K RAW内部記録
- 最大29.97fpsで4:2:2 10bit Canon Log H.265/ HDR PQ (H.265) 8K内部記録
- 最大119.88fpsで4:2:2 10-bit Canon Log (H.265)/HDR PQ (H.265) 4K内部記録
- 4K 59.94fpsまでの外部記録
- 8K・4K動画はフル画角(8K RAW/DCI 4K時)
- 全ての8K・4K動画でデュアルピクセルCMOS AFを利用可能
- 内部記録における全ての8K・4KでCanon Log利用可能
- ボディ内手ぶれ補正は多くのRFレンズやEFレンズの光学手ぶれ補正と連携する
- デュアルカードスロット
・CFexpress
・SD UHS-II
他の内容も以前から噂されている通りですね。動画仕様はこれまでのEOSシリーズから飛躍的に向上するようです。
デュアルカードスロットはCFexpressとSD UHS-IIとなる模様。手ぶれ補正は連携(補正軸によって使い分ける)なのか、協調(補正効果を高める)なのか気になるところ。
「DS126838」等がR5で確定
海外の認証機関にキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5」と思われるコードネームが登録されたようです。
キヤノンの「EOS R5」が韓国RRAに登録されました。5GHz Wi-Fiに対応した「DS126838」等がR5で確定。#認証情報https://t.co/bbgNjflbHc pic.twitter.com/ur3WR2Zu0f
? 軒下デジカメ情報局 (@nokishita_c) April 9, 2020
以前にキヤノンが海外認証機関に登録した「DS126838」がEOS R5で確定したみたいですね。と言うことは5GHz WiFi+Bluetooth 5.0・LP-E6NH(新型バッテリー)が濃厚となります。
「DS126836」も同じ機種だとすると、ボディサイズは138.5×97.4×71.45mmとなります。EOS Rが「約135.8(幅)×98.3(高さ)×84.4(奥行)mm」なので、似たようなサイズですが少し厚み(もしくはグリップサイズ)が増している模様。
噂では2020年7月ローンチ(Canon Rumorsはこれが発売日だと推測している)と言われているので、5?6月に正式発表されるかもしれませんね。
キヤノンEOS R5・EOS R6は予定通り発表されるが発売日は不明?【噂】
Canon rumorsが開発発表されているキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5」に関する噂情報を発信しています。
キヤノンは「EOS R5」「EOS R6」、そして新しいシネマカメラなどの新製品スケジュールに変更がないと聞いている。
EOS R5・EOS R6は8週間程度で発表される予定だ。新しいシネマカメラは4月登場予定である。
残念なことに発売日は現時点で全く分からない。Canon Rumors:Canon announcements will continue as previously planned
とのこと。
従来は7月ローンチ(発売?)と言われていましたが、Covid-19 新型コロナウイルスの影響で全く先行きが分からなくなってきているようですね。夏前に開催される写真・映像機材関連の主要な見本市(Photokina・NAB・Photography Show)が全て中止となってしまったので、EOS R5を大々的に発信する機会が失われてしまっています。また、オリンピックが2021年に延期、カメラ製造に関わる工場・サプライヤーの影響も気になる所。
PhotographyBlogがキヤノン「EOS R5」を様々な角度から撮影した実機画像を公開
PhotographyBlogが開発発表されているキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5」の実写画像を掲載しています。
PhotographyBlog:EOS R5 Review Hands on
本日、キヤノンUKとの独占会談で正式発表前のEOS R5を見せてもらった。
実際にカメラを触れたり、グリップしたり、様々なコンパートメントを開いたり、電源を入れたり、底面を見たりすることは許可されなかった。
とのこと。
基本的に展示ショーなどで公開されている情報以上のことは分からないみたいですね。ただし、PhotographyBlogの写真にはEOS R5をクローズアップして撮影したカットも混じっています。細部を見れば見る程、現行のEOS Rとよく似たデザイン・ボタン配置ですね。
ただし背面のコントロールレイアウトは大きく変わっています。拡大ボタンやQボタンが独自配置となり、より使いやすくなっているように見えますね。個人的に「*ボタン」「測距選択ボタン」のレイアウトも少し変わったのは嬉しい(慣れは必要でしょうけども)。
そしてマルチコントローラーと背面ホイールの追加は大きい。レンズ側のコントローリングを含めると4ダイヤル体制となるので、どのような使い勝手となるのか非常に気になるところ。
ファインダー・アイカップの形状は従来通りですが、視度調整ダイヤルは右側にありますね(ESO Rは左側)。光学系やパネルに変化があるのか気になりますねえ、500万ドット・大型ファインダーに期待。
アクセサリー端子は「レリーズ」がカメラ前面へ移動したので左側面の配置に余裕があるように見えます。シンクロ端子を備えているのは大きなポイントと感じるかもしれません。
キヤノンEOS R5スペシャルサイトが更新!被写体認識AF&フル画角8K 30pに対応
キヤノンが開発発表しているキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5」のスペシャルサイトを更新しました。
- 被写体検出AF
- 犬・猫・鳥
- 全身・顔・瞳
- 8K 29.97pに対応
- 水平方向フル画角
- 全モードでデュアルピクセルCMOS AF対応
- 内部記録可能
とのこと。
動物認識を導入するメーカーは増えていますが、全身・顔・瞳に対応するメーカーは少ないです(パナソニックくらいか?)。ソニーは「動物瞳」のみなので、後ろを向いていたり瞳が見えない状態だと難しいのですよね。このため「全身」はとても便利と感じるはず。特に像面位相差AFに対応したカメラはキヤノンが初めてとなるかもしれません。実写でどれほど効果的なのか非常に気になる所です。
8K動画は「タイムラプスか?」とも言われていましたが、29.97pの実用的なフレームレートを実現している模様。さらにフル画角・内部記録に対応と充実しています。これまでの動画仕様を考慮すると驚くほどの進化と感じることになりそう。8K動画の編集環境は非常に厳しそうですが…。
これは人気の高いモデルとなりそう。噂ではコロナウイルスの影響で生産数が少ないと言われています。もし購入を検討しているのであれば、早めに予約してしまうのがおススメ。しかし、4549292157345まで充実したカメラが一体いくらになるのか気になるところですねえ…。
キヤノン EOS R5・R6は予定通りリリースされるが供給数は限られている?【噂】
Canon rumorsが開発発表されているキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5」に関する噂情報を発信しています。
キヤノンEOS R5・R6の生産は新型コロナウイルスによる影響で生産能力の1/4未満と言われている。これにより生産数に大きな問題が発生している。
同じ情報提供者によるとキヤノンは計画通りカメラのリリースを検討しており、EOS R5は7月に販売開始、EOS R6は6月に販売開始と噂れている。そして、需要に供給が追い付かなくなり秋(おそらく10月)まで待つことになるだろう。
Canon Rumors:There are delays in production for both the Canon EOS R5 and Canon EOS R6
とのこと。
既に各メーカーが新型コロナウイルスの影響を告知しており、キヤノンもサプライチェーンからの部品供給が滞り工場の稼働を一時的に停止しています。予想はしていましたが、EOS R5の生産にも影響しているみたいですね。
おそらく「EOS R5」「EOS R6」は多くの予約が入ると思うので、手に入れたい人は早めに予約したほうが良いかもしれません。
今のところCanon Rumorsでは「EOS R6」の登場は既定路線として語っているように見えますが、今のところ噂情報なので注意。ただし、既に似たようなデジタルカメラのコードネームが登録されているので可能性は高いと思われます。
キヤノンEOS R5はCFexpressとSD UHS-IIのデュアルカードスロットとなる?【噂】
Canon rumorsが開発発表されているキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5」に関する噂情報を発信しています。
EOS R5に関する大きな疑問の一つは「カードスロットがどうなるのか」だ。これに対し、とても良好な情報提供者が答えてくれた。
- CFexpress
- SD UHS-II
大部分の人が予想していたであろう仕様だ。多くの人はSDカードスロットを評価することだろう。
Canon rumors:The Canon EOS R5 will have an SD & CFExpress slot [CR2]
とのこと。CR2と中程度の格付けとなっています。4549292157345最近のEOS R5に関する噂情報は的中する傾向があるので期待したいところ。
既にEOS-1DX Mark IIIが「デュアルCFexpressカードスロット」を採用していますが、EOS R5はCFexpressとSDカードのデュアルスロットとなる模様。この組み合わせは「ニコン D850(XQD)」「パナソニック LUMIX S1・S1R」が採用しているので不思議な仕様ではありません。
CFexpressカードはまだまだ高価なメディアなので、安価で普及しているSDカードを使うことが出来るのはメリットと感じることでしょう。その一方、デュアルスロットを活かした高速書き込みを期待していた人にとっては少し残念と感じるかも。
キヤノン「EOS R5」と思われる未発表カメラのコードネームが台湾NCCに登録される【噂】
キヤノンが海外の認証機関に未発表のデジタルカメラをコードネームで登録したようです。
キヤノンのレンズ交換式カメラ「DS126832」が台湾NCCに登録されました。Wi-Fi・Bluetooth4.2搭載。バッテリーはLP-E6NH(7.2V,2130mAh)で、USBケーブルはIFC-100U(USB Type-Cケーブル)。リモートスイッチRS-60E3やスピードライト600EX-RTに対応。#認証情報 pic.twitter.com/N36IpIyy29
? 軒下デジカメ情報局 (@nokishita_c) February 27, 2020
メモ
- DS126832
- WiFi
- Bluetooth 4.2
- LP-E6NH(7.2V,2130mAh)
- IFC-100U(USB Type-Cケーブル)
- リモートスイッチRS-60E3に対応
- スピードライト600EX-RTに対応
タイミングを考慮すると開発発表のあった「EOS R5」でしょうか?
USBケーブル「IFC-100U」は1DX3・R・RP・M6 Mark IIに対応するケーブルであり、バッテリーも含めて考えると「EOS R5」である可能性が高いですね。
LP-E6NHはLP-E6Nと互換性のある新型バッテリーでしょうか?噂で「LP-E6Nと似た新型バッテリー」と言われているモデルの可能性大。「1865mAh」から「2130mAh」へ容量が増加していますね。
キヤノンが「EOS R5」「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」他7本のレンズを開発発表
キヤノンが噂されていた新型フルサイズミラーレス「EOS R5」「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」他8本のレンズを開発発表しました。
キヤノンは、長年カメラの自社開発で培ってきたCMOSセンサーや映像エンジン、光学などの技術を結集し、「EOS Rシステム」の次世代フルサイズミラーレスカメラ"EOS R5"を開発しています。
また、2020年中の発売を目指し、計9機種のRFレンズの開発を進めています。魅力的なカメラ、レンズをラインアップに加えることで「EOS Rシステム」を強化していきます。
- EOS R5
- 8K・4K動画
- 新開発のフルサイズCMOSセンサー
- 電子シャッターによる20コマ秒連写
- メカシャッターによる12コマ秒連写
- ボディ内手ぶれ補正
- レンズ光学手ぶれ補正との協調補正
- マルチコントローラー
- 背面ホイール
- デュアルメモリーカードスロット
- クラウドプラットフォームへの自動転送機能
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
- エクステンダーRF1.4×
- エクステンダーRF2.0×
- 他6本のRFレンズを開発中であり、2020年内の発売を目指す
ついに「EOS R5」が開発発表されましたね。噂通り、キヤノン初となるボディ内手ぶれ補正やマルチコントローラー、背面ホイールを搭載したカメラとなるようです。8K動画に対応とは驚きですね。それなりの解像性能を期待できそうです。
EOS-1D X Mark IIIと同じAF-ONデバイスは搭載していないように見え、EOS Rのタッチバーも無くなっているように見えます。EOS Rと同じ小型ボディながら、操作性は5Dシリーズに近づいている模様。
RFレンズは「100-500mm」とエクステンダー2本が明らかとなり、さらに6本のレンズを開発中とのこと。レンズロードマップは明らかとしていませんが、キヤノンのスピード感は凄いですね。どのようなレンズが今後登場するのか気になる所です。
(追記:同時発表の「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」も含まれている模様。このため、未公開の開発中レンズは5本です。)
海外メディアがキヤノン「EOS R5」開発発表をフライング掲載する?【噂】
海外でキヤノンの新型ミラーレス「EOS R5」に関する開発発表の記事がフライング掲載されたとCanon Rumorsが発信しています。
どうやらヨーロッパのメディアがEOS R5の記事をフライング掲載したようだ。以下は開発発表に関する記事を翻訳したものだ。
- 8K動画機能を備えた最初のミラーレス
- ボディ内手ぶれ補正
- 20コマ秒の連写速度
- 2020年後半に発売予定
- RFマウント初の本格的な製品
- コンシューマー用としては世界初の8K動画だが詳細は不明
8Kとボディ内手ぶれ補正は大きなニュースだ。噂によると、この手ぶれ補正は最大で5段分の補正効果を得られるようだ。さらにレンズとの協調補正で最大8段分の補正効果となる。
また、電子シャッターで20コマ秒連写、メカシャッターで12コマ秒連写だ。これに十分なバッファが搭載されることを期待したい。
Canon Rumors:Here is the Canon EOS R5, official development announcement soon.
とのこと。
ついに噂の「EOS R5」が登場するみたいですね。やはり開発発表止まりで発売はもう少し先となるよです。ソースを伏せており、ひょっとしたら誤記がある可能性も否定できませんが、これまでの噂情報も含めて考えると的中している可能性が高そうです。
外観はEOS Rとよく似ていますが、フロントFnボタンや赤外線受光部、E3系リモートレリーズ用端子が存在するように見えます。カメラ背面に関する商品イメージはありませんが、より5Dシリーズに近い操作性となっているのかもしれませんね。
キヤノン「EOS R5」に関するスペック情報【噂】
登場が期待されているキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5」についてCanon rumorsが気になる噂情報を発信しています。
世界的に我々を騙そうとしていない限り、今回の情報はかなり正確なはずだ。太字が「CR3」の格付けとしている仕様情報である。
Canon EOS R5
- モデルネーム:EOS R5
- 4500万画素 フルサイズCMOSセンサー
- ボディ内手ぶれ補正
・ボディ内5段補正
・レンズ協調補正で7?8段- メカシャッター12fps連写
- 電子シャッター20fps連写
- 背面にスクロールホイール
- タッチバー無し
- 一眼レフのような静止画・動画切替
- 大容量バッテリーだがLP-E6のように見える
- 8K 30fps
- 4K 120fps
- 4K 60fps
- 5GHz WiFi
- 新型バッテリーだが、EOS 5D Mark IVと互換性あり
- CP+に向けて発表される
- 2020年7月にローンチ
(我々はこれが発売日を意味していると想定している)
とのこと。
数時間前に漠然とした噂情報しかないと述べていたCanon rumorsが急に「CR3」と最高の格付けでEOS R5に関する情報を発信しました。以前から「EOS RS」と呼ばれていたカメラはどうやら「EOS R5」らしい。確かに高画素ではありますが、EOS 5Ds/5Ds Rの後継とは言えなさそうですねえ。高画素モデルと言うよりはEOS 5D Mark IVの流れを組むミラーレスカメラだった模様。
このタイミングで「CR3」の情報が出てくるという事は、CP+に向けてなんらかの発表がありそうですね。7月発売だと仮定すると、CP+で開発発表、5?6月に正式発表と言ったところでしょうか。
以前の噂通り、連写速度は12?20コマ秒と非常に高速。特に4500万画素の高解像センサーとしてはソニー以上のパフォーマンス。EOS-1D X Mark IIIのようにCFexpressカードの高速書き込みに対応しているのでしょうか?動画仕様も気になるところ。
もしこれが本当だとしたら、EOS Rから乗り換え確実。気になるのは価格設定ですねえ。EOS 5D Mark IVの初値が40万円超だったので、なんとか30万円台に抑えて欲しいところ…。
キヤノンEOS R高画素モデルついて信憑性が低いスペック情報【噂】
登場が期待されている「EOS R」高画素モデルについて、Canon rumorsがCR1と低い格付けで気になる噂情報を発信しています。
接点の無い二人の情報提供者からEOS R高画素モデルに関する似たようなスペック情報を得た。部分的に異なるスペック情報もあるが、それでも非常に似たものとなっている。彼らのうち一人は過去に対応したことがあり、二人がフェイクでないと信じている。
情報提供者の一人はモデル名が見えづらく、「EOS RS」ではなく「EOS R5」となるかもしれないと述べている。
EOS RSスペック情報:()は共通していない情報
- 4500万画素(4000万画素)
- 5段のボディ内手ぶれ補正
- レンズ協調補正で7?8段分
- 14/20fps連写(12/20fps)
- 背面にスクロールホイール
- タッチバーが無い
- EOS一眼レフのような静止画/動画切替スイッチ
- 大容量バッテリーだがLP-E6のように見える
- 8K 30fps RAW
- 4K 120fps
- 4K 60fps
- クロップの情報は錯綜している
- CP+2020に先立って発表
繰り返しとなるが、この情報はまだ信憑性が低い。他の情報提供者からの示唆を待っている。
とのこと。
これまでの噂情報とはやや異なる解像度(以前は7000万画素超)となっていますね。これが本当だとしたら、程よい解像性能で使いやすいカメラとなりそうです。
以前と同じように、ボディ内手ぶれ補正の可能性を示唆しています。キヤノンは既にいくつものボディ内手ぶれ補正に関する技術を特許申請しているため、いつ実用化されてもおかしくありません。とは言え、レンズ協調補正で7?8段分は眉唾ですねえ…。
動画仕様も現実的とは言えないような気がしますが、このスペックで本当に登場したら凄い。
どちらにせよ、EOS Rが登場したのは2018年秋、EOS RPが2019年春であり、そろそろ本格的なボディに登場して欲しい頃合いとなっています。RF Lレンズも充実してきたので、それに見合うハイアマ向けボディに期待。
キヤノンEOS R高画素モデルが2月に”未知のボディタイプ”が5月に登場する?【噂】
Canon Rumorsがフルサイズミラーレス「EOS R」シリーズの新機種について噂情報を発信しています。
前回「2020年前半に2台の新しいEOS Rが登場する」と発信した。
1台目は2020年2月に、2台目は5月に発表される。EOS RS(高画素モデル)が2月に登場し、そして「未知のボディ」が5月に登場すると聞いている。
別の情報提供者によると、前半に登場するカメラはEOS R Mark IIでは無く「ソニーα7Sラインに匹敵する低画素ボディ」なのだと述べている。現時点でまだ裏付けが取れていない。
Canon Rumors:Major Canon announcements in February and May of this year [CR2]
とのこと。
以前から噂されているEOS R高画素モデルは引き続き期待できるとして、EOS R Mark IIとも言われていた2台目は別機種である可能性が出てきましたね。一体どのようなカメラとなるのでしょうか?低画素モデルだとすると、これまでのEOSシリーズではあまり見かけないタイプのカメラとなりそうです。
大規模なカメラの見本市「CP+(横浜 2月末)」「フォトキナ(ドイツ 5月末)」が存在します。これら見本市で過去に様々な新機種を展示しているため、今回も同様の可能性があるのでしょうか?
2018年秋に始動したEOS Rシステムですが、まだカメラボディは「R」「RP」のみ。レンズが揃ってきたことですし、そろそろハイアマ・プロ向けのRボディが欲しいところですねえ。
「2021年を目途に1D系に匹敵するRボディを投入する」と過去のインタビューで述べています。もう少しコンシューマー向けのカメラが2020年に登場してもおかしく無いはず。
キヤノンは”より力の入った”2台のEOS Rを2020年前半に投入する可能性が高い?【噂】
Canon Rumorsがフルサイズミラーレス「EOS R」シリーズの新機種について噂情報を発信しています。
週末にEOS R Mark IIに関する噂話を発信後、多くの情報を得た。
既知の情報提供者は「2020年前半に登場する2台のEOS R」と前回の噂情報(下記参照)と一致していないと教えてくれた。
情報提供者は現時点で仕様をあまり明言できないと述べているが、次に登場する2台のEOS Rは「より力の入ったカメラ」仕様になるとのことだ。
Canon Rumors:Two new EOS R bodies coming in the first half of 2020 [CR3]
とのこと。
以前の噂では「ボディ内手ぶれ補正」や「500万ドットEVF」と言われていましたが、どうやら不正確なスペック情報のようですね。個人的にはタッチFnバーがEOS-1D X Mark IIIのスマートコントローラーに置き換わるだけでも十分なのですが…。そろそろDIGICプロセッサーの更新も期待したいところ。
スペックについて情報の更新はありませんでしたが、「2台のEOS Rが2020年前半に登場」は可能性が高そうですね。噂通りであれば「EOS R高画素モデル」「EOS R Mark II」でしょうか?
キヤノンEOS R高画素モデルは2月のCP+に向けて発表される?【噂】
Canon Rumorsが「EOS R」シリーズについて気になる噂情報を発信しています。
CP+2020はキヤノンにとって重要なイベントとなるだろう。
キヤノンはCP+2020に先立ち、新しい2本のRFレンズと共にEOS Rボディを発表すると噂されている。長い間噂されていた高画素ボディだ。同じ情報提供者は2020年にEOS R Mark IIも登場すると述べているが、正確な発表時期は教えてくれなかった。
RFレンズは少なくとも単焦点が1本、そしてズームレンズが1本発表されるだろう。そして、次に発表するであろうRFレンズ群とボディの開発発表があったとして驚くべきことでは無い。
Canon Rumors:EOS R related announcements coming for CP+ [CR2]
とのこと。
2019年に登場するとも言われた高画素モデルですが、ついに登場しそうな雰囲気となってきましたね。EOS RaのようにEOS Rボディからセンサーを買えただけとなるのか、それとも操作体系を一から設計した新ボディとなるのか気になる所です。
EOS Rが登場したのは2018年秋なので、そろそろMark IIの登場も期待したいですねえ。賛否両論のタッチFnバーを取り除いてマルチコントローラー実装するだけでも良いのですが…。
RFレンズは以前の噂で「非Lレンズやパンケーキレンズ」が登場すると噂されていますね。高価なRFレンズが多いので、そろそろ手頃な価格帯のRFレンズに期待。
次の新型EOS Rにボディ内手ぶれ補正が搭載される?【噂】
Canon Rumorsが「EOS R」シリーズについて気になる噂情報を発信しています。
キヤノンはカメラにボディ内手ぶれ補正を搭載したがっているのだろうか?このEOS Rに関する噂はアナタをハッピーにするかもしれない。
我々は「次のEOS Rカメラのボディ内手ぶれ補正を搭載するだろう」と教えてもらった。情報提供者はEOS R高画素モデルに搭載されるのか、EOS Rプロ機に搭載されるのかは教えてくれなかった。
キヤノンがボディ内手ぶれ補正について開発中なのは疑う余地がない。いくつもの関連技術が特許出願され、キヤノン幹部もボディ内手ぶれ補正について示唆している。問題はいつ、どのカメラに搭載されるかだ。
EOS-1D X Mark IIIにボディ内手ぶれ補正が搭載されるという示唆もあったが、我々は現実的では無いと考えている。最初にボディ内手ぶれ補正を搭載するキヤノン製カメラはおそらくミラーレスとなるだろう。
我々の情報提供者は今後登場するEOS Rについての仕様は教えてくれなかった。新型EOS Rについて出回っている噂情報(2020年2月登場)が信頼できるならば、我々は近いうちに追加情報を得ることになるだろう。
今のところ、ネット上に出回っているEOS R高画素モデルに関する噂の仕様は以下の通りである。
- 7500万画素 フルサイズ CMOSセンサー
- ダイナミックレンジに焦点を当てたセンサー
- 連写速度はEOS Rと似ているように聞こえる
- DIGIC 9
- デュアルカードスロット
- EOS-1D X Mark IIIと同じジョイスティック
- EOS Rより大きく高解像なEVF
- バリアングルモニタ
- 完璧な防塵防滴
- EOS Rと似たエルゴノミクスだが、タッチバーは無い
Canon rumors: CANON EOS R RUMOR: NEXT MODEL MIGHT HAVE IBIS ON BOARD
とのこと。
以前からボディ内手ぶれ補正の噂は存在していますが、再び似たような示唆があったみたいですね。どのような情報提供者から示唆があったのか示されていませんが、色々な情報がCanon rumorsに集まってきている模様。
現行のフルサイズセンサーで最も高画素となっている「α7R IV ILCE-7RM4」よりさらに高解像となると、確かにボディ内手ぶれ補正で極力手ぶれを抑えたいところ。是非とも手ぶれ補正を導入して欲しいですねえ。
既に「ボディとレンズの協調手ぶれ補正」「電源オフ時の衝撃緩和」などなどボディ内手ぶれ補正をさらに活かす技術についての特許出願もいくつか確認しています。ボディ内手ぶれ補正を導入するカメラメーカーとしては最後発となりますが、どのようなスタートダッシュを決めるのか…。
個人的にはボディ内手ぶれ補正以外にも、「タッチバーの行方」「デュアルカードスロット」「DIGIC 9」も注目しています。EOS Rの登場から1年以上経過しており、全体的にどのような進化を遂げて最新機種を投入するのか気になるところ。
キヤノンEOS R高画素モデルは2020年2月に登場する?【噂】
Canon RumorsがCR1と低い格付けで「EOS R」シリーズ高画素モデルについて噂情報を発信しています。
今後登場するであろう「EOS R高画素モデル」に関する仕様の情報を教えてもらった。我々は今のところ「EOS Rs」と呼んでいるが、実際には別のモデル名となるかもしれない。
情報提供者によると、最近プロトタイプを使ったと主張しており、2020年2月に新型カメラを発表する計画があると言う。
EOS Rs仕様
- 7500万画素フルサイズCMOS
- ダイナミックレンジに焦点を当てたセンサー
- 高速連写はEOS Rと似ている
- DIGIC 9
- デュアルカードスロット
- EOS-1D X Mark IIIと同じジョイスティック
- EOS Rより大きく高解像な電子ビューファインダー
- バリアングルモニタ
- 防塵防滴
- EOS Rと似たエルゴノミクスだがタッチバー非搭載
予想されている2月に近づくにつれ、このカメラに関する情報はさらに多く寄せられるだろう。
とのこと。
基本的に以前から噂されている仕様情報と似ていますが、「DIGIC 9」「連写速度はEOS R似」「ダイナミックレンジに焦点を当てたセンサー」と言った情報は初めてですね。
高画素APS-C一眼レフ「EOS 90D」が既に登場しており、3250万画素センサーのパフォーマンスを踏襲したフルサイズ版が登場してもおかしく無さそうです。
さらに、ここ数年使い続けてきた「DIGIC 8」から、次世代のプロセッサー「DIGIC 9」へ乗り換えることでどのような進化があるのかも気になるところ。
どちらにせよ、まだ「CR1」と非常に信頼度の低い噂情報となっているのでCR2・CR3の続報を待ちたいと思います。
EOS R高解像モデルは1D X Mark IIIに搭載する新しいデバイスを備えて2月上旬に登場する?【噂】
Canon Rumorsが今後登場が期待されているキヤノン製カメラ製品について情報を発信しています。
- EOS-1D X Mark IIIが間もなく登場するのは明らかだ。2020年1月下旬に正式発表され、2月下旬か3月上旬に発売すると聞いている。
- 2月上旬には新しいEOS Rシリーズのカメラが登場する。これはEOS 5Ds/5DsRに代わる高解像モデルだ。次世代センサーとDIGICプロセッサー、そして1D X Mark IIIに搭載するスマートコントローラーを含む新しいフォームファクターを搭載して登場する。
- 新型EOS Rは多くの人が熱望する「プロモデル」では無いが、EOS Rより上位の存在となるプレミアムモデルだ。
- キヤノンは2020年前半に4?6本のRFレンズを発表するだろう。2020年内で合計8本の新レンズが登場予定だ。
- 2020年前半に新型一眼レフカメラに関する追加情報は無い。しかし、新型Rebel(国内でKissシリーズ)が登場しても不思議ではない。
とのこと。
ここ最近はひっそりと天体撮影モデル「EOS Ra」が正式発表されましたが、EOS Rシリーズの大きな発表は来年となりそうですね。今年開発発表のあったRFレンズ群は全て出揃ったので、次のどのようなレンズラインアップをキヤノンが示すのか気になるところです。
個人的に気になっているのはEOS-1D X Mark IIIと同じAF-ONボタン(測距点を操作できるらしい)がミラーレスシステムに導入されるという噂。現状でEOS Rシリーズは「タッチ&ドラッグAF」しか無いのでちょっと不便なのですよね。シンプルにスティック型マルチコントローラー載せてくれるだけで良かったのですが、新機構のAf-ONボタンがどのように動作するのか非常に気になります。
プロ用EOS Rが2020年3月に登場する?
Canon WatchがEOS Rシリーズの高解像モデルについて噂情報を発信しています。
我々はプログレードのEOS Rシリーズについての新しい小ネタをいくつか入手した。
- プログレードEOS Rはイギリスの「Photography Show 2020」にて展示される。そして、その後間もなくリリースされる可能性がある。
- 以前の噂では、プログレードEOS Rが「EOS 5D Mark IIIとEOS 5Dsの関係」のようになるのではと言われ、解像性能は6000万画素になると示唆されている。
- スポーツフォトグラファーのハイエンドモデル「EOS-1D X Mark III」が持つ一部機能はプログレードのEOS Rに実装されない。
- キヤノンが2021年を目途にプロ用EOS Rを投入するという話と矛盾していることに注意して欲しい。
- EOS-1D X Mark IIIはプログレードEOS R登場の後だが、2020年夏季オリンピックに間に合うように投入されるだろう。
Canon Watch:PRO CANON EOS R CAMERA MIGHT BE ANNOUNCED IN MARCH 2020, 60MP RUMORED
とのこと。
7000?8000万画素と言った噂情報もありましたが、今回は控えめな6000万画素となっています。話の流れが「7000?8000万画素の高解像EOS R」についての情報なのか、「6000万画素のEOS-1D X Mark III同等機種」の情報なのかイマイチ理解し辛くなっています。まだまだ情報が錯綜しており、フェイクや誤情報の可能性が高そうに見えます。
ちなみに競合メディアの「Canon Rumors」はここ最近EOS Rシリーズの噂情報を発信していません。まだこれら機種の噂情報を発信する時期ではないと踏んでいるのでしょうか。
「The Photography Show 2020」は2020年3月14?17日にイングランドのバーミンガムで開催される写真関連のイベントです。従来の噂では「2020年前半」と言われ、無くはないかなと思うところですが…。この付近では日本で「CP+」も開催するので2月中旬あたりに発表があるかもしれませんね。EOS-1D X Mark IIは2016年2月2日に発表され、同月下旬に開催した「CP+」に展示されました。
EOS R高画素モデルはジョイスティックやデュアルSDカードスロットを備えている?【噂】
Canon WatchがCR2の格付けでEOS Rシリーズの高解像モデルについて噂情報を発信しています。
7月に「キヤノンはEOS R高画素モデルの開発中であり、2つの異なるセンサーでテストされている」とお伝えした。そして昨日、キヤノン8300万画素について言及されてる特許出願をピックアップした。
(訳注:この日本国内の特許出願はデュアルピクセルAFの精度向上や色ずれを改善するための技術であり、その実施例として8300万画素という数字が出てきます。)この24時間で我々がEOS RSと呼称する(実際は違う名前かもしれない)カメラについて溢れんばかりの情報を受け取った。これは恐らくEOS 5Ds Rと5Dsを置き換えるものとなるだろう。以下は情報提供者が「手にした」と主張しているプロトタイプの情報だ。
- EOS Rより少し大きいボディとグリップ
- 8000万画素フルサイズイメージセンサー
- 新しい形状のジョイスティック
- EOS Rよりも大きな背面モニタ
- EOS Rよりも大きなファインダー
- ビューファインダーは上下にチルト可能
(これがモニタなのかEVFなのかハッキリとしていない、調査中だ)- デュアルSDカードスロット
- 動画仕様は判明していない
このカメラは2020年前半に発表されると予想している。
Canon Rumors:More about the upcoming high-megapixel EOS R system camera [CR2]
とのこと。
CR2と中程度の格付けとなっているので「噂の域を抜けていないネタ」のようですね。もし仮にこれが本当だとすると、EOS Rよりもハイグレードなモデルとなりそうです。5Ds Rの実質的な後継モデルとなると、価格設定は50万近くとなるかもしれませんね。ジョイスティック・大型EVF・大型モニタ・デュアルSDカードスロットなどなど、現行のEOS Rの要改善点にメスを入れた仕様となっています。今回のネタがフェイクだったとしてもAFジョイスティックやデュアルカードスロットは実装して欲しいものですねえ。過去の噂では「ボディ内手ぶれ補正を搭載する」と言った記事も発信していましたが…。
EOS R高解像モデルは8000万画素に到達している?
Canon WatchがEOS Rシリーズの高解像モデルについて噂情報を発信しています。
次に登場するEOS R高解像モデルは8000万画素となるかもしれない教えてもらった。
これについてどう考えたら良いか分からない。最後の噂情報は「高解像モデルがα7R IVより高解像となるはずだ」というものだった。
EOS R高解像モデルは常に7500万画素前後と噂されている。8000万画素は全く新しいセンサーだが、キヤノンは確かにそのような高解像センサーを製造するノウハウと設備を持っている。
ご存知のように、我々はキヤノンがEOS 5Ds R・5Ds後継モデルを発売しないと考えている。その代わりにキヤノンはミラーレスで後継モデルをリリースする可能性が高い。5000万画素の解像性能を持つEOS 5Ds R/5Dsが2015年に登場したことを考えると、8000万画素への飛躍はそれほど無理が無いように思える。これまで噂されてきた有効画素数よりも500万画素多いだけだ。
来るEOS R高解像モデルが実地テスト中であることは確かなように思える。
Canon Watch:UPCOMING HIGH RESOLUTION CANON EOS R MIGHT HAVE UP TO 80MP
とのこと。
EOS R高解像モデルは6000?7500万画素と噂されてきましたが、8000万画素というのは初めてかもしれませんね。既にキヤノンは1.2臆画素のAPS-HCMOSセンサーを開発しており、8000万画素のCMOSセンサー製造はそう難しいことでは無いように思えます。
とは言え、8000万画素となると画素ピッチはとても狭くなります。(中判1億画素やAPS-C 2600万画素、マイクロフォーサーズ1600万画素よりも狭いです)ISO感度ノイズやダイナミックレンジが気になるところですねえ。
30コマ秒連写のEOS Rが登場する?
Canon Watchがイギリスのキヤノンアンバサダーのネット上の発言をピックアップしています。
イギリスのキヤノンアンバサダーであるAndy Rouse氏がリリースされていない30コマ秒連写のカメラをSNSで示唆していると以前に発信した。
さらにAndy Rouse氏が言及しているカメラについて多くの推論が寄せられている。従来まではEOS-1D X Mark IIIの可能性が最も高いと言われていたが、これは間違っていたようだ。
Facebook内の記事で彼このように述べている。
”私が今使用しているキットについて多くの興味と推測があった。私は準備が出来たら詳細を述べるだろう。しかし、私が言及しているので純粋に写真撮影のためにあらしいことを試しているだけだ。私は野生動物撮影のために現代のミラーレス技術といくつかクールなものを組み合わせたキットが必要だった。”Andy Rouseは明らかにミラーレスシステムと述べている。過去にキヤノンの試作モデルをテストしたキヤノンアンバサダーだとすると、我々は彼が新しミラーレスのフィールドテストを実施していると結論付けるべきだろう。EOS Mシリーズで30コマ秒連写のカメラをリリースするとは思わないので、これはEOS Rシリーズのはずだ。
次のEOS Rは高解像モデルだと推測しており、30コマ秒連写のスポーツカメラでは無い。何かの間違いかもしれないが、これは時間が解決してくれるだろう。
とのこと。Canon Rumorsが発信していたキヤノンアンバサダーのSNS上における発言(30fpsのカメラ)についての続報である模様。
まだキヤノン製品と確定したわけではありませんが、期待度は非常に高まったみたいですね。とは言え、次の新製品は高画素モデルと噂されていたので、ここでスポーツ向けカメラが登場するとは俄かに信じられない模様。
もしフルサイズミラーレスの30コマ秒連写だとすると、ソニーα9をも上回る高速連写と言うことになりますね。さてはて…。
既にRFマウントのF2.8シリーズを一挙に3本開発発表しているのでありえない話では無さそうですが…。今後の追加情報が待ち遠しいですねえ。
2019-05-08:2台のEOS Rが計画されている?
Canon RumorsがCR1と低い格付けでキヤノンのフルサイズミラーレスに関する噂情報を発信しています。
2020年に市場投入すると思われるEOS Rの「プログレード」モデルは2種類が予定されているという。しかし、その中にEOS-1Dシリーズの代わりとなるカメラは考えられない。来年には一眼レフのフラッグシップモデルとなるEOS-1D X Mark IIIが登場するはずだ。
今まで発信してきたように、最初の新しいEOS Rは高解像ボディとなるだろう。
そしてもう1台はより高速連写の低解像センサーを備えた「スポーツ向け」カメラとなるだろう。このカメラはEOS-1Dシリーズを使う一眼レフユーザーにとって理想的なサブカメラとなるように設計されている。フルサイズミラーレス版EOS 7Dのようだ。
プロスポーツユーザーが乗り換えでミラーレスシステムにやってくるのはまだ先にこととなるはずだ。
情報提供者は新型EOS Rについて新しい動画仕様の情報を持っていなかった。
とのこと。
CR1の上に少しもやっとした噂情報の発信となっています。基本的に以前から発信している内容通りと感じますが、噂のEOS-1D Xシリーズがどのタイミングで登場するのか気になるところですね。
また、いい加減後継モデルを見てみたいEOS 80DやEOS 7D Mark IIがどうなるのかも気になります。
キヤノン EOS R高解像モデル 噂・最新情報まとめページはコチラ
2019-04-10:すでにテストが始まっている?
Canon WatchがCW3の格付けでキヤノンのフルサイズミラーレスに関する噂情報を発信しています。
次期EOS Rシリーズのカメラは一部のフォトグラファー達によってフィールドテスト中であると言われている。
次期EOS Rは高解像センサーを搭載する予定で、2019年秋までに発表すると予想している。解像度に関して信頼できる情報はまだ無いが、5000?7000万画素だと思われる。
2020年はオリンピックイヤーであり、情報提供者によると高解像モデルで注目を集めようとしているそうだ。プロのフォトグラファーがミラーレスシステムを選択するとは思わないので、この情報には多少戸惑っている。一方で、オリンピックは高解像ミラーレスをお披露目する良い舞台なのかもしれない。とにかく、カメラの機能性次第だろう。
とのこと。
2019年秋に登場するとなると、確かにもう実地テストの段階じゃないと間に合わないかもしれませんね。オリンピックを目指したカメラと言うのは意外ですが、まだまだ話半分程度で聞いておいた方が良さそうです。
EOS 5Ds Rを超える解像性能のカメラとなるのか?ボディ内手ぶれ補正を搭載するのか?オートフォーカスに改善はあるのか?などなど気になるポイントが多いカメラです。5Ds Rの価格設定を考えるとやはり50万円近い価格設定で登場するのか気になるところ。
取り敢えず、開発発表した6本のRFレンズを早めに出してほしいですねえ。
2019-03-12:EOS R高解像モデルは7000万画素センサー?
Canon RumorsがCR1と低めの格付けで情報を発信しています。
EOS Rシリーズにおける3番目のモデルは2019年第4四半期に発表される可能性がある。そして全ての情報は高解像カメラであることを示しているようだ。
次期EOS R高解像モデルには7000万画素以上のセンサーが搭載され、フルサイズセンサーの解像度トップクラスになると言われている。同じ人物はさらにボディ内手振れ補正が搭載されることになるだろうとも述べている。
我々は以前に次期EOS Rがデュアルカードスロットを搭載し、ジョイスティックのようn一眼レフのエルゴノミクスを採用したEOS Rモデルになると発信している。
とのこと。
まだCR1と低い格付けなので期待は出来ませんが、EOS R登場時の噂「エントリーモデルの次はプログレードだ」と言う噂から徐々に噂情報に肉付きが始まっているように感じます。
確かに、今のレンズラインアップを考えるとスポーツカメラが登場するには時期尚早かと思います。とすると、やはりα7R IIIやZ 7、S1Rに対抗するような高解像モデルが登場するのかもしれませんね。
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