このページでは「Z fc」と「α6400」の外観やスペックの違いを見比べています。
更新履歴
- 2021-07-01:ニコンが「Z fc」を正式発表したので「α6400」と外観・スペックを見比べるページを作成しました。
Index
基本情報と価格の確認
Z fc | ILCE-6400 | |
発売日 | 2021年7月 | 2019年 2月22日 |
希望小売価格 | オープン | |
初値 | 116,820円 | 106,802円 |
商品ページ | 商品ページ | |
仕様表 | 仕様表 | |
データベース | データベース | |
説明書 | 説明書 |
Z fc
ポイント
- 豊富なボタン・ダイヤルコントロール
- バリアングルモニタ
- ロスレス圧縮RAWによる画質とファイルサイズ低減
- フリッカー低減機能搭載
- 最長15分の長秒露光設定に対応
- タイムラプス動画の生成に対応
- 電子手ぶれ補正に対応
- 多重露光に対応
- 豊富な仕上がり設定と機能(ピクチャーコントロール)
- USB 3.1 Gen1
- 5GHz Wi-Fi
α6400と比べて驚くような性能差は無いものの(用途によってAF性能には差が出るかも)、豊かな物理コントロールや撮影機能を考慮すると、撮影体験としてはより上質なものとなる可能性あり。主観的な評価に左右されやすいカメラとなるので、実際に店頭でカメラを触ってみるのがおススメ。
高速転送に対応するUSBやWi-Fiも地味に注目したいところ。スマートフォンと連携した際のBluetooth自動転送機能などが地味に便利。
注意ポイント
- カスタイマイズの自由度が低い
- センサー除塵ユニットがない
- レリーズケーブルに対応していない
- 対応するレンズラインアップが少なすぎる
最大の問題はやはりレンズラインアップ。2010年から続くソニーEマウントと比べ、2019年に始まったDX Zシステムのレンズはまだまだ不足しています。購入前に対応するレンズリストは要チェック。
こんな方におすすめ
- Z fcの外観に惚れ込んだ人
- レトロスタイルのカメラ操作を楽しみたい人
α6400
ポイント
- 小型軽量
- 豊富なボタンカスタマイズ
- チルトモニタ
- フラッシュ搭載
- Miシュー(マイクのコードレス化が可能)
- 少し高解像なセンサー
- 超音波振動によるセンサー除塵ユニット
- 425点のハイブリッドAF
- 動画のlog撮影が可能
- 有線リモコンに対応
- バッテリーライフ
- 豊富なレンズラインアップ
- 豊富なアクセサリ(純正・社外製)
Z fcと比べるとオーソドックスなデジタルカメラに仕上がっており、基本的にオートで撮影するような場合にはコチラがおススメ。ボディサイズも比較的小さく、携帯しやすい形状がGood。
また、評価が高いリアルタイムトラッキングAFを実装しており、至近距離を動き回る被写体を追いかける場合に有利。さらに、Miシューを使ったワイヤレス外部マイクやログを使った動画撮影などはZ fcより優れているポイント。
注意ポイント
- フロントコマンドダイヤルやボタンが無い
- 非圧縮RAWやロスレスRAWに対応
- カメラのレスポンスがやや遅い
カメラまかせの撮影が簡単な一方、カメラの主要な操作が右手の親指に集約しており、素早い操作や直感的な操作には不向き。また、カメラの操作に対してレスポンスが僅かに遅れる傾向があり、全体的に撮影体験の質がZ fcと比べて見劣りする可能性を否定できません。店頭で実機を触って確認してみるべし。
こんな方におすすめ
- カメラの自動制御でかんたんに撮影したい人
- 子供やペットなど近距離で動き回る被写体が多い人
- 様々な交換レンズを楽しみたい人
α6400 ILCE-6400 ボディ | |||||
ブラック | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo | ソニー |
シルバー | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo | ソニー |
α6400?ILCE-6400M 高倍率ズームレンズキット | |||||
ブラック | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo | ソニー |
α6400?ILCE-6400Y?ダブルズームレンズキット | |||||
ブラック | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo | ソニー |
シルバー | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo | ソニー |
α6400?ILCE-6400L?パワーズームレンズキット | |||||
ブラック | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo | ソニー |
あまり差がないところ
- CMOSセンサーのダイナミックレンジ
- 連写速度の最高速・バッファクリア速度
- ファインダーの仕様
外観の違い
正面
背面
上面
スペックの違い
イメージセンサー
Z fc | ILCE-6400 | |
センサーサイズ | APS-C | APS-C |
センサー形式 | 表面照射型 | Exmor CMOS |
有効画素数(万画素) | 2088万画素 | 2420万画素 |
最大記録画素 | 5568×3712 | 6000×4000 |
アスペクト比 | 3:2 1:1 16:9 |
3:2 16:9 |
ローパスフィルター | - | あり |
手振れ補正(補正段数) | - | - |
光学IS連携(補正段数) | - | - |
除塵機能 | - | 超音波 |
Photons to Photosのダイナミックレンジテスト
プロセッサー
Z fc | ILCE-6400 | |
画像処理エンジン | EXPEED 6 | BIONZ X |
RAW出力形式 | 14/12bit ロスレス |
14bit 圧縮? |
TIFF出力 | - | - |
記録メディア | SDXC UHS-I | SD UHS-I/MS |
メディアスロット | 1 | 1 |
露出
Z fc | ILCE-6400 | |
測光方式 | 撮像素子によるTTL測光 | ライブビュー分析測光 |
測光範囲 | マルチ 中央重点 スポット ハイライト重点 |
マルチ 中央重点 スポット 画面全体平均 ハイライト重点 |
露出モード | オート P/A/S/M |
P/A/S/M オート 動画 S&Q |
常用ISO感度 | 100?51200 | 100-32000 |
拡張ISO感度 | ?204800 | 102400 |
露出補正 | ±5 | ±5 |
フリッカー低減 | 対応 | |
DR補正 | 5段階 | 5段階 |
オートフォーカス
Z fc | ILCE-6400 | |
ライブビューAF方式 | ハイブリッド | ハイブリッド |
測距点(位相差) | 209点 | 425点 |
測距点(コントラスト) | 425点 | |
カバーエリア | 87%×85% | 約84% |
測距輝度範囲 ファインダー | ‐3?19EV F1.8 レンズ ‐4.5?19 (ローライトAF) |
-2?20EV |
測距輝度範囲 ライブビュー | ‐3?19EV F1.8 レンズ ‐4.5?19 (ローライトAF) |
-2?20 F2.0 レンズ |
フォーカスモード | AF-A AF-S AF-C AF-F MF |
AF-A AF-S AF-C DMF MF |
測距エリアモード ファインダー |
ピンポイント シングル ダイナミック ワイド (S/L) ワイド瞳 (人物/動物) オート |
ワイド ゾーン 中央 フレキシブル(L/M/S) 拡張フレキシブル ロックオン |
顔検出 | 対応 | 対応 |
瞳検出 | 対応 | 対応 |
追従特性カスタマイズ | 横切りへの反応 | AF駆動速度 (動画用) |
被写体検出機能 | 動物瞳 | 動物瞳 |
縦/横位置切替 | - | 対応 |
MFアシスト | ピーキング | ピーキング |
ライブビュー拡大 | ~x5.9 |
ドライブ
Z fc | ILCE-6400 | |
電子先幕シャッター | 1/2000?30秒 (最長15分) |
30-1/4000秒 |
電子シャッター速度 | 1/4000?30秒 (最長15分) |
30-1/4000 |
フラッシュ同調 | X=1/200秒以下 | ?1/160秒 |
高速連続撮影 AF/AE固定 | 約11コマ/秒 | 11コマ/秒 |
高速連続撮影 AF/AE追従 | 約11コマ/秒 | 11コマ/秒 |
連続撮影枚数 | RAW 14bit 36コマ 12bit 44コマ |
RAW 46枚 |
特殊連写 | - | - |
低速限界設定 | 対応? | 対応 オート調整対応 |
プリ連写機能 | - | - |
セルフタイマー | 2~20秒 1~9コマ |
2~10秒 1?5枚 |
ファインダー・モニター
Z fc | ILCE-6400 | |
ファインダー方式 | 0.39型XGA OLED | 0.39型XGA OLED |
ファインダー解像度 | 約236万ドット | 約236万ドット |
視野率 | 約100% | 約100% |
アイポイント(mm) | 19.5mm | 21.4 |
最大ファインダー倍率 | 約0.68倍 (35mm判換算) |
0.70倍 (35mm判換算) |
視度調整範囲 | 3?+3m-1 | -4.0-+3.0 m-1 |
リフレッシュレート | 不明 | 60/120fps |
モニター形式 | TFTカラー | TFTカラー |
モニター解像度(ドット) | 104万 | 92万 |
モニターサイズ | 3.0型 | 3.0型 |
可動方式 | バリアングル | チルト 上180度/下74度 |
タッチパネル | 対応 | 対応 |
動画
Z fc | ILCE-6400 | |
映像記録方式 | MPEG-4 AVC/H.264 | MPEG-4 AVC/H.264 |
音声記録方式 | LPCM AAC |
LPCM Dolby Digital |
記録形式 | MOV MP4 |
XAVC S/AVCHD |
4K | 30p/25p/24p | -30p |
FHD | 60p/50p/30p/25p/24p | -60p |
ハイスピード | ?120p | ?120fps |
動画クロップ | フル | ×1.2 フル(24p) |
連続撮影制限 | 29分59秒 | - |
外部出力 | 4:2:2 8bit 4K 30p | |
タイムラプス動画 | 対応 | - |
動画プロファイル | - | S-log2/3 |
電子手ぶれ補正 | 対応 |
作画機能
Z fc | ILCE-6400 | |
HDR撮影 | 対応 | 対応 |
多重露光 | 2?10枚 加算 加算平均 比較明合成 比較暗合成 |
- |
インターバル撮影 | 対応 | 対応 |
高解像撮影 | - | - |
ブラケット | AE/WB/AL | AE/WB/DRO/フラッシュ |
ボディ内RAW現像 | 対応 | - |
レンズ補正 | 周辺減光 色収差 歪曲収差 回折補正 |
周辺減光 色収差 歪曲収差 回折補正 |
仕上がり設定 | 20種 | 13種 |
プロファイル調整機能 | 輪郭協調 9段 明瞭度±5 ミドルレンジS コントラスト±3 明るさ±2 彩度±3 色相±3 フィルター 調色 (各0.25段で調整可) |
シャープネス コントラスト 彩度 |
ホワイトバランス | AWB 3種 自然光オート 電球 蛍光灯 7種 晴天 フラッシュ 曇天 日陰 マニュアル 6枠 色温度 (2500?10000) |
オート 太陽光 日陰 曇天 電球 蛍光灯 (温白/白/昼白/昼光) フラッシュ 色温度 カラーフィルター カスタム 水中 |
デジタルフィルター | - | 13種 |
インターフェース
Z fc | ILCE-6400 | |
デジタル端子 | USB-C 3.1 Gen1 | USB 2.0 |
特殊端子 | - | - |
シンクロ端子 | - | - |
HDMI端子 | D | D |
外部マイク端子 | Φ3.5mm | Φ3.5mm |
ヘッドフォン端子 | - | - |
リモコン端子 | - | USB |
ワイヤレスリモコン | ML-L7 | RMT-DSLR2 |
WiFi | 802.11b/g/n/a/ac | 802.11b/g/n |
Bluetooth | V4.2 | 対応 |
NFC | - | 対応 |
GPS | - | - |
環境センサー | - | - |
テザー撮影 | Camera Control Pro 2 | Remote Camera Control |
フラッシュ | - | |
電子水準器 | 2軸 | 2軸 |
電源・ボディ
Z fc | ILCE-6400 | |
バッテリー | EN-EL25 | NP-FW50 |
縦位置グリップ | - | - |
USB充電 | 対応 | 対応 |
USB給電 | 対応 | 対応 |
撮影可能枚数ファインダー | 約310コマ | 約360枚 |
撮影可能枚数モニター | 約360コマ | 約410枚 |
ボディ材質 | マグネシウム合金 | マグネシウム合金 (上・前) |
ボディサイズ 幅 | 134.5 | 120 |
ボディサイズ 高 | 93.5 | 66.9 |
ボディサイズ 奥 | 43.5 | 59.7 |
質量(メディア・バッテリー含) | 445g | 403g |
質量(ボディのみ) | 390g | 359g |
防塵防滴 | 配慮 | 配慮 |
動作温度 | 0℃?40℃ | 0℃?40℃ |
レンズラインアップの違い(2021年7月現在)
2010年から続いているソニーEマウントは既にレンズラインアップが充実しています。純正レンズは富士フイルムほど充実しているわけではありませんが、社外製レンズメーカーが参入しており、レンズラインアップの隙間を埋めています。特にフルサイズ用レンズまで入れるとニコンとは雲泥の差。
一方で2018年にZマウントのフルサイズシステムが始まり、特にAPS-C Zシステムは2019年に始まったばかりです。今のところ専用レンズは2本のズームレンズしかありません。Z fcと共に発表された28mmもフルサイズ用でスペックを考えるとAPS-C用としてはやや高価。選択肢はまだまだ少ない。
ただし、電子接点を持たない中国・韓国のMFレンズを中心として運用するのであれば、ニコンZ・ソニーEマウントどちらにも対応しているモデルが多い。
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