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キヤノンのフルサイズ用「35mm F2.8・45mm F2.8」とAPS-C用「35mm F2.8」に関する特許出願

2022年10月27日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。フルサイズミラーレス用の「35mm F2.8・45mm F2.8」やAPS-C用「35mm F2.8」の実施例を含んだ光学系の特許のようです。

概要

  • 【公開番号】P2022163979
  • 【公開日】2022-10-27
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】各レンズの屈折率やパワー配置を適切に設定することで、高い光学性能を有し、小型で軽量な光学系を提供する。
  • 【背景技術】
    【0002】
    近年、撮像装置は小型化され、撮像装置に用いられる撮像素子は高画素化されている。撮像素子の小型化、高画素化にともない、撮像装置に用いられる光学系は、高い光学性能を有し、小型かつ軽量であることが求められている。

実施例1

  • 焦点距離:33.13
  • F値:2.91
  • 半画角:33.15
  • 像高:21.64
  • 全長:41.51
  • バックフォーカス:11.50

実施例7

  • 焦点距離:34.76
  • F値:2.80
  • 半画角:21.45
  • 像高:13.66
  • 全長:40.98
  • バックフォーカス:13.10

実施例9?

  • 焦点距離:46.55
  • F値:2.80
  • 半画角:24.93
  • 像高:21.64
  • 全長:53.50
  • バックフォーカス:14.80

既存のラインアップにはない小型軽量な35mm F2.8・45mm F2.8のRFレンズを想定したような光学系ですね。バックフォーカスが少し短すぎるようにも見えますが、これが実用化したら非常にコンパクトな単焦点レンズとなりそう。ミラーレス用の広角レンズとしては歪曲収差を光学的に補正している実施例が多く、実写でどのような写りのレンズとなるのか気になるところ。もちろん、この特許出願の存在で、将来に登場するRFレンズが確定することはありません。

参考:RFマウントレンズ一覧

RF ズームレンズ
RF 単焦点レンズ
RF-S レンズ

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