2021年4月30日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。アポダイゼーション効果を持つ「RF135mm F2 DS」「RF24mm F1.4 DS」「RF70mm F1.2 DS」となりそうな実施例があります。
- 【公開番号】特開2021-67801(P2021-67801A)
- 【公開日】2021年4月30日
- 【発明の名称】光学系及びそれを有する光学機器
- 【出願日】2019年10月23日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】 回転対称性の高いアポダイゼーション効果を得ること。
実施例1 実施例3 焦点距離 131.00 133.50 F値 1.41 2.06 半画角 9.38 9.21 像高 21.64 21.64 全長 182.28 155.12 BF 13.87 54.12 実施例5 実施例6 焦点距離 24.55 71.50 F値 1.45 1.24 半画角 41.39 16.84 像高 21.64 21.64 全長 119.13 136.26 BF 38.01 13.49
先行して海外で公開された特許出願とよく似ていますね。アポダイゼーション効果を持つ大口径単焦点レンズに関する実施例をいくつか含んでいます。中には「RF135mm F1.4 DS」「RF135mm F2 DS」「RF24mm F1.4 DS」「RF70mm F1.2 DS」となりそうな実施例を確認。
アポダイゼーション効果は「RF85mm F1.2L USM DS」のように特殊コーティングのような薄膜となり、余分な光学エレメントを追加する仕組みでは無い模様。やはり複数のDSコーティングにより柔らかいボケを実現しようとしています。(例えば70mm F1.2であれば「61」「62」のレンズにDSコーティングが施されている)
現状で不足する焦点距離を考えると135mm F1.4、もしくは135mm F2を採用する可能性が高そうに見えます。24mm F1.4でどのようなDS効果を得られるのかも気になるところ。エッジが溶けて輪郭が残りづらいので「24mm F1.4」ながら、より大口径なレンズのボケに見えるかもしれませんね。
参考:現行のRFレンズ一覧
RF ズームレンズ
- RF15-35mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2L USM
- RF70-200mm F2.8L IS USM
- RF70-200mm F4 L IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF85mm F1.2L USM
- RF85mm F1.2L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF100mm F2.8L MACRO IS USM
- RF400mm F2.8L IS USM
- RF600mm F4L IS USM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
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