2022年7月20日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」用と思われますが、実施例の中には「150-600mm」の光学系もあるようです。
概要
- 【公開番号】P2022106401
- 【公開日】2022-07-20
- 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2021-01-07
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で軽量なズームレンズを提供する。
実施例1
- 焦点距離:103.00-387.89
- F値:5.82-8.24
- 半画角:11.86-3.19
- 像高:21.64
- 全長:183.21-258.38
- バックフォーカス:39.88-81.93
実施例5
- 焦点距離:153.00-581.90
- F値:8.00-11.31
- 半画角:8.05-2.13
- 像高:21.64
- 全長:274.81-354.89
- バックフォーカス:68.40-126.51
レンズ構成やパラメータを確認すると、「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」用の特許と思われますが、中には「150-600mm F8-11」光学系と思われる実際例もありますね。どちらもバックフォーカスが長い光学系ですが、RF100-400mmがミラーレス向けにリリースされたことを考えると、150-600mmもミラーレス用となる可能性が高そう。
このクラスの光学系としてはシンプルな構成で、RF100-400mmのように非Lシリーズの低価格でエントリーしやすい超望遠ズームを考えていたのかもしれませんね。F値が非常に大きく、明るい日中でもISO感度が跳ね上がりそうですが…。この特許出願の存在で将来の製品が決定するわけではありません。しかし、ここ最近は正式発表前に製品化する光学系の特許出願が公開される場合もあり、この超望遠ズームが製品化される可能性がゼロとは言い切れません。どのような新しいRFレンズが登場するのか楽しみですねえ。(ちなみに、過去には一般的な開放F値の超望遠ズームに関する特許出願が存在します。)
参考:RFレンズ一覧
RF ズームレンズ
- RF10-20mm F4 L IS STM
- RF14-35mm F4 L IS USM
- RF15-35mm F2.8 L IS USM
- RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM
- RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM
- RF24-70mm F2.8 L IS USM
- RF24-105mm F2.8 L IS USM Z
- RF24-105mm F4 L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- RF28-70mm F2 L USM
- RF70-200mm F2.8 L IS USM
- RF70-200mm F4 L IS USM
- RF100-300mm F2.8 L IS USM
- RF100-400mm F5.6-8 IS USM
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
- RF200-800mm F6.3-9 IS USM
RF 単焦点レンズ
- RF16mm F2.8 STM
- RF24mm F1.8 Macro IS STM
- RF28mm F2.8 STM
- RF35mm F1.4 L VCM
- RF35mm F1.8 Macro IS STM
- RF50mm F1.2 L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF85mm F1.2 L USM
- RF85mm F1.2 L USM DS
- RF85mm F2 Macro IS STM
- RF100mm F2.8 L Macro IS USM
- RF135mm F1.8 L USM
- RF400mm F2.8 L IS USM
- RF600mm F4 L IS USM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F11 IS STM
- RF800mm F5.6 L IS USM
- RF1200mm F8 L IS USM
RF-S レンズ
- RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM
- RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM
- RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM
- RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM
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