「Z6III」と「EOS R6 Mark II」の外観やスペックの違い

• 高効率RAWによる効果的なファイルサイズの圧縮
• CFexpress Type Bカードを使った高速バッファクリア
• 14コマ秒のメカニカルシャッター連続撮影
• 高輝度・高解像の電子ビューファインダー
• 高解像のバリアングルモニタ
• カメラ上部に情報表示パネルを搭載
• ProResRAW・N-RAWの内部収録
• 6K 60p・4K 120p 対応
• ウェーブフォーム機能
• ピクセルシフトマルチショット
• 豊富なカラープリセット
• HDMI Aポート
• 高機能なバッテリーグリップ

RAW動画の内部収録や高度な撮影機能など動画撮影時の性能が強み。部分積層型CMOSセンサーの高速読み出しは完全な強みとは言えないものの、CFexpress Type Bによる高速書き込みや高効率RAWによる効果的なファイル出力性能で大幅に差をつけているように見えます。高機能である反面、4:2:2の動画撮影がProRes 422 HQのみなど使い辛いと感じる部分あり。

ローリングシャッターの性能は同程度のようですが、Z6IIIがこれを14bit RAWで実現しているのだとしたら強みと言えるでしょう（確定ではないもののPetaPixelのレビューにて言及あり）。12bit RAWに落とした動画撮影や連写撮影で差が付く可能性あり。

静止画ユースの場合は価格差ほどの価値を見いだせないかもしれませんが、それでも高速連写が必要な場合はCFexpress Type Bの高速・大容量ストレージが役に立つはず。

• シャッター幕によるセンサー保護機能
• メカニカルシャッター使用時の低ISOにおけるダイナミックレンジ
• DPRAWによる特殊なRAW現像
• 柔軟性のあるFVモード
• 被写体検出 鉄道
• 40コマ秒の電子シャッター連続撮影
• RAW対応のプリ連写機能
• 動画撮影時のブリージング補正
• 深度合成
• UVC / UAC対応のUSB3.2 Gen2 ポート
• 少し軽量

非積層型ながら、40コマ秒の高速連写や低ローリングシャッターを実現しているカメラ。電子シャッター時に12bit RAWとなる点に注意が必要ですが、それ以外に大きなデメリットはありません。Z6IIIのようなCFexpressへの高速書き込みやRAW動画内部収録には対応していないものの、アマチュアの静止画ユースであれば十分な性能を備えていると言えそうです。Z6IIIと異なり、Canon Log 3で「4:2:2」の軽い動画撮影が可能。

また、登場から時間が経過していることもあり、現在はキャッシュバックキャンペーンなどで値下げ傾向。タイミングによっては30万円以下で入手することもでき、コストパフォーマンスの良い「ちょうどいいカメラ」となる可能性あり。