これまでソニーAPS-C Eマウント用レンズを70本以上テストしているSony Alpha Blogが「α6xxxに最適なレンズ」と題してシャープネスランキングを掲載しています。Outstandingはシグマ56mm F1.4 DC DNのみ。
2400万画素を活かせるレンズは限定的
- Sony Alpha Blog:Part 2 ? Ultra Wide angle : from 4mm to 12mm
- Sony Alpha Blog:Part 3 ? Wide angles & Zoom : from 16 mm
- Sony Alpha Blog:Part 4 ? Standard lenses: from 19 mm to 40mm
- Sony Alpha Blog:Part 5 ? Telephoto > 50mm
- Sony Alpha Blog:Part 6 ? Conclusion
α6xxxシリーズは2400万画素センサーを使用している。フルサイズの4200万画素や6100万画素のような高画素ではないが、表面積が小さいAPS-Cにおける2400万画素は画素の密度が非常に高い。α7R IVのAPS-Cクロップで2600万画素となる。
このため、APS-C 2400万画素を最大限活用するためには、フルサイズの2400万画素・4200万画素に対応するよりも優れたレンズである必要がある。
今回はレンズの解像力=シャープネスのみに焦点を当てている。レンズの評価にはAFやボケ・発色・色収差・逆光耐性・歪曲など、他にも多くの基準を考慮する必要がある。このため、今回のシャープネスランキングだけを参考にせず、他の基準も確認して欲しい。
極めて優れたレンズ(Outstanding)
このグレードは2400万画素 APS-Cセンサーの可能性を最大限に活用できる。等倍でも全体的にとてもシャープでコントラストが良好だ。フレーム全体でこのグレードを達成できるレンズはほとんど無い。
優れたレンズ(Excellent)
Outstandingのほうが少し良好だが、優れた結果を得られるレンズだ。
- E 16-55mm F2.8 G
- E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
- 16mm F1.4 DC DN
- 30mm F1.4 DC DN
- 50mm F1.2 AS UMC CS
- 85mm F1.8 ED UMC CS
- VILTROX AF 56mm F1.4 STM
- Laowa 9mm F2.8 Zero-D
- Laowa 65mm f/2.8 2x Ultra Macro APO
- YN50mm F1.8S DA DSM
- 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD
- TTartisan 50mm f/1.2
非常に良好なレンズ(Very good)
非常に良好な結果を得られるが、等倍で確認するとある程度ソフトに見える。一般的に優れた単焦点レンズの絞り開放が該当する。
- Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS
- E 18-135mm F3.5-5.6 OSS
- E PZ 18-110mm F4 G OSS
- 8mm F2.8 UMC FISH-EYE II
- 10mm F2.8 ED AS NCS CS
- 21mm F1.4 ED AS UMC CS
- 35mm F1.2 ED AS UMC CS
- VILTROX AF 33mm F1.4 STM
- Meike 28mm F2.8
- Laowa 4mm F2.8 Fisheye
- KAMLAN 50mm F1.1 II?
- 安原製作所 7.3mm Madoka
- 7artisans 7.5mm F2.8
- 7Artisans 50mm F1.8
- Touit 2.8/12
- Touit 2.8/50M
- 60mm F2.8 DN
- PERGEAR 35mm F1.6
- Sirui 35mm F1.8 アナモルフィック
良好なレンズ(Good)
全体的に見ると良好だが、等倍で見るとシャープではない。
- E 10-18mm F4 OSS
- E 18-55mm F3.5-5.6
- E PZ 18-105mm F4 G OSS
- Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA
- E 35mm F1.8 OSS
- E 50mm F1.8 OSS
- VILTROX AF 23mm F1.4 STM
- 12mm F2.0 NCS CS
- 16mm F2.0 ED AS UMC CS
- 30mm F2.8 DN
- Touit 1.8/32
- IBELUX?40mm F/0.85
- PERGEAR 25mm F1.8
- PERGEAR 50mm F1.8
- Neewer 25mm F0.95
- Meike 25mm F2
- 7Artisans 35mm F0.95
- 7Artisans 35mm F1.2
- 7artisans 55mm F1.4
- 7Artisans 60mmF2.8 Macro
- Zonai 50mm F1.4
- TTArtisan 35mm F1.4
平凡なレンズ(Average)
絞るとかろうじて非常に良好な結果を得られるが、フレーム全体で良好な結果を得られるわけでは無い。
- E 18-200mm F3.5-6.3 OSS
- E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS
- E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
- E 30mm F3.5 Macro
- E 55-210mm F4.5-6.3 OSS
- 19mm F2.8 DN
- Meike 6-11mm F3.5
- Meike 6.5mm F2
- Meike 8mm F3.5 FishEye
- Meike 12mm F2.8
- Meike 25mm F1.8 Meike 35mm F1.4
- KAMLAN FS 28mm F1.4
- SPEEDMASTER 35mm F0.95 II
- SLR Magic 35mm T1.4 Cine II
- Craphy 35mm F1.7
- Zonai 22mm F1.8
- Samyang 300mm F6.3
- 7artisans 12mm F2.8
- 7Artisans 35mm F1.2 II
- PERGEAR 35mm F1.2
- PERGEAR 12mm F2
悪いレンズ(Bad)
等倍で見ると悪い結果だ。テレビで見る分には問題無いが、パソコンで拡大することは出来ない。
- E 16mm F2.8
- E 18-200mm F3.5-6.3 OSS LE
- E 20mm F2.8
- 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC
- 7Artisans 25mm F1.8
- Lensbaby 5.8mm F3.5
- Dorr 12mm F7.4
- Neewer 32mm F1.8
- Neewer 35mm F1.2
- Meike 35mm F1.7
- Meike 50mm F2
- KAMLAN FS 50mm F1.1
- 安原製作所 12mm F7.4
- SLR Magic 35mm F1.7
- SLR Magic 50mm F0.95 Hyperrprime
- 7Artisans 18mm F6.3 UFO Lens
とのこと。
最高評価である「Outstanding」を獲得したのはシグマ「56mm F1.4 DC DN」のみとなった模様。私もマイクロフォーサーズ用を使っており、確かに良いレンズだと感じています。
56mm F1.4 DC DNには及ばないものの、ソニー最新ズーム「E 16-55mm F2.8 G」「E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS」がどちらも「Excellent」と評価されています。この2本があれば広角以外の大部分はカバー可能出来るので、大きな問題は無さそうですね。
広角レンズの選択は悩ましいところですが、フルマニュアル操作に問題が無ければ「Laowa 9mm F2.8 Zero-D」を検討したいところ。Sony Alpha Blog以外のレビューサイトでも評価が高く、APS-Cの機動力を活かせる小型軽量レンズに仕上がっています。
比較的古いAF単焦点レンズ(ソニー純正・ツアイス)の評価が伸び悩んでいるのも気になるところ。この辺りはシグマとVILTROXのAFレンズ頼みと言ったところでしょうか。
タムロンも「Di III-Aシリーズ」として動き出しそうなので期待大。「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2」「24mm F/2.8 Di III OSD M1:2」「35mm F/2.8 Di III OSD M1:2」をはじめ、フルサイズ用レンズが比較的安いので検討してみるのも一つの手と言えそう。
サイト案内情報
ソニーレンズ関連記事
- FE 28-70mm F2 GM は史上最高のレンズのひとつ
- FE 28-70mm F2 GM 逆光耐性が欠点となるが驚くほど高性能
- FE 28-70mm F2 GM 小型軽量化と高い光学性能を両立した最高級のズームレンズ
- ソニー FE 28-70mm F2 GM 正式発表
- ソニー FE 28-70mm F2 GM 最新情報まとめ
- ソニー FE 28-70mm F2 GM のスペック噂情報
- ソニーα キャッシュバックキャンペーン対象製品早見表【2024冬】
- ソニー FE 28-70mm F2 GM はソフトウェアによる補正が多い?
- ソニーα1 IIと思われるリーク画像
- E PZ 10-20mm F4 G 補正必須だがまずまず結果が得られるコンパクトなレンズ
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。